今夜の高速バスで、燕岳に向かう。事前の天候調査では、夏の高気圧に覆われ猛暑だが、天気は良くないらしい
もくじ
・夏の燕岳 : 天候事前調査
・夏の燕岳 その1 : 合戦尾根を登り燕山荘まで
・夏の燕岳 その2 : 燕岳山頂、星空
・夏の燕岳 その3 : 咲きほこる高山植物
・夏の燕岳 その4 : 下山し、松本城に登城
事前の天気予報
31日12時UTC(日本時間1日9時)と、1日12時UTC(日本時間2日9時)の予報。 日本アルプス上空に寒気「C」の印が…
午前中は雨が降らない… と
この予報でも、午後は雨
事後検証 : 気象衛星写真と雨雲レーダー
12時の時点では大きな雨雲は認められない。 北アルプスは南南東の風
上の気象衛星画像(12時)から1時間経って、雷雲が八ヶ岳連峰にわき始めた
仮に、当初の計画の八ヶ岳登山をしていた場合、この時間(13時頃)はちょうど山頂到着直前の核心部の岩稜帯を登っているはずだ。雷雨の中を登り続けて小屋に入る以外エスケープルートがないので、困った事態になるところだった
北アルプス南部、中央アルプス、南アルプスには至る所に雷雲が発生中
燕岳周辺で雷鳴が聞こえなかったのは、たまたま大きな雷雲の領域から外れていただけなのだろう。往路の高速バスで臨席だった登山者が “南は天気が悪いので、北の端の白馬にした” という判断は正しかったことになる
日付が変わると西風となり、北アルプスには南南西の風。実際、早朝に星空を撮影した時は高瀬渓谷側から強風が吹き付けていた
松本から大阪に向かう高速バスで、松本市郊外や諏訪湖西岸で土砂降りの雨に遭遇したのは、局所的に発達した雷雲のため
結論
午後から雷雨という予想は当たって、仮に八ヶ岳に登山していたとしたら、頂上直下の核心部(岩稜帯)で雷雲に遭遇していたことになる
午前中の早い時間に小屋に到達できた燕岳登山に変更してよかった