27 October 2017

六甲山系 摩耶山トレッキング(トゥエンティクロス〜徳川道〜上野道)

新神戸からトゥエンティクロス、徳川道を通り摩耶山へ。下山は上野道を下ったトレッキングの記録。

もくじ

・その1 : 新神戸駅〜布引ダム〜市ケ原
・その2 : 市ケ原 〜 徳川道 〜 穂高湖 〜 摩耶山 掬星台 〜 上野道 〜 西灘駅

ヤマレコの記事

トゥエンティクロス : 市ケ原から、森林公園東口分岐

市ケ原の最も山奥側にある桜茶屋と公衆トイレ前を出発する。

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市ケ原の公衆トイレ

布引の公園遊歩道は綺麗に清掃されていたが、ここから先は、先週末の台風で吹き飛ばされてきた落葉で登山道が覆われている場所が多くなる。

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登山道は台風の強風で落ちた落葉で埋まっている

市ケ原から桜谷分岐まで、生田川沿いの登山道「トゥエンティクロス」は約4.5kmあるが、標高差はたったの200m。これを標準コースタイムなら1時間30分で歩くことになる。

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トゥエンティクロスには所々に坂道もある (新市ケ原堰堤手前を北へ分岐した付近)

所々には坂道もあるが、道はほぼ川沿いなので水平に近い。

市ケ原から10分ほど歩くと、天狗道との分岐点。天狗道は六甲山の全山縦走路で、摩耶山へは少しだけ近道だ。

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トゥエンティクロスと天狗道の分岐

さらに数分歩くと、最初の渡渉箇所(20クロスの最初のクロス ?)の地蔵谷の渓流を渡る箇所に出る。

この渡渉の手前が地蔵谷方向への道が分岐し、渓流を渡って少し行ったところで黒岩尾根を通る道が分岐する。どちらも、地図ではバリエーションルート的な細線で書かれている登山道だ。 (六甲山に、バリエーションルートと呼ばれる呼び方があるかどうかは分からないが…)

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トゥエンティクロスと地蔵谷の分岐 (画面奥には、最初の渡渉箇所があり注意立て札がある)

地蔵谷渓流の水量はほとんど無く、余裕で最初のクロスを突破。[ 1渡め ]

しばらく歩くと黒岩尾根への道が分岐し、トゥエンティクロスの登山道は落ち葉で判別が難しい部分も出てきます。

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黒岩尾根分岐から少し行ったところの登山道は落ち葉で判別難しい

しばらく行くと、生田川本流を左岸から右岸に渡る「飛び石渡し」がある [ 2渡め ]。増水していて、中央の岩1個が水没しかけの丸い岩で、ココで滑るとずぶ濡れになるから要注意だ。

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高雄山砂防堰堤下流の飛び石渡し

渡渉箇所から上流方向を見ると、巨大な砂防堰堤(高雄山砂防堰堤)から越流する水が轟音を立てている。

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高雄山砂防堰堤

「水抜き穴」ではなく、堰堤天端の「水通し」から越流する洪水状態。 先週末の台風による大雨の影響を、まだ引きずっているということなのだろう。

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高雄山砂防堰堤の右岸にある「あじさい広場」

あじさい広場には高雄山砂防堰堤の看板があり、「建設 1969年、高さ19m、長さ64m、立積5738.6m^3」と書かれている。

あじさい広場で、分水嶺越えの道路が分岐する。

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砂防堰堤のせきとめ湖の右岸をしばらく行き、ダム湖に流れ込む川に中洲が現れる。登山道には中洲に渡る「河童橋」が架けられている [ 3渡め ]

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河童橋 (右岸と中洲を結んでいる)

河童橋といえば上高地の有名な橋と同じ名前だが、こちらはかなり小規模だ。

この中洲にはフサフジウツギが咲いていた。

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フサフジウツギ

中洲をしばらく歩き、登山道は橋を渡り左岸へ[ 4渡め ]

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ダム湖の中洲から左岸に渡る橋

上流へ向け歩くと、すぐに次の「飛び石渡し」がある[ 5渡め ]。ここで登山道は右岸へ。

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分水嶺越え分岐付近の渡渉部

ここで分水嶺越えの道が分岐する。生田川の増水時には、すぐ手前の飛び石渡しと一つ手前の河童橋などを渡らず、右岸の尾根道を通れとの看板が立っている。

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増水時は分水嶺越えの尾根を通れとの告知板

上流に向かって歩くと、すぐに次の橋がある[ 6渡め ]。ここで右岸から左岸へ。

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二十渉砂防堰堤下流の橋

まもなく、二十渉砂防堰堤を流れ落ちる水の轟音が聞こえてくる。

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二十渉砂防堰堤

奥の主ダムに、手前の副ダムがセットになった大規模な砂防ダムだ。流石にここまで巨大な砂防ダムになると水通しの能力などに余裕があるため、堰堤天端の水通しから越流しているようなことはない。

