京都御苑内の『清水谷家の椋』の木陰から、葵祭の斎王代行列を撮影した。ここは正式な行列の始まる前、出演者が行列を形作って歩き始める準備場所だ。
もくじ
・葵祭行列を建礼門より手前で観る:その1 勅使行列
・葵祭行列を建礼門より手前で観る:その2 斎王代行列
(前回)
・葵祭路頭の儀 勅使行列 (2015年)
・葵祭路頭の儀 斎王代列 (2015年)
命婦
斎王代行列の先頭は、高位の女官である命婦。
斎王代
皇族の女子である内親王が御杖代(巫女)として、下鴨神社・上賀茂神社に差し出されたとされる。現代は、公募で選ばれた若い女性が斎王代の役を務めている。
外資系投資会社社長の父と、本家八ッ橋西尾専務の母との間の長女。斎王代は「京都ゆかりの寺社・文化人・実業家などの令嬢(主に20代)が推薦等で選ばれている」というWikipediaの記述は大体正しいのだろう。
女孺
女孺とは、斎王代に仕える身の回りの世話をする下級女官のこと。斎王代の乗る腰輿の前後付近を歩いている。
騎女
騎女は斎王代付きの巫女。
命婦
ふたたび命婦の列が続きます
蔵人所陪従
蔵人所陪従は、蔵人所で雅楽を演奏する役人。蔵人所陪従と、楽器を持つ白丁。
牛車
京都御苑から大阪に戻る
11時、勅使行列・斎王代行列がすべて目の前を通り過ぎた。 御苑を後にし、出町柳駅を目指す。 行列の先頭が今出川通に達するまでに、河原町通を渡ってしまわないと、行列が全て過ぎ去るまで鴨川べりに出ることが出来ない。
早足で今出川通を東へ。警官が交差点の封鎖準備をしていたが、まだ勅使行列の先頭は見えない。河原町通を無事渡ることができた。
出町柳駅の手前、鴨川の三角州に下鴨神社の入口がある。大量の見物客が三角州の先端に架かる橋付近に集結している。下鴨神社境内方向を見ると、とてもじゃないが、中に入れるような雰囲気ではない。
ここで見物するのは諦めて、大阪に戻る列車に乗る。
■ 京阪電車 特急 出町柳 11:39発 → 天満橋 12:20着 (運賃 470円)
帰りの列車は空いていた。乗車率は5割位で、窓際の席が埋まり、通路側の席がほとんど空いている状況。