自宅から京都の嵐山までサイクリングしてきた。
前回このコースをサイクリングしたのは、2015年11月 『 大阪から京都嵐山までサイクリング 』のときなので、8年ぶりくらいだ。
景色は変わっているのだろうか。
区間 | 距離 | 時刻 | 所 要 時 間 | 休 憩 移 動 距 離 | 休 憩 時 間 |
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(下福島公園 〜 淀川大橋) | (2.86km) | (07:45〜07:55) | (10分) | ||
淀川大橋 〜 菅原城北大橋 | 8.44km | 07:55〜08:22 | 27分 | ||
菅原城北大橋 〜 枚方大橋 | 14.60km | 08:22〜09:15 | 53分 | ||
休憩(淀川河川公園 枚方) | 0.39km | 12分 | |||
枚方大橋 〜 御幸橋(県境) | 12.3km | 09:28〜10:05 | 37分 | ||
御幸橋 〜 宮前橋・淀 | 3.01km | 10:05〜10:14 | 9分 | ||
休憩(淀城跡) | 1.40km | 39分 | |||
宮前橋・淀 〜 五条通 西大橋・上桂 | 12.3km | 10:53〜11:34 | 41分 | ||
休憩(快活CLUB桂) | 1.41km | 42分 | |||
五条通 西大橋 〜 嵐山渡月橋 | 4.40km | 12:16〜12:30 | 14分 | ||
合計 | 55km | 180分 | 休憩 93分 |
きょうのコンディションは、(昨日通過した低気圧の置土産の)追い風。
枚方での風速(気象庁アメダスデータ) Excelデータをダウンロードする
国道2号線を走り、通勤客がたくさん歩いている野田阪神駅前を通過し、淀川大橋まで2.2kmほど走る。
淀川大橋から140mほど上流にある、河川敷に降りるスロープと距離標表示
国土交通省の「淀川縦断面図」では淀川大橋は河口から4.6kmなので、このスロープの位置は4.7〜4.8kmのはずだ。「R4.9」という表記は少しずれているような気がしないでもない...。
淀川大橋から0.2km, 1分] 淀川右岸の自転車道を上流方向へ、京都に向けて走る。右前方には梅田のビル群が見える
昇ってきた太陽に向かって走る。サングラスをかけていても、眩しい。
淀川大橋から4.0km, 11分] 新御堂筋の新淀川大橋を通過し、梅田のビル群の真横を通過する
いよいよ、大阪の中心部から遠ざかっていく。
2週間前に見たときと比べて、一番手前の水門から溢れんばかりの水が流れ出している。昨日の雨の影響だろうか。
淀川大橋から7.0km, 21分] JRおおさか東線の赤川鉄橋
淀川大橋から8.3km, 26分] 菅原城北大橋を渡り、淀川左岸の自転車道へ
菅原城北大橋の歩道から淀川下流方向。左端のビル群は都島、中央が梅田付近。右端は新大阪付近
ここまで、何度か車止めや写真撮影で減速したが、平均速度18.7km/hで走ってきた。
淀川大橋から10.9km, 34分] 豊里大橋と淀川河川公園 太子橋地区のトイレ
河川公園の駐車場がある場所には、たいてい仮設トイレと水飲み場がある。京都方面に向かうときは、枚方大橋のところが最後のトイレと水飲み場。京都府内に入ると、これほど河川敷の施設が整備されていない。
ここまで、豊里大橋で少し休憩したが平均速度は18.0km/hで走ってきている。追い風なので巡航速度は30km/hくらい軽く出る。
淀川大橋から14.7km, 48分] 淀川河川公園 大日地区。自転車道、野球場、駐車場の全てで人や車を見かけない
河川公園の駐車場や野球場の営業開始時間は9時なので、この時間はまだ車が乗り入れられないので無人なのだろう。