堰堤の天端横にある看板には、「完成平成26年3月、高さ18.6m、長さ76m」と記されている。 完成平成26年3月は、補強工事の竣工年ではなかろうか。国土交通省の公表しているデータでは六甲山系直轄砂防事業の平成25年度完成予定に掲載されているので、平成25年度末=平成26年3月に一致する。

別の資料「貯水池土砂管理手法とダム計画・管理への適用に関する研究(高田康史)」に砂防ダム一覧表が掲載されている。

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この表によれば、二十渉砂防堰堤の竣工年は昭和26年(1951年)とのこと。元号がちがうだけで、どちらも26年… 間違えやすい落とし穴だ。

堰堤の水通しの角部分に巨大なスズメバチの巣があり、登山道には「静かにお通りください」の掲示がされている。

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二十渉砂防堰堤のスズメバチの巣

ここまで、紅葉はほとんど見られなかったが、フサフジウツギやヨメナが所々に咲いていた。 花弁にはびっしりと朝露が付いていて、早朝はかなり冷え込んでいるのかもしれない。

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二十渉砂防堰堤上流付近に咲いていたヨメナ

二十渉砂防堰堤横を通過して10分ほど歩くと、森林植物園の東門前に出る。

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生田川と森林植物園方向の山並み

東門というたいそうな名前が付いているが、生田川に造られた水没しかけの飛び石渡しがあるだけ。

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森林植物園東門に続く飛び石渡し

森林植物園方向より中学生か小学性の団体がやってきて、こちらに渡ってくる。 台風の後で増水して飛び石渡しが水没しかけなのに、遠足を強行するとは… 最近の学校はチャレンジ精神にあふれている。

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飛び石渡しの解説板

東門への分岐点には、飛び石渡しの解説板がある。

徳川道の川を渡る場所には橋が架けられたり、飛石渡しの石が置かれていました。「飛石渡し」というのは、川の中に大きな石を数個平らな面を上に向けて置き並べ、その上を渡るようにしたもので、現在この川に置かれている一列に並んだ石と同様のものと思われます。

工事関係の古文書によると、置かれた石の大きさは2尺から3尺(約60〜90cm)、幅1尺5寸から2尺(45〜60cm)でした。杣谷の登り口からここまでの間に19か所の飛石渡しがあり、1か所には平均して4この大石が置かれていたそうです。

この文章の「杣谷」(そまだに)峠とは、生田川最上流の穂高湖付近の地名。「登り口」というよりは「下山口」のほうがいいと思う。

トゥエンティクロス・徳川道・近畿自然歩道 : 森林公園東口分岐から、桜谷分岐まで

森林植物園東門分岐点を過ぎると、すぐに八洲嶺砂防堰堤から流れ落ちる水の轟音が聞こえてくる。堰堤の手前には橋があり[ 7渡め ]、ここで左岸から右岸へ渡る。

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八洲嶺砂防堰堤下流の橋

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八洲嶺砂防堰堤

流石にここまで上流に来れば水量が減り、ダム湖にも水がほとんど溜まっておらず、洪水のように堰堤天端の「水通し」から越流していることもない。堰堤付近の看板などから、八洲嶺堰堤は「竣工1951年、補強2014年、堤高14m、堤長61.5m」という諸元だ。「八洲嶺」(はっしゅうれい)とは摩耶山の別名で、古くは八つの国が見渡せるためこの名で呼ばれていたそうだ。

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八洲嶺砂防堰堤のダム湖 (ほぼ空)

八洲嶺砂防堰堤のダム湖右岸を通過すると、すぐに黄蓮谷(おうれんだに)登山道殿分岐点を通過。そこからしばらくは紅葉が始まった林の中を歩く気持ちの良い道が続く。

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黄蓮谷分岐

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黄蓮谷分岐と桜谷分岐の間の登山道

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ヤマウルシの紅葉

先週の台風で倒れたものなのか、それとも以前からあったのかは分からないが、登山道をスギの巨木が塞いでいる。

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登山道を塞ぐ倒木

まもなく、桜谷分岐点に到着。その手前には、飛び石渡しがある[ 8渡め ]

