22 August 2021

dynabook R63/UのM.2 SATA SSDを128GBから256GBに換装

2020年10月に中古で購入したdynabook R63/UのM.2 SATA SSD 128GBを256GBに換装した。

(2020年12月に購入し、『M.2 SATA SSD(WD Blue WDS250G2B0B)とUSB 3.1 Gen 1 Bridge接続によるアクセス速度測定』に記載したSSDを用いた)

ディスクのクローン作業前に、フォーマット形式を調査

(『(Linux) マルチブートUSBメモリの作成』で作成した)USB起動のUbuntu 18.04を用いて、換装前SSDを調査。

換装前のSSDのパーティション情報(fdisk)
ディスク /dev/sda: 119.2 GiB, 128035676160 バイト, 250069680 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xe3b2c688

デバイス   起動 開始位置  最後から    セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sda1  *        2048    616447    614400   300M  7 HPFS/NTFS/exFAT
/dev/sda2         616448   2459647   1843200   900M 27 隠し NTFS WinRE
/dev/sda3        2459648 250066943 247607296 118.1G  7 HPFS/NTFS/exFAT

「ディスクラベルのタイプ」項目は、MBRの場合は dos と表示され、GPTの場合は gpt と表示されるので、このマシンのディスクは(従前形式の)MBRでフォーマットされている。

MBRであるなら、Clonezillaで簡単にディスク・クローンが可能だ。

Clonezillaを用いてディスク・クローン

Clonezilla(ver 2.2.3-25 2014/06/30版)を起動し、

・ device - device : work directory from a disk or partition to a disk or partition
・ disk to local disk clone

の順に選択する。

ディスクのクローンは、各パーティション(sda1, sda2, sda3)をコピーした後、MBRをコピーするという一連の作業が自動的に行われる。

20210822-clonezilla.jpg
Clonezillaでディスク・クローン中の画面(sda3のパーティションコピー中)

なお、かなり古いバージョンのClonezillaを用いているが、たまたまUSBメモリーにインストールされていたものを利用したまでだ。

SSDの換装

dynabook R63/Uに取り付けられているSSDを換装する。

換装前 M.2 SATA 128GB SSD(TOSHIBA HGシリーズ THNSNJ128GVNU)
換装後 M.2 SATA 256GB SSD(WD Blue 3D NAND WDS250G2B0B)

20210822-dynabookr63u-ssdphoto1.jpg
dynabook R63/Uのバックカバーを開け、SSDを換装した

20210822-dynabookr63u-ssdphoto2.jpg
換装したM.2 SATA 256GB SSDの取付状況

起動テスト後、パーティションの拡大

SSDの換装後、Windows 10が正しく起動することを確認。

その後、USB起動のUbuntu 18.04を起動し、gpartedでパーティションをディスクいっぱいまで拡張する。

20210822-gparted.jpg
Ubuntuのgpartedでパーティションを拡張する

Windows 10で再起動し、ファイルエクスプローラーのディスク・プロパティより、C:ドライブのエラーチェック(チェックディスク)を行う。

再起動を促されるので、再起動する。ディスクのエラー修復が入り、その後Windows 10が無事起動する。
エラーが出た原因は、おそらく「高速スタートアップ」が有効な状態でパーティション拡張を行ったからだと思われる。Windows 10をシャットダウンするときに、Shiftキーを押して一時的に無効化しておくべきだったと反省。

換装後のSSDのパーティション情報(fdisk)
ディスク /dev/sda: 232.9 GiB, 250059350016 バイト, 488397168 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xe3b2c688

デバイス   起動 開始位置  最後から    セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sda1  *        2048    616447    614400   300M  7 HPFS/NTFS/exFAT
/dev/sda2         616448   2459647   1843200   900M 27 隠し NTFS WinRE
/dev/sda3        2459648 488396799 485937152 231.7G  7 HPFS/NTFS/exFAT