外宮・内宮への参拝を終え、近鉄五十鈴川駅の横にある月読宮に向かう。
もくじ
・ 伊勢神宮参り : その1 外宮
・ 伊勢神宮参り : その2 内宮
・ 伊勢神宮参り : その3 月読宮・参宮街道
参宮街道 (おはらい町通り ・ おかげ横丁)
内宮 宇治橋の袂から、参宮街道と国道23号線を通って月読宮まで1.7kmほどある。その前半部分は飲食店や土産物屋などが立ち並ぶ「おはらい町通り」と呼ばれている。
おはらい町通りの地図 (三重県バリアフリー観光情報より)
内宮付近はかなりの人混みになっていて、平日によくこれだけの観光客が集まるものだなと感じる。 昨今の中国系の旅行客ではなく、殆ど日本人だ。
おはらい町通りの中央付近には、「おかげ横丁」という江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町の町並みを再現した商業施設がある。(公式Webページによれば1993年に作られた商業施設)
おかげ横丁の中央付近には太鼓楼があり、周囲はB級グルメのテイクアウトを食べるための縁台が並んでいる。
参宮街道に戻り、五十鈴川駅方向へ歩く。銀行や郵便局も、江戸時代風デザインの建物だ。
江戸時代風なら、「百五銀行」ではなく「両替商 百五屋」のような看板にして欲しかった…
郵便局ではなく、飛脚(佐川急便)の出張所を誘致して欲しかった…
月読宮
おはらい町の北端に大きな駐車場があり、観光客はここに車を停めて内宮まで歩いているようだ。
駐車場から先、国道23号線を歩く観光客は皆無。 三重県高校総体に参加したと思われる高校生が数人、駅まで歩いているのを見かけたくらいだ。
およそ1kmほど歩くと、内宮から最も近いコンビニがある。 観光客が歩く範囲内にコンビニが無いのは、土産物屋街の商売を妨害しないためなのだろう。 (内宮近くには、コンビニも、ファストフード店も無い)
このコンビニの背後、竹やぶの向こう側が月読宮だ。
月読宮(つきよみのみや)のご祭神は月読尊。天照大御神の弟神で月の満ち欠けを教え暦を司る神とされる。
敷地が狭いからなのか、4つの社殿が一直線に並んで隣接している。
五十鈴川駅から大阪へ
月読宮から歩いて10分ほどで近鉄 五十鈴川駅に到着。
駅前は路線バスが転回するためのロータリーになっているが、周囲には1軒のお店もない。もちろん、コンビニも存在しない。
高架になった駅のプラットホームからは、数百m先のイオンモールが見えている。 駅からモールに歩いて行くことは『全く想定されていない』し、もちろん内宮に歩いていくことも『想定外』だと思われる。
名古屋と大阪難波から伊勢方面に向かう急行列車の終着駅だが、どちらも1時間に1本ずつ。所要時間も2時間以上だ。 通勤するには遠すぎるので、ベッドタウンにもならないのだろう。
大阪難波行の特急「伊勢志摩ライナー」がやってきたが、この駅から乗り込む乗客はなかった。
五十鈴川から大阪上本町まで
・ 特急の場合 1時間50分〜55分 運賃3,130円
・ 急行の場合 2時間25分〜30分 運賃1,810円
特急料金を払うだけの時間短縮効果があるかどうか… 微妙なところだ。
急行列車の出発まで30分以上あるので、駅のベンチに座り、昨日スーパーで買ってきたパンを食べる。
名古屋行き急行列車が出発した直後、大阪上本町行きの急行列車がやって来る。出発まで20分以上の余裕がある。
プラットホームで列車を待っている地元民や高校総体の出場選手は、ほとんどが名古屋行きに乗車してしまったので、上本町行に乗車したのはほんの僅かだ。
列車は6両編成だが、全ての車両が驚愕のロングシート。 往路はクロスシート車両だったので、この落差は大きい。
■ 近鉄 急行 五十鈴川 13:18発 → 鶴橋 15:47着
■ 近鉄 普通 鶴橋 15:49発 → 大阪難波 15:55着 (運賃1,920円)
列車はたくさんの駅に停車して紀伊半島を横断してゆく。 松阪あたりで伊勢近郊の乗客が下車した後は、半分くらいの座席があいた状態となる。
東青山駅と名張駅で特急に追い抜かれるために数分間停車する。
26駅目、『やっと大阪鶴橋』に到着。
■ 大阪メトロ なんば 16:01発 → 阿波座 16:06着 (運賃180円)