昨年秋に布引ダムからトゥエンティクロス経由で摩耶山に登った時に、訪問できなかった部分を歩いてきた。
昨秋2017年10月の記録
『六甲山系 摩耶山トレッキング(新神戸〜布引ダム〜市ケ原)』
『六甲山系 摩耶山トレッキング(トゥエンティクロス〜徳川道〜上野道)』
今回の目的は
・森林植物園はどんなところか
・生田川の最上部まで沢沿いに歩く
・徳川道の穂高池より先、六甲までを歩く
もくじ
・その1 『六甲山系 摩耶山周辺トレッキング (布引ダム 〜 トゥエンティクロス 〜 森林植物園東口)』
・その2 『六甲山系 摩耶山周辺トレッキング (森林植物園)』
・その3 『六甲山系 摩耶山周辺トレッキング (森林植物園東門 〜 シェール道 〜 杣谷道 〜 阪神大石)』
野田 〜 三宮 〜 新神戸
■ 阪神電車 普通 野田 07:24発 → 西宮 07:40着
■ 阪神電車 直通特急 西宮 07:45発 → 神戸三宮 08:00着 (運賃 300円)
急行は空いていたが、西宮で乗り換えた特急は満員だった。 連休なのに、一体どこへ行く人たちなのか…。 御影駅で大量に下車していったが、集客施設でもあるのだろうか。
三宮で下車し、地下道の最も新神戸よりの出口から出る。
ここから、旧生田川の河川を埋め立てて造られたフラワーロードを一直線に北上すれば、登山口のある新幹線の新神戸駅だ。
新神戸駅手前で、生田川沿いの道に合流する。河川敷に造られた生田川公園に、中国風の東屋がある。「連翼亭」という扁額が掛かっていて、1993年に天津市から贈られたものだそうだ。
GPSログ
新神戸 〜 布引の滝
前回、布引の滝はじっくりと観た。 今回は足早に通過することにする。
雌滝は落差19m。
手前に見えるのは取水堰堤。この付近の上水道の取水堰やダムは20世紀初頭に造られたもので、布引水源地水道施設として重要文化財に指定されている。 (神戸市役所のWebページ)
落差43mの、布引で最大の滝。 いちばん上流にある。
ここから少し急な坂道を登ってゆきい、布引ダムに向かう。
布引ダム 〜 市ケ原
布引ダムの少し手前、ダム本体の越流部から越流した水が流れ落ちる「五本松かくれ滝」がある。 去年の秋に見た時と比べ、水の勢いが明らかに小さい。
新幹線 新神戸駅のガード下の登山口を出発してから、約20分で布引ダムの堰堤上部に到着した。去年の秋は、のんびりと布引の滝やダムの下流部を眺めながら歩いたので45分掛かっていた。
普通の速度で歩くと20分くらいで来ることが出来る。 一般の観光客が多いのもうなずける。
1900年に造られた重力式コンクリートダムで、堤高は33m。水道施設の一つとして重要文化財に指定されている。
昨秋のときと比べ、明らかに越流している水量が少ない。というより、ほとんど越流していない。
ということは… 上流の生田川の水量も少ないということだ。 昨秋は登山道とちゅうの渡渉部で、水位が高くて飛び石が水没していたところもあった。今回は、大丈夫だろう。
ここから先、標準コースタイムで3時間ほど掛かる杣谷峠・掬星台まで、トイレも自販機も存在しない。
市ケ原 〜 森林公園入口
「登山計画書を出しましたか?」 と啓発されても、計画書を出すポストが見当たらない…。 登山口毎に届出書や鉛筆が置いてある北アルプスなどのような懇切丁寧さを期待してはいけない。 ヤマレコから(コンパス連携機能で)自動提出せよということなのだろう。
生田川沿いに、どんどん上流部を目指す。 ところどころ、砂防堰堤があり、登山道が川を渡る飛び石渡りがあり。
流域には、上高地や穂高岳辺りの地名を流用しているものが多い。 よほど北アにあこがれていた人が命名したのだろう。
銘板が大きすぎる… そこまで強調しなくても。
川の水量が少なく、岩がしっかりと水面に顔を出しているので、余裕で渡れます。
所々に、ピンク色の花をつけるモチツツジが咲いています。
1951年に造られた砂防堰堤。 堤高は18.6m。
布引ダムをこえてから、「大きな」砂防堰堤としては4つめ。これから上流に穂高湖まで、さらに4つの「大規模な」砂防堰堤がある。
登山道は、この写真のようなフラットな場所が半分くらい。残りはアップダウンのある「山道」と言う感じの場所。 砂防堰堤付近では、登って降りるというのが繰り返されるので、無駄に運動量が増えることになる。
新神戸駅から1時間30分で、森林植物園への分岐点に到着した。昨秋は2時間掛かっていたので、途中での写真撮影を「ほぼ省略」した効果が30分位ということだ。