22 May 2024

生駒山(四条畷駅〜生駒駅:生駒縦走歩道の未踏区間を歩く)

生駒山の南側の縦走路は、かなり踏破しているが、北側はほとんど歩いたことがない。

今回は、生駒山から北側の縦走歩道を踏破しようと思う。

ヤマレコの記事 『 生駒山(四条畷駅〜生駒駅:生駒縦走歩道の未踏区間を歩く)

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区間時刻所要時間
JR四条畷駅 〜 なわて更生園(蟹ヶ坂分岐): 2.3km07:17 〜 07:4528分
なわて更生園(蟹ヶ坂分岐)〜 むろいけ園地 室池 中堤 : 2.0km07:45 〜 08:2035分
むろいけ園地 室池 中堤 〜 阪奈道路 竜間越 生駒登山口バス停 : 1.2km08:20 〜 08:4323分
阪奈道路 竜間越 生駒登山口バス停 〜 くさか園地 灯籠ゲート : 2.4km08:43 〜 09:1633分
くさか園地 灯籠ゲート 〜 生駒山上遊園地 SL列車前 : 3.4km09:16 〜 10:0953分
生駒山上遊園地 SL列車前 〜 宝山寺 一の鳥居前参道合流 : 1.6km10:32 〜 11:0028分
宝山寺 一の鳥居前参道合流 〜 近鉄 生駒駅 : 1.3km11:00 〜 11:1616分


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過去に歩いた区間(赤実線)と、今回歩いた未踏破区間(青実線)

■ JR東西線 新福島駅 06:42発 → 住道 → 四条畷駅 07:13着 (運賃 320円)

わざわざ住道で快速列車に乗り換えなくても、新福島駅を6時49分に出る快速列車に乗ればよいだけなのに...。 快速は混雑しているので、すいてる普通列車で途中までのんびり乗車を狙ってこの乗り継ぎになった。

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JR四条畷駅

JR四条畷駅 〜 なわて更生園(蟹ヶ坂分岐): 2.3km

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四条畷駅から真っすぐ東へ、四條畷神社の参道を歩く

住宅街を抜け、生駒山地のギリギリまで1km歩くと四条畷神社の鳥居がある。

2019年に飯盛山に登ったとき(『飯盛城址(飯盛山)〜室池〜野崎城址』)は神社の境内が登山口だったため、鳥居をくぐり階段を登った。

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今回は四條畷神社の鳥居前を北へ

権現川に沿った登山道に向けて、生駒山地の斜面を少しずつ登っていく。住宅の並びが切れて、見晴らしが良い場所が1箇所あり、大阪市内のビル群がかすかに眺められた。

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四条畷神社付近から、むろいけ園地へ登る道から見た大阪平野の眺め (標高50m付近)

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権現川に沿った登山道を緩やかに登っていく

障害者支援施設のなわて更生園のところで、登山道が2方向に分岐している。どちらを進んでも室池に到達するので、前回通らなかった左方向の「蟹ヶ坂ハイキングコース」を選択する。

ちなみに、権現川沿いに右方向「権現川ハイキングコース」を進めば、室池から流れ落ちた権現滝を見ることができる。

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むろいけ園地に向かう登山道の分岐点・なわて更生園前 (標高約120m)

なわて更生園(蟹ヶ坂分岐)〜 むろいけ園地 室池 中堤 : 2.0km

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蟹ヶ坂ハイキングコース 舗装林道の終点(標高約200m)

舗装道から山道になり、傾斜も徐々にきつくなるが、石段や木段がほぼ完璧に整備されているので歩きやすい。

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傾斜が徐々にきつくなる蟹ヶ坂ハイキングコース

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四条畷駅から歩くこと45分、むろいけ園地の敷地に入る(標高約270m)

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なだらかな丘陵地の「むろいけ園地」の遊歩道を歩く

今回の経路上にあった「水の出る」唯一の公衆トイレが、むろいけ園地のトイレ。もう一箇所は、くさか園地の石切駅から登ってきた登山道との合流地点にあるバイオトイレ。あちらには水道はない。

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「むろいけ園地」のトイレ

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室池(むろいけ)の中堤 (標高約280m)

前回2019年4月に室池に来たときに、石碑を写し取った解説を再掲する。

"山間峡谷を塞いで築堤したこの室池は、新池、古池、中ヶ池、砂溜池の四池を総称するもので、水面17ヘクタール、貯水量120萬立法米を湛え流域百余町歩を灌漑するものである。築堤年代は、新池の安政5年は明確であるが、他は古代奈良朝時代と伝り、凡そ1200年前に創築されたものと推察される。" (昭和44年3月 四條畷町室池土地改良区)

むろいけ園地 室池 中堤 〜 阪奈道路 竜間越 生駒登山口バス停 : 1.2km

中堤を渡り、阪奈道路の生駒山登山口に向かう遊歩道は、公園内のメジャールートでないため倒木が処理されず放置されたままだ。

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「むろいけ園地」 中堤から生駒山登山口バス停に向かう遊歩道。倒木が処理されず放置されたまま

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「むろいけ園地」 阪奈道路に向けて杉林を緩やかに下っていく

