15 December 2020

キッチンの混合水栓をQG01KHJからRSF-842Yに交換した

松下電工 浄水器付混合水栓 QG01KHJ の浄水器側レバーハンドル付け根から水漏れするようになったので、水栓まるごと交換することにした。

2010年に『混合水栓 QG01KHJ 自在パイプのピンホールから漏水』で調べたように、この混合水栓の取り付け穴は Φ40mm であり、最近の混合水栓の標準的な取り付け穴サイズ Φ37mm より 3mm も大きい。 果たして交換可能なのか、チャレンジしてみた。

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ホームセンターで売られている水栓穴変換アダプター

新しい混合水栓の購入

水栓類の日本国内での2大メーカー、TOTO と LIXIL から選択することとした。 価格設定も両社ほぼ同じだ。

TOTOLIXIL (INAX)
11,000円レベルTKS05301JRSF-842Y
SF-WM420SYX
9,000円レベルRSF-542YA
SF-HB420SYXA

TOTOとLIXILの11,000円レベルの製品は、見た目がほぼ同じだが、スパウトの突き出し角度が少し違う。設計的には、接続ホースが太くて端末がネジ接合のTOTOと、接続ホースが細くて端末がソケット差し込みのLIXIL という違いだろうか。 接続部の耐久性だけを言えば、ネジ接続のTOTOがすこし有利か。

今回は、浄水機能のあるスパウトに交換可能なLIXILのRSF-842Yを買うことにした。

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LIXIL (INAX) RSF-842Y をAmazon.co.jpで購入 (税込み 11,400円)

夜中の23時半頃に注文して、翌日の18時に配送された。

既設混合水栓 QG01KHJ の取外し前調査

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松下電工 浄水器付混合水栓 QG01KHJ

スパウトはピンホール漏水のため2010年に汎用品に交換済み

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松下電工 QG01KHJ 概略図 (2010年にWebで入手したもの。現在は検索不可)

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シンク下の点検口を開け、給水管との接続部を確認する

左の2本が、水・湯の供給管。右の2本は浄水器の往還配管

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配管接続部のメス・メスソケットと逆止弁、銅管フレアジョイント

逆止弁に板スパナを差し込んで、対辺寸法が24mmであることを確認している。 また、銅管フレアジョイントが、いわゆるナット継ぎ手的な役割で取付時の配管の回転を吸収している。

メス・メス ソケットの後側に 1/2 とサイズが書いてあるので、13A (1/2インチ)の配管のようだ。このサイズは現在主流の混合水栓と互換性がある。

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混合水栓 QG01KHJの天板裏の固定ナット

6角ナットの1辺が26〜27mm程度。つまり、対辺が46mmのナットであることが分かる。 狭い場所でこのサイズのナットを扱える工具が必要だ。

止水栓(ボールバルブ)とウォーターポンププライヤーの購入

既設の混合水栓は、建物側の給水管に直接接続されている。 今後、給水栓をいじる時に、自宅全部を断水させる必要が無いよう、止水栓(ボールバルブ)を取り付けることとする。

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ホームセンターで売られているボールバルブ

左から、13A オス・オス #13BBM (748円)、20A オス・オス #20BBM (838円)、 13A オス・メス #13BBF (798円)。 今回、購入したのは 13A オス・メスのものを2個。 「タブチ製の水道用ボールバルブ オス・メス #13BBF 」 (税抜き 798円、税込み 878円)

この写真の右側には、ナット付き 13A オス・メス V66B-13 (1,980円) というのがあったが、今回は給水栓側のホースがソケット差し込みで回転自由なため、バルブ部分で回転する必要性はない。

そして次に、対辺寸法46mmの既設混合水栓QG01KHJの天板固定ナットを外すために、専用工具を買うか、ウォーターポンププライヤーを買うか、ホームセンターで思案してみた。

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混合水栓取外し専用レンチ (今回必要なのは右側の 36mm・46mm のもので 税抜き 3,680円)

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ウォーターポンププライヤー (今回使えそうなのは、狭い所に入る細いもの)

