もくじ
・生駒山ハイキング (その1:石切駅〜山上遊園)
・生駒山ハイキング (その2:山上遊園〜枚岡神社)
・生駒山ハイキング (その3:山の花)
生駒山上遊園地
生駒経塚のすぐ横が、生駒山上遊園地の駐車場。 駐車場入口には少しだけ渋滞ができているが、駐車場は半分以上が空っぽだ。
この駐車場は、第二次世界大戦前に造られた生駒山滑空場(グライダー用の滑走路)だったところなので、かなり広い。
一般車1,200円と掲示されている。この遊園地は入場料を取らない代わりに、駐車場料金かケーブルカーの運賃を支払ってもらうことで成り立っているのだろう。ただし、課金できない登山者を除いて…
この階段を登りたくない人向けに、駐車場から遊園地まで無料の近鉄バスが走っている。
左側の飛行機型の乗り物を吊り下げている「飛行塔」は、1929年に造られ、現存する日本最古の大型遊具。
第二次世界大戦時には、飛来する米軍機を監視する施設としても使われたそうだ。
乗り物は、小さな子供を対象とした「安全な乗り物」が取り揃えられている。 若者が好む絶叫マシーンは無い。
ミニSL列車の敷地にある頂上一等三角点 (標高641.99m)
山岳価格ではない、良心的な価格の遊園地レストラン。 山小屋だったら1000円前後のラーメンも、ここではたったの630円。 某テーマパークや北アルプスの山小屋と比べるなってことか…
生駒山上遊園地から摂河泉展望コースを通り枚岡神社まで
遊園地を出てふり返ると、テレビ局のアンテナの列…
空き地の中に、観測装置の付いた電柱が数本建っている。 この日の12時(正午)の気温は22.6℃。大阪市中央区のアメダス記録が27.9℃なので、5℃低いことになる。
登山道は、かなりの部分でどろんこぬかるみ状態。
ところどころ、大阪平野側の展望が良い場所がある。
井原西鶴の短編話などに登場する『姥ヶ火』の舞台。
説明看板によれば、「枚岡神社の御神燈の油が毎夜なくなり、火が次から次へと消えていました。妖怪変化の仕業と不気味がられていましたが、その正体を突き止めると、生活に困っていた老婆がこの油を盗んでは売っていたのでした。その訳を知り、気の毒にと思って老婆を釈放してやりました。しかし、人の噂が広まっていたたまれなくなり、老婆は池に身を投げてしまいました。その後、雨の晩になると村の付近に青白い炎が現れ、村人を悩ましたと伝えられています。」とされている。
枚岡神社
登山道は枚岡神社の本殿裏側辺りにぶち当たり、敷地の外壁に沿って歩いて行くと神社の階段の横に出てくる。
枚岡神社は、飛鳥時代の有力豪族中臣氏の氏神。 中臣鎌足が大化の改新の功績により、藤原姓を帝から賜ったため、藤原氏の氏神でもあるという。
帰宅
枚岡神社の大鳥居(二の鳥居)の目の前に枚岡駅がある。駅に入ると、ちょうど区間準急が到着するところだった。
■ 近鉄 奈良線 区間準急 枚岡 12:28発 → 日本橋 12:55着 (300円)
■ 大阪メトロ 日本橋 12:59発 → 阿波座 13:06着