もくじ
- 花の季節の双六岳登山:その1 準備
- 花の季節の双六岳登山:その2 新穂高から弓折乗越・鏡平分岐
- 花の季節の双六岳登山:その3 弓折乗越から双六岳・双六小屋
- 花の季節の双六岳登山:その4 高山植物
- 花の季節の双六岳登山:その5 双六小屋から新穂高へ下山
- ヤマレコの記事『花の季節の双六岳(新穂高〜双六岳・双六小屋1泊)』
3時半ごろに星空写真を撮影した後、4時ごろ談話室で朝ご飯を食べる。まだ照明が点灯する前なので、ヘッドランプを点灯して食事。廊下のポットは撤去されていたので、洗面所の冷たい水でグラノーラをふやかす。
4時20分ごろ、談話室や廊下の照明が点灯し、小屋番の人が給湯ポットを設置してくれた。照明点灯後に朝ゴハンにすればよかったと後悔...
日の出は4時43分だが、30分くらい前から多くの人が鷲羽岳を望む小屋前の広場に集結していた
朝焼けはきれいだったが、結局昇ってきた太陽は雲に隠れて見えなかった
区間 | 時刻 | 所要時間 |
新穂高センター 〜 左俣林道終点・二号堰堤橋 | 05:46 〜 07:06 | 1時間 20分 |
左俣林道終点・二号堰堤橋 〜 秩父沢 出合 | 07:06 〜 07:43 | 37分 |
秩父沢 出合 〜 シシウドヶ原 ベンチ | 08:01 〜 08:55 | 54分 |
シシウドヶ原 ベンチ 〜 鏡平山荘 | 08:55 〜 09:39 | 44分 |
鏡平山荘 〜 弓折乗越・鏡平分岐 | 10:02 〜 10:47 | 45分 |
弓折乗越・鏡平分岐 〜 くろゆりベンチ | 10:58 〜 11:45 | 47分 |
くろゆりベンチ 〜 双六小屋 | 11:45 〜 12:08 | 23分 |
双六小屋 〜 双六岳 | 13:11 〜 14:03 | 52分 |
双六岳 〜 中道稜線分岐 | 14:09 〜 14:30 | 21分 |
中道稜線分岐 〜 双六小屋 | 14:30 〜 15:23 | 53分 |
双六小屋 〜 くろゆりベンチ | 05:10 〜 05:29 | 19分 |
くろゆりベンチ 〜 弓折乗越・鏡平分岐 | 05:29 〜 06:06 | 37分 |
弓折乗越・鏡平分岐 〜 鏡平山荘 | 06:06 〜 06:34 | 28分 |
鏡平山荘 〜 シシウドヶ原 ベンチ | 06:45 〜 07:12 | 27分 |
シシウドヶ原 ベンチ 〜 秩父沢 出合 | 07:12 〜 07:49 | 37分 |
秩父沢 出合 〜 左俣林道終点・二号堰堤橋 | 07:57 〜 08:25 | 28分 |
左俣林道終点・二号堰堤橋 〜 新穂高ロープウェイ | 08:25 〜 09:25 | 1時間 0分 |
双六小屋 〜 くろゆりベンチ
気温10℃ちょっとで、寒いと感じたので長袖ジャージの上に(防寒のため)レインコートを着たが、結果として暑すぎた。くろゆりベンチでレインコートは脱ぐことになった
双六小屋のテント場では、撤収作業する人、食事している人が半々くらい
この時間帯に出発する人はまだ少ないようで、(弓折乗越までの区間では)すぐ後ろにテン泊装備を背負った2人、くろゆりベンチの手前で抜いた1人、花見平で追い抜いた1人を見かけたくらいだ
双六平が見えなくなるところで振り返る。北の空は一面の高層雲に覆われている
数値天気予報が「高層雲がまず掛かってくる」と出していたのは、バッチリあたっている
くろゆりベンチ 〜 弓折乗越・鏡平分岐
向こうに花見平の土が出ている部分があり、稜線の奥には抜戸岳あたりまで見えている。穂高連峰から連なる山脈の向こうに焼岳、そして乗鞍岳が見えている
稜線上の登山道がポドゾルの表層土を削り取り、堆積地層が露頭している。黒いラインは火山噴出物
樅沢・弓折稜線は、地質図によれば流紋岩(火山岩)と花崗岩(深成岩)の地域の境界となっている
古生代から中生代にかけて隆起してきた花崗岩の上に、乗鞍火山列の噴火で作られた流紋岩や火砕流の堆積物が乗っかった。さらにその上には草原が腐食して積もったポドゾルが乗っかっている
