23 September 2018

金剛山ハイキング (その2:葛木岳 転法輪寺 〜 湧出岳〜下山)

もくじ

金剛山ハイキング (その1:登山口〜葛木岳 転法輪寺)
金剛山ハイキング (その2:葛木岳 転法輪寺 〜 湧出岳〜下山)
金剛山ハイキング (その3:山上の花々)

ヤマレコの記録

転法輪寺

転法輪寺(てんぽうりんじ)は、葛城修験道の根本道場だそうだ。明治時代の神仏分離令で、葛木神社のみが存続したため、仏教寺院はいったん廃止された。現在の転法輪寺は1950年に再興された寺院だそうだ。

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売店前の広場

温度計があり、18℃を示していた

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売店

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本堂に続く階段と大日大聖不動

本堂からは、大きなお経の声が聞こえてくる

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本堂

葛木神社

金剛山の山頂があるのは、転法輪寺の東隣にある葛木神社の本殿。

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寺院側の参道

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夫婦杉

参道付近の杉は特に立派に成長していて、名前が付けられているものもある。これは、夫婦杉と名付けられたもの

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宝剣塔と福石

宝剣塔は、後醍醐天皇と大塔の宮を供養するためのもの。福石は福徳招来の守り神だそうだ

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拝殿・本殿

本殿の背後の小高い丘が、金剛山の主峰「葛木岳」の山頂。神聖な小高い丘には近づけないので、便宜的に拝殿の右手前に山頂石碑が置かれている。

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金剛山最高峰 葛木岳の山頂石碑 (かづらきたけ 標高 1125m)

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末社 十三社

十三社の一番奥には「ブナ林」の看板があり、そちらの方へ降りてゆくとブナ林の中に、沢山の花が咲いている。

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拝殿正面の鳥居と石段

転法輪寺側からやって来ると、拝殿の横から入場し、正面の石段から退場することになる。

葛木神社(葛木岳)からダイヤモンドトレールを通り伏見峠まで縦走

大阪府と奈良県の境界にある山脈を縦走する登山道「ダイヤモンドトレール」を、葛木岳から湧出岳を経由し伏見峠まで、およそ1.7km縦走する。

稜線上の縦走のはずだが、樹林帯の中なので残念ながら景色は良くない。

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葛木神社のすぐ東側からの眺め(奈良県御所市付近)

ダイヤモンドトレールを歩いている時に、数カ所だけ樹林の間から奈良県側の景色が見える所がある。

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標高1090m付近の杉林

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標高1080m付近の分岐点にある一の鳥居

稜線上のコル(鞍部)。ここで水越峠・御所市街地方向への山道が分岐する

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標高1080m付近

一の鳥居を過ぎて少し行った所に、休憩用のベンチがある。さらにしばらく行くと、分岐点がある。ヤマレコの地図で登山計画を立てた場合は、ここから分岐して湧出岳の一等三角点に寄り道するルートを作ることができる。

一等三角点の方へ行く分岐道を少しだけ登ると、湧出岳の山頂に達する。巨大なアンテナがあり、その横に古い鉄塔が…

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湧出岳山頂の旧展望塔

旧展望塔はフェンスで囲まれ登ることは出来ない。看板には「金剛山展望塔 高サ25米 燭光400ワット」と書かれている。Web検索すると「金剛山の夜景ブログ」に記事があり、周辺市町村がメンバーとなった金剛山展望塔保存会という団体が管理していて、1936年に建てられた塔を保存しているそうだ。 400Wというのは、塔の上に取り付けられた水銀灯の消費電力。 夜になると、山頂がどこにあるのか分かるようにしているのだろう。

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湧出岳山頂のアンテナ

アンテナの非常用電力を賄う発電機に「責任者 橋本流通事業所 所長」といわく有りげな記載がある。Webで調べると、電源開発のアンテナのようだ。その横に少し小ぶりのアンテナがあり、そちらは関西電力とのこと。

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金剛山 湧出岳 一等三角点

湧出岳(ゆうしゅつたけ 標高1111.9m)

