やっと暖かい春の天気になったので、六甲