ということで、230mmの五十嵐プライヤー製 LWD-230(税抜き1,780円)を購入

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購入した13Aボールバルブとウォーターポンププライヤー

・ タブチ製の水道用ボールバルブ オス・メス #13BBF (税抜き 798円、税込み 878円)
・ 五十嵐プライヤー製 LWD-230(税抜き1,780円、税込み 1,958円)

既設混合水栓 QG01KHJ の取外し

給水メーターの横にある、住宅全体の水を止める元バルブを閉めてから作業開始。

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既設混合水栓 QG01KHJ の銅管接続フレアジョイントを外す

このナットは15mmのスパナで軽く回り、容易に取り外し完了。

次に、逆止弁とメス・メスソケットを取り外す作業を開始するが、片側が板スパナやウォーターポンププライヤーでは力が入らない。 シールテープと接着剤を使って強固に締め上げられた部材は、びくともしない。 体重をかけて回すためには、モンキー・レンチまたはスパナが2本必要だが、このサイズのものは1本しか持っていない…。

自宅の向かいにあるガソリンスタンドに行き、「LOBSTER絶縁グリップ300mmモンキー・レンチ」を借りてきて作業を行う。

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借用したLOBSTER絶縁グリップ300mmモンキー・レンチ

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建物側給水管から逆止弁とメス・メスソケットを取り外した

(次の作業のため、水側のネジ部分にシールテープを巻いている)

天板裏のナットをゆるめ取外して、既設 浄水器付混合水栓 QG01KHJを取り外す。 システムキッチン天板裏の取り付けナットは、案外簡単に緩んだ。

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取外した既設混合水栓 QG01KHJ の接続部品類

接続銅管の長い方は、浄水器への往還配管。

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新品のLIXIL製 RSF-842Yと、取外した松下電工製 QG01KHJ

並べて見比べると、給水管に接続するホースがRSF-842Yのほうが少しだけ短いようだ。

止水栓(ボールバルブ)と混合水栓付属の逆止弁を結合

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左側の銀色のものが止水栓ボールバルブ、右側の金色のものがソケット差込口付き逆止弁

どちらもサイズは13A

混合水栓 RSF-842Y の施工説明書には、「取付時に(ユニオン)パッキンを忘れず入れること」と書かれているだけで、シールテープを巻けとは書いていないが、配管工事の王道としてシールテープを巻いて結合する。

建物側給水管に、止水栓(ボールバルブ)と逆止弁を取り付ける

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この取り付けも、シールテープを巻いて行う。

システムキッチン天板に開けられた取り付け穴のサイズは…

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水栓取外し後、既存の取り付け穴のサイズを確認

測定の結果、40mmであることが分かる。

RSF-842Y の施工説明書には 取り付け穴は 37mm ± 2mm と書かれているので、推奨サイズより1mm 大きすぎることになる。

まあ、少々なので目をつぶってこのまま取り付けよう。 (サイズ調整プレートを噛ませると、見栄えが悪くなるため)

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システムキッチン天板の取り付け穴を下から見たところ

LIXIL (INAX) の混合水栓 RSF-842Y を取り付ける

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LIXIL (INAX) RSF-842Yの上面施工金具

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LIXIL (INAX) RSF-842Yの上面施工金具の取り付け完了

電動ドライバーでは回転数が速すぎうまくいかず、結局手回しで締め上げた。 天板裏側が木材のため、増し締めをするとどんどん締まっていく…。 パッキンの押し潰れ度合いを見て、頃合いでやめる。

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LIXIL (INAX) RSF-842Yの上面施工金具の取り付け完了(天板裏側)

黒いパッキンが全周均等に見えているので、偏心無く取り付けられていると思われる。

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LIXIL (INAX) RSF-842Yの給水ホースを給水管に取り付け完了

RSF-842Yの給水ホースは、取外したQG01KHJの物より少し長いため、建物側の給水管を少し左にずらして距離を出している。

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LIXIL (INAX) RSF-842Yの取り付け完了時の天板裏側の状況

■ 参考資料

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ホームセンターで上面施工金具の取り付け状況を確認した

LIXIL (INAX) RSF-842Yの取り付け完了

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LIXIL (INAX) RSF-842Yの取り付け完了

吐出は泡沫だが水ハネはなく、より上位機種にあるシャワーは不要だと感じた。 スパウトは、可動範囲が90度近くまで左右に振れるので全く問題ない。