再びダイヤモンドトレールに戻り、伏見峠方向に歩く

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標高1040m 展望台分岐の手前付近

登山道は杉林を抜けて、広葉樹林帯に入る。植生図では金剛山周辺はスギ・ヒノキなどの人工林に覆われているが、一部分に広葉樹林が残っているようだ。

すぐに展望台への分岐があり、目の前に巨大な金属製の展望台がある。

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展望台

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展望台からの眺め

GoogleEarthで調べると、遥か向こうに見えている平地は、泉大津や堺あたりのようだ。

ダイヤモンドトレールをさらに南へ数分歩くと、ロープウェイの金剛山駅へ向かう道の分岐点があり、山上公園の「ちはや園地」の芝生広場(ピクニック広場)がある。

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ちはや園地を横切るダイヤモンドトレールの登山道

芝生広場の横には、バーベキュー場。 Webページを見ると、山小屋ではなく旅館「香楠荘」もあるようだ。

まもなく標高980m 伏見峠の分岐点。

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伏見峠

下山は、舗装された伏見林道を一直線に下る近道と、しばらく稜線を歩き久留峠を経て下山する山道がある。小学生か中学生の頃、真冬に金剛山に登った時に、コンクリートで舗装された林道を下りた記憶がある。 今回はそちらの近道を行こうと思う。

伏見峠から伏見林道を通り登山口(バス停)へ

林道の入口付近はなだらかだが、そのうち谷筋の急坂になる。

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伏見林道 標高960m付近のなだらかな山道

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伏見林道 標高900m付近の急勾配

このあたりを念仏坂と呼ぶらしい。 下から登ってくる人とすれ違うが、かなりキツそうだ。 下るのでさえ、舗装道は足への負担が大きく歩きやすくはない。

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伏見林道がロープウェイと交差する場所 (標高810m付近)

この手前にはロープウェイ会社の取水施設があるが、まさか谷を流れる川の水を取水してるのだろうか…。 そのための巨大なろ過装置なのかもしれない。

ロープウェイの索道と交差した後は、林道の傾斜は少し緩やかになる。

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伏見林道 標高720m付近

道は、所々で谷底の小川を横切る。もちろん、舗装された立派な橋が架かっているので「渡渉」の必要性はない。

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伏見林道 標高690m付近の倒木

9月4日の台風で倒れたものだろうか。道の脇には、切り倒され細切れに処理された倒木も多い。

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金剛山ロープウェイ前バス停付近にある伏見林道の登山口 (標高637m)

道標によれば伏見峠から1.9kmの下り坂だったようだ。所要時間は30分。

ここには公衆トイレとバスが折り返す大きな駐車場がある。バス停に行くと、バスは3分前(11時30分)に出たばかり。次のバスまで、30分待つ。

帰宅

■ 南海バス 金剛ロープウェイ 12:00 発 → 河内長野駅前 12:41 着

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金剛山ロープウェイ前バス停にやって来た南海バス

バスは出発の10分ほど前にやって来た。始発なので、ここからなら確実に座れる。 河内長野駅までは40分掛かる。

途中、三日市町駅の東側にある日東町の住宅街に立ち寄るので所要時間がかかり、結局、河内長野駅発の急行列車に1分差で間に合わなかった。

三日市町駅と美加の台駅の東側、金剛山へ続く斜面には沢山の新興住宅街があるが、坂道が急すぎて自転車が使えない不便そうなところだ。首都圏では、こういう新興住宅街は中古住宅で売却できず値段がつかないような状況になっているそうだ。 ここはどうなんだろうね。

■ 南海高野線 河内長野 12:57 発 → 難波 13:25 着

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登山帰りの昼食は、マクドナルドで。

金剛ロープウェイ前のバス停で、エナジーバーを4本食べていたので、難波では軽く食べるという感じ。 駅構内のマクドナルドはガイジン客の観光公害で壮絶な混雑だったので、千日前アムザの横にあるマクドナルドで。

■ 大阪メトロ 日本橋 13:52 発 → 阿波座 13:59 着