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桜谷分岐手前の飛び石渡し

「20クロス」のはずが、「8クロス」しか体験できなかった。残り12箇所は…

徳川道 : 桜谷分岐から、穂高湖・杣谷(そまだに)峠

まず桜谷を経て摩耶山に直行する道が分岐し、しばらく歩くとシェール道と徳川道が分岐する。 至るところに標識があり、迷う可能性はほぼゼロ。

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シェール道と徳川道の分岐点

「シェール道」とは変わった名前の道だが、明治時代に神戸に住んでいたシェールというドイツ人にちなんで名付けられたそうだ。シェールが好んで歩いたとネットでは多く書かれているが、出典は不明。

アメリカ人の女性歌手 シェール でも、アメリカで石油や天然ガスを算出する頁岩(シェール)とも関係ないようだ。

「徳川道」の方は由緒正しいもので、神戸市のホームページによれば「兵庫開港により、外国人と大名行列との衝突を避けるため、西国街道の迂回路として背山に作った道が世にいう「徳川道」です。慶応3年(1867年)に着工し、約1か月の突貫工事で完成しました。石屋川で西国街道と分かれ、今の護国神社の西から山道に入ります、杣谷から森林植物園の中を通って、小部、白川、高塚山を経て明石の大蔵谷で再び西国街道と合流します。約33キロの道」だそうだ。

「石屋川で西国街道と分かれ、今の護国神社の西から山道」は、現在の「阪急六甲〜杣谷登山口〜杣谷峠」の登山道に一致し、「杣谷から森林植物園」は、今回歩いている「穂高湖・杣谷峠〜桜谷分岐〜森林公園東口」の登山道に一致している

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徳川道石積みの説明板

石積みは、徳川道名残の石垣であり石垣の上を徳川道が通っていた。ここの石垣は25間(45m)にわたってつくられ高さは平均4尺(約1.2m)であった。今残っているのはその一部である。積み方は「ごぼう積」といって加工しない自然石で奥行きを深く積み上げ、内側でしっかり組み合わせる積み方である。』

山道は石積みで勾配を調整した歩きやすい道に徹底的に改良されていて、桜谷分岐から杣谷峠までは危険箇所は全く無い。

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徳川道(桜谷分岐〜杣谷峠)

桜谷分岐から杣谷峠まで、徳川道は谷筋を辿って標高460mから610m地点まで登っていく。 谷底の渓流と何度かクロスするが、橋やコンクリート製の飛び石渡りがしっかりと造られている。

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徳川道(桜谷分岐〜杣谷峠)

上り箇所はほとんどすべて石段になっていて、登山道ではなく、神社かお寺の参道と言った感じだ。

15分ほど谷筋を登ると、桜谷・杣谷峠・摩耶山の分岐点に出る。今回は穂高湖を見たいので、直接摩耶山方向の道に行くのではなく、一旦杣谷峠へ向かう。

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桜谷・杣谷峠・摩耶山の分岐点

そのまま徳川道を杣谷峠方向に下って行くと、スギの倒木が登山道を塞いでいる。標識が裏向けて立ててあるので、通りすぎてみてみると「もどれ」と書いてある。 登山者ではない人に向けたもので、登山道に迷い込まないようにしているのだろう。

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徳川道の杣谷峠付近の謎の標識

この標識横を通り過ぎ、階段を登ると杣谷峠に到着。

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杣谷峠

看板のあるところが徳川道が横切っている地点。左方向が桜谷、右方向が穂高湖へ下る道。 少しだけ道を下って行くと、穂高湖がある。

山の上に見えている赤い屋根の建物は、六甲山牧場の「まきば夢工房」「QBBチーズ館」。

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穂高湖

遠足で来たと思われる中学生か高校生の団体が、神戸市立自然の家のカヌー体験をしてはしゃいでいる。

「穂高湖」は、上高地の大正池に似ていることから名付けられたそうだが、徳川道とシェール道の間にある尾根のピークにも「新穂高」(標高648m)という名前が与えられている。

いっそのこと、摩耶ロープウェーも、新穂高ロープウェイに改名すれば…

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駐車場横に堂々と立つ「穂高湖」の石碑

穂高湖・杣谷(そまだに)峠から、摩耶山 掬星台(きくせいだい)