淀川大橋から18.2km, 60分] 大渋滞している淀川新橋
淀川大橋から19.3km, 62分] 寝屋川最上流の太間排水機場
寝屋川の河口は、天満橋のところにある大川(旧淀川)だが、大雨が降って大川の水位のほうが上がってしまった場合は、この排水機場から淀川(新淀川)に直接排水することができる。
上町台地と生駒山に挟まれた大阪市東部の低湿地が、大雨でも浸水しないのは、ここの太間排水機場と淀川大堰のところにある毛馬排水機場が「河川を逆流させて」淀川に直接排水できるからだ。うまいこと考えたものだ。
「ここは木屋元町地区 大阪湾より22.0km地点」と表記されている。淀川大橋のところの路面表示が「R 4.9」で、スマホの地図アプリ(OruxMaps)の走行距離表示が「19.3km」で、4.9 + 19.3 = 24.2km となり、だいたいあっている。誤差は、橋を渡ったり自転車道が河川敷内でうねっていたりする冗長距離だろう。
淀川左岸の堤防上に建つマンション群「リバティーパーク枚方」が見えてきたら、すぐに枚方大橋
淀川大橋から23.0km, 79分] 枚方大橋と淀川河川公園の駐車場
平日の早朝なのに、すでにかなりの数の車が駐車している。河川公園 枚方地区の駐車場の営業開始時刻は、他に比べて2時間早く7時で、京阪枚方駅を利用する通勤客がこの駐車場を利用しているのだろうか。
そして、ここには水飲み場だけでなく自販機も設置されている。
15分ほど休憩して、出発する。ここから先は設備の整った公園施設は存在しない。
淀川大橋から27.1km, 91分] 牧野パークゴルフ場と淀川の間に作られた自転車道。並木道で日差しが遮られて涼しい
淀川大橋から30.1km, 101分] 新名神高速道路 淀川橋の工事現場
道路構造物ジャーナルの記事によれば、この道路橋は橋長920mのPRC7径間連続エクストラドーズド橋で最大支間長は210mで淀川本流を越える計画だそうだ。
ここは淀川大橋から30kmの地点で、嵐山渡月橋までのおよそ中間地点。ここまでの所要時間は100分だったので、目的地まであと100分かかるということだ。
淀川大橋から32.2km, 107分] 大阪・京都の県境付近。左前方には川を挟んだ向こうの天王山付近の山並み
県境付近で、桂川・宇治川・木津川が合流して淀川と名前を変えている。
自転車道は緩やかな坂道で堤防上に登り、御幸橋の歩道に合流する。
淀川大橋から35.0km, 116分] 木津川・宇治川を渡る御幸橋
大阪湾方向から吹いてくる横風を受けながら、約700mの橋を渡り桂川左岸の京奈和自動車道に入る。
すぐに京滋バイパスの下をくぐり抜ける。
淀川大橋から36.4km, 120分] 京滋バイパス 天王山大橋の下をくぐり抜ける
淀川沿いの自転車道は、堤防内側の河川敷にゆったりと作られていたが、桂川沿いは堤防上に幅の狭い自転車道が作られている。
「淀川大橋から38.3km, 126分」の宮前橋で自転車道から降りて街の中に入り、昼食休憩とする。本来の自転車道は、一旦河川敷に降りて宮前橋の下をくぐり抜けるコース(下の地図で紫色の一点鎖線)だが、今回は道路にぶつかるまで堤防上を進む。
京阪淀駅に向かって200mほど走ると、駅前に業務スーパーがある。
この店の弁当や惣菜は本格的で、店内厨房で調理したものを売っている。経済記事で「業務スーパーの一部店舗で、新たに店内キッチンで作る惣菜を売り始めた」というのを1年くらい前に読んだ記憶がある。淀店は、その営業手法を取り入れた新しいタイプの店なのだろう。
業務スーパー淀店の弁当・惣菜売り場「馳走菜」
各種弁当は375円(税込)、コロッケやアジのフライなどは62円(税込)で売られている。こんな店がオフィス街にあったら、便乗値上げしまくっている飲食店やテイクアウト店の強力ライバルになるに違いない。