公園から阪奈道路に出る山道(園路?)は、廃墟のような小屋がある敷地で塞がれていて、フェンス沿いに少し回り込んで出る形になっている。大阪府がやっている公園の整備は、尻切れトンボの中途半端なところが「らしい」感がある。

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阪奈道路の生駒山登山口バス停のすぐ横に出る(標高約290m)

この廃墟のような小屋がある私有地、中を観察するとゲージの中にダチョウのような巨大な鳥が歩き回っている。貼り紙がしてあり『名前 エミュー 優しい女の子 歯がないので噛まないですが、事故責任でお願いします』。

「自己責任」ではなく「事故責任」というところが意味深。

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歩道橋から撮影した、バス停(阪奈道路)と「むろいけ園地」に挟まれた謎の私有地。フェンス内には大きな鳥エミューが飼われている

阪奈道路 竜間越 生駒登山口バス停 〜 くさか園地 灯籠ゲート : 2.4km

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阪奈道路を渡った先は、建設残土再生ヤードが並ぶ一般道を歩く

巨大なダンプトラックが歩道のない狭い一本道をひっきりなしに通り、跳ね飛ばされるんじゃないかと危惧するくらい、危険いっぱいの道だ。

100mほど東に並行して通っている信貴生駒スカイラインではなく、建設残土を運搬するダンプトラックが行き交うこの道を「生駒縦走歩道」の正式ルートとして指定しているのは、不思議だ。

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建設残土を扱うヤード群を抜けると、谷間に水田が広がる

谷間の水田の一番奥まで行くと、こんどはゴルフ場敷地沿いの道になる。

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阪奈カントリークラブ沿いの登山道を進む (標高330m付近)

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ゴルフ場と登山道に沿った溝に咲いていたキショウブ(アヤメ)

ゴルフ場の敷地の南端付近、登山道横にある巨大な岩に龍王神と彫られている。

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龍王神

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「くさか園地」灯籠ゲートに向けて、緩やかに登る (標高350m付近)

くさか園地 灯籠ゲート 〜 生駒山上遊園地 SL列車前 : 3.4km

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「くさか園地」灯籠ゲートで道は3分岐。縦走歩道は最も左の階段を登る

左の縦走歩道は未舗装の山道だが最短コース、中央の園地の管理道は車両通行できるよう勾配を抑えたつづら折りの道。右の道が何処に行くかは謎だ。

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階段を登った先の小さな広場に、「灯籠ゲート」と掲示された車止めがある(標高約380m)

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信貴生駒スカイラインと「くさか園地」管理道に挟まれた生駒縦走歩道

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山道を10分ほど歩くと、舗装された「くさか園地」の管理道に合流する (標高約430m)

石切駅から、こぶしの谷を登ってきた道の合流点に小さな広場があり、バイオトイレが置いてある。2018年11月の登山で、このルートを通ったことがある。

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「くさか園地」 こぶし谷の広場とバイオトイレ

管理道を1.5km 17分ほど歩いたところで、興法寺を通って登ってきた山道と合流する北出合。ここから先はつづら折りの管理道をショートカットして、生駒山上遊園地の駐車場に直登する。

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北出合で、管理道から石畳のショートカット道に入る

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生駒山上遊園地の駐車場手前、石畳の急登(標高550m付近)

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生駒山上遊園地の駐車場。10時のオープン直前なので、まだ車の数は少ない

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駐車場から遊園地に向かう長い階段(標高600m付近)

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階段の途中から、大阪平野・六甲山地が一望できる

10時オープンとほぼ同時に遊園地に入場する。入場ゲートなどはなく、敷地内に入るだけなら無料だ。

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生駒山上遊園地

オープン直後は、どの乗り物も並ばずすぐに乗れる。そのことを知った上で、早い時間帯に入場する親子連れもいるのだろう。

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生駒山上遊園地

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生駒山上遊園地 SL列車のコース内に、生駒山の山頂 一等三角点標柱がある

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生駒山上遊園地 SL列車の横にある休憩所で、持参した昼食を食べる

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昼食 (トーストのピーナツバターサンド、竹輪2本、焼いたインゲン)

生駒山上遊園地 SL列車前 〜 宝山寺 一の鳥居前参道合流 : 1.6km

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下山の登山道は、ケーブルカー駅の横から駐車場に降りる道を行く

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駐車場から宝山寺へ向けて降りる階段道

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宝山寺へ向かう下山道。33丁の丁石がある(標高430m付近)

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奈良県側の景色を眺めながら、急坂を下る

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下山道はケーブルカーと並行している (梅屋敷駅付近)

宝山寺 一の鳥居前参道合流 〜 近鉄 生駒駅 : 1.3km

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灯籠が並ぶ宝山寺参道に合流する(標高約300m)

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宝山寺の表参道、石段を下る

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宝山寺の表参道と鳥居(標高約250m)

■ 近鉄 奈良線 生駒駅 11:23発 → 鶴橋駅 11:37着 (運賃 430円)

■ JR環状線・東西線 鶴橋駅 11:41発 → 京橋 → 北新地駅 11:58着 (運賃 190円)