杣谷峠から摩耶山 掬星台までは奥摩耶ドライブウェイを20分ほど歩く。

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奥摩耶ドライブウェイ

途中、摩耶山の南山麓から移転してきた天上寺の西山門の前を通過する。

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忉利天上寺の西山門

旧天上寺が1976年に放火によって焼け落ちた後に建てられた伽藍群だ。 信者にとっては、上野道を登り降りせずに来るまで来れるようになったため、そうとう便利になって嬉しいことだろう。

ドライブウェイ沿いの木々の中には、程よく紅葉したものも多く、11月初旬には紅葉も最盛期になるのかもしれない。

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紅葉したケヤキ

摩耶山 掬星台(きくせいだい)

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摩耶山 掬星台

標高690m。 新神戸駅前(標高40m)を8時10分に出て、掬星台(標高690m)に11時30分に到着。所要時間3時間20分、獲得標高650m。

山頂には摩耶ロープウェーの星の駅(山頂駅)と、サンテレビの摩耶山送信所がある。

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摩耶山 掬星台のアンテナと星の駅

大阪湾方向を向いた展望デッキからは、神戸市街地だけでなく、大阪湾岸のすべてが見渡せる…

ただし、逆光でなかったら、大気汚染がひどくなかったら、の前提付きです。

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摩耶山 掬星台の展望デッキ

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掬星台から東灘区・大阪市方向の見晴らし

紅葉も最盛期に達して、ちょうど見頃のようです。

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掬星台のカエデ

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掬星台のドウダンツツジ

三宮で購入したおにぎりで昼食

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上野道 : 摩耶山 掬星台から、阪神西灘駅

帰りは上野道を一気に下ります。この登山道は去年歩いている(六甲山系 摩耶山トレッキング 往路の上野道)ので、洋書のみ写真撮影。

摩耶送信所・ロープウェー駅の北側を回り込むと、上野道の下山口がある。

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摩耶山の上野道 下山口

旧天上寺の参道だったため、整備された石段が続いている。踏み外さないように注意しながら、早歩きで降りる。

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上野道(掬星台〜天上寺跡)

急な坂道を10分弱下ると、天上寺跡に到着。1976年に放火によって焼け落ちるまでは、この場所に忉利天上寺があった。Wikipediaによれば、天上寺は646年に法道仙人が開創したと伝わり、空海(弘法大師)が唐から持ち帰った梁の武帝自作の摩耶夫人尊像をここに奉安したとされる。このことから「摩耶山」と呼ぶようになったそうだ。

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天上寺跡 (桜の紅葉が最盛期)

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天上寺跡 全景

紅葉する木は、ほとんど落葉ちかくだ。天上寺跡を通り過ぎ、かなり長い一直線の石段を降りると仁王門がある。

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天上寺跡 石段

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仁王門

快調に下って行くと、登山道横のスギが倒れて道の半分がえぐれてしまっている場所がある。 先週末の台風でこうなったのだろうか。

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上野道(天上寺〜登山口)の倒木

後ろから、トレランの若い女性が駆け下りてきたので、先に行ってもらう。この倒木のところをすぎれば、まもなく登山口(五鬼城展望公園の入口)だ。

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上野道 登山口(灘区箕岡通四丁目)

掬星台(標高690m)から登山口(標高150m)まで、約50分で下ってきた。

ここから先は住宅地が広がっているとはいえ、海沿いを走る阪神電車の駅までは標高差150mほどある。(阪急の駅ですら標高差100mくらい)

流石に住民も標高差100mを歩ける健脚者ばかりではないため、その名も「坂バス」という坂道を登り降りしてくれるバスが走っていたりする。

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上野道登山口付近の高級住宅街

登山口から標高差100mほど降りてくると、阪急神戸線の踏切があり、そこを突破。

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阪急神戸線の電車(梅田行き)

更に坂道を一直線に下って行くと、水道筋商店街アーケードの西入口がある。この商店街は、大正時代に武庫川から敷設された送水管路の上に造られた道沿いに出来た商店街だそうだ。

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水道筋商店街 西端付近

更に坂を下って行くと稗田水神社があり、道路はJRの線路で行き止まり。歩行者専用通路のトンネルがあり、そこを通ってJRの線路の向こう側に抜ける。

13時10分、阪神電車 西灘駅に到着。

阪神 西灘駅から野田駅まで

■ 阪神 西灘駅 13:18 → 御影駅 13:24 (普通、 野田まで運賃300円)
■ 阪神 御影駅 13:26 → 尼崎駅 13:43 (特急)
■ 阪神 尼崎駅 13:49 → 野田駅 13:54 (急行)

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尼崎駅に到着した特急