このあたりは6500万年前に大爆発した笠ヶ岳カルデラ、170万年前に大爆発した槍穂高カルデラのほか、雲の平火山・鷲羽池火山(30〜10万年前に噴火)など火山だらけだ
北から雲が広がってきて、槍ヶ岳辺りまで覆い始める。太陽光も雲に遮られつつある
双六小屋方向は完全に曇りで、太陽が位置している東の槍ヶ岳方向がちょうど曇りと晴れの境目。直射日光がぎりぎり遮られる位置
稜線上から鏡平山荘の赤い屋根が見えてきた。穂高連峰〜焼岳・乗鞍岳にはまだ雲が掛かっていない
双六小屋からゆっくり歩き、55分で弓折乗越(鏡平分岐)に到着
双六岳からここまでの間で、すれ違ったのは10人くらい。この時間に稜線上まで上がってこれるということは、新穂高を午前2時〜3時頃出発した人たちか、鏡平山荘に泊まっていた人たちなのだろう
弓折乗越・鏡平分岐 〜 鏡平山荘
休憩無しで弓折乗越を通過し、急坂のトラバース道を鏡平に向けて下る
これから稜線上に昇ってくる登山者と、次々とすれ違う。さすがに、すべての人が急登で疲労困憊という雰囲気だ
鏡平山荘 〜 シシウドヶ原 ベンチ
双六小屋で給水した水はまだ少ししか減っていないので、ここで給水しなくても秩父沢まで持ちそう。行動食を少し食べ、10分ほど休憩して出発
鏡池の展望台には、登山者が1名のみ。今朝は高層雲なので、槍の穂先は雲の下になり見えている
シシウドヶ原 ベンチ 〜 秩父沢 出合
シシウドヶ原の休憩所ベンチでは休憩を取らずに通過。下山地点の二号堰堤橋がはるか先にくっきり見えてくるのが、このあたりから
上涸れ沢から谷底を見下ろす。このあたりから、これから登ってくる登山者と頻繁にすれ違うようになる
新穂高を日の出の時刻5時ごろに出発した人たちだと思われる(足早に歩けば出発から約2時間30分くらいで、ここに到達できるはずだ)
イタドリの草は茂っているが、花が咲いているのは全く見かけなかった
鏡平から1時間で秩父沢に到着。きょうは登ってくる人自体が少ないのか誰も居ません
秩父沢 出合 〜 左俣林道終点・二号堰堤橋
秩父沢の河畔で10分ほど休憩し、十分に水を飲んでから出発
ここから新穂高まで2時間で降りられれば、9時55分の高山行きのバスに間に合う。私の通常速度なら全く問題ないはずだ
奥抜戸沢の末端ガレ場を渡ると、まもなく蒲田川左俣の本流横に出る
秩父沢から25分で、二号堰堤橋の右岸側、小池新道登山口に到着
二号堰堤橋。単なる橋ではなく、砂防堰堤の水通し部の上に管理橋が掛けられている形態
左俣林道終点・二号堰堤橋 〜 新穂高ロープウェイ
ここから新穂高のバス停まで約1時間、というのが歩くペースの把握になる
ここで、帰宅までの水を1リットルほどペットボトルに給水
中部電力 中崎発電所の左俣取水口。川の対岸に右俣からの導水路出口から水が吹き出している
秩父沢より1時間20分、また二号堰堤橋からなら1時間で新穂高ロープウェイ野駅に到着
双六小屋を出発してからのトータル時間は4時間10分。予想より少し早めの到着だ
弓折乗越のトラバース道と、イタドリが原付近で軽快なスピードで私を追い越していった登山者が、自販機を探してウロウロしていた。新穂高センターの葉全て売り切れで、ロープウェイ駅は閉鎖されて入れない。一体どこで飲み物を買えばいいんだ...
新穂高から大阪へ
■ 濃飛バス 新穂高温泉 09:58発 → 高山バスセンター 11:42着 (運賃2,200円)
乗り継ぐ大阪行の高速バスの出発時間まで、2時間弱。JR高山駅の西隣にあるマクドナルドで昼食休憩する
1年で相当値上がりしました。バーガー1個とフレンチフライで500円もします。政府が狙ったインフレ税と、便乗値上げ機運の大醸成で、マクドナルドは(日常利用では)コスパ悪い選択になっています
■ 濃飛バス 高山バスセンター 13:35発 → 大阪 東梅田 18:48着 (運賃 5,500円)
途中休憩は、それぞれ15分ずつの2回。最初の関SAではういろうを購入。メーカーのWebページでは470円(税込み)なのに、高速道路のSA特別料金で64円の上乗せがある
2回めの黒丸PAでは、夕食にあまから醤油タレかつ丼。値段のわりにカツ小さすぎ(ハムカツ並みに薄すぎ)やろ...