14 September 2019

20W流し元灯と洗面化粧台のランプを蛍光灯からLEDに交換

システムキッチン手元照明の安定器付近が若干発熱している。2015年3月に『20W流し元灯 安定器周波数切替スイッチの故障』で分解修理したが、安定器は既存のものをそのまま使ったので、すでに20年ほど利用していることになる。

20150308-se12rm.jpg
松下電工 流し元灯 SE12RM (20W 蛍光灯用)

器具は交換せず、直管電球のみLEDに交換する。今回利用したLEDは オーム電機 LDF20SS・N/8/10 (20W型 1000ルーメン Ra80)。

ヨドバシ.comで1,160円で購入。

20190914-ohm-ldf20ss.jpg
上 : LED オーム電機 LDF20SS・N/8/10
下 : 直管蛍光灯 NEC FL20SSEX-D/18-X

LEDと蛍光灯のカタログスペックは次の通り

LED
オーム電機LDF20SS・N/8/10
直管蛍光灯
NEC FL20SSEX-D/18-X
消費電力8.2W18W
全光束1000lm1420lm
演色評価数Ra80-
色温度-6700K
質量165g110g
定格寿命40,000時間8,500時間
寸法・口金形式580mm×28mm, G13

回路変更作業

オーム電機の配線改修参考図面は次のようなもので

20190914-ohm-fig.jpg

今回は、ラピッドスタートの図を参考に、グロー球も除去した配線になるまで改修することとする

20180914-light-circuit.svg.png
蛍光灯をLEDに置き換える回路変更図

20190914-modify-lighteshade.jpg
灯具配線の改造 前・後

グロー球を「短絡する」結線は、一体なんのためなのだろうか。 仮に、ユーザーが間違えて蛍光灯を取り付けてしまったら、短絡してしまい蛍光灯のフィラメントを焼き切ることになる。
LED電源を取るだけなら、両端に一つずつ接点があればよいだけで、このグロー球短絡線は不必要。設計ミスなのか...

20190914-modify-lighteshade02.jpg
安定器除去部分の拡大写真

LEDに交換後、照度測定

20190914-lux.jpg

結果は、どちらもほぼ同じ。なお、蛍光灯は半年以上利用した後のため、仕様より暗くなっているはず。新品の蛍光灯ならもう少し明るいはず...

2021年11月23日 : 洗面化粧台の20W蛍光灯もLEDに交換

自宅内で20W蛍光灯が使われているもう1箇所は洗面化粧台に取り付けられているもの。使用頻度は殆ど無いが、キッチンのものが故障した場合の「予備のLED」として利用できるため、洗面化粧台も交換することにした。

20211123-led20w-kohnan.jpg
コーナンで販売されている20W蛍光灯と蛍光灯形LED

20W蛍光灯が2本で877円(税込み)のため、1本あたり439円。今回購入した20WタイプLED蛍光灯が1本で968円。 最近のLEDは蛍光灯の2倍程度まで価格差を縮めてきている。(この程度の価格差では、一般用途ではLED一択だろう)

20211123-led-fl.jpg
上 : オーム電機 LDF20SS・N/8/10 昼白色(今回購入)
下 : National パルックFL20SS・EX-N/18 3波長形昼白色

20211123-led-fl-before-after-01.jpg
改造前後の洗面化粧台の鏡上にある照明 (見かけはほとんど変わらない)

20211123-led-fl-before-after-02.jpg
改造前後の照明ユニット内部(安定器・グローソケットを取り外した)

照明ユニットは 松下電工製 HH5216 (消費電力 23W・ランプ 1xFL20SS EX-N18・入力電流 0.36A)

LED化は、安定器とグローソケットを除去し、それぞれに接続されている配線を圧着金具で短絡するだけ。

20211123-senmenkesyoudai.jpg
洗面化粧台の蛍光灯をLED蛍光灯化。作業完了