スーパー入口のトイレを拝借した後、駅前ロータリーを通過して淀城跡公園へ。
公園の入口は雑草ボウボウで、何の案内板もなく、本当にここが公園なのか神社の私有地なのかよくわからない。
淀城跡公園の駅前入口 (神社の鳥居と天守台石垣の間を進むと公園がある)
淀城(Wikipediaより抜粋)
元和9年(1623年)8月、2代将軍徳川秀忠からの命で松平定綱が淀藩へ所領3万5千石で入部を命じられた。江戸幕府の援助によって築城され、松平定綱は淀城の最初の城主となる。
幕末、旧幕府軍は鳥羽・伏見の戦いに敗北して淀城に籠もろうとするが、淀藩に拒絶された。淀城は大坂城などとともに西国に睨みを利かすために築城されたが、皮肉にも官軍の勝利に一役買うことになった。
現在の淀城跡公園は、淀城の本丸跡だけが敷地になっていて、築城当時の大きなお城の面影は全く無い。
本丸跡には、コンクリート造りの東屋、水道の蛇口(飲める?)、いくつかのベンチがある。東屋にはホームレス風のオッサンが寝転んでいたので、外のベンチに座って弁当を食べた。
淀城跡公園のベンチで食べた昼食。業務スーパーで購入したグリルチキンのマスタードソース弁当
分厚い鶏むね肉のグリルチキンの下には、普通サイズのコロッケが1個入っている。ご飯は上げ底じゃなく、多めに盛り付けられている。375円とは思えないボリューム感と美味しさだった。
業務スーパーでの買い物と、淀城跡公園でのランチで合計40分休憩し、再び京奈和自動車道に戻る。
淀川大橋から38.3km, 126分] 宮前橋付近から見た京奈和自動車道(嵐山方向)
淀川大橋から39.8km, 131分] はるか前方に比叡山が見える
淀川大橋から43.7km, 142分] 京川橋(鴨川)と天神橋(西高瀬川)を渡る
ここから桂川左岸を走る。
淀川大橋から46.4km, 151分] 吉祥院付近を走る。左前方に嵐山三山、愛宕山が見える
東海道新幹線、阪急京都線の橋梁の下をくぐり抜けると、すぐに五条通に到達する。
淀川大橋から50.3km, 164分] 五条通・国道9号の西大橋(桂川)を渡る
西大橋を渡ったら、すぐに折り返して河川敷に降りるのが自転車道のルートだが、今回は休憩のため快活CLUBに向かうために五条通を直進する。
駐輪場に自転車を停めて、持ってきたウエットティッシュで自転車の車体に大量に付いている泥はねの跡を拭き取る。それから入店。
オープンシートが満席だったので、リクライニングシートのブース(30分290円)にチェックイン。
快活CLUBのドリンクバーで、ミニッツメイド野菜ジュースとソフトクリームで水分補給
昼食時に、業務スーパーで購入しておいたどら焼き(52円)も食べる。
30分ほど休憩した後、嵐山に向けて出発。
淀川大橋から51.6km, 170分] 上桂付近の自転車道を走る。嵐山三山がどんどん近づいてくる
嵐山三山と愛宕山の間に、標高の低い小倉山も見えている。
休憩で走った距離と時間を除いて、淀川大橋から55km、ちょうど3時間で嵐山の京奈和自動車道 起点道標に到着。
淀川大橋から55.0km, 180分] 嵐山の京奈和自動車道 起点道標
休憩場所への走行と時間を加味し、下福島公園から渡月橋までは61.3km、4時間49分(289分)だった。2015年のときは58.1km、3時間44分だったので、1時間ほど余計に掛かったことになる。今回の休憩は、枚方で12分、淀で40分、桂のネットカフェで42分の合計92分だったが、2015年の休憩は吉祥寺で28分の1回なので、休憩時間の差が総所要時間の差になっている。
帰りは阪急電車で輪行し、1時間もかからずに大阪に帰着した。
■ 阪急 嵐山線・京都線 嵐山駅 13:14発 → 桂 → 梅田駅 14:02着 (運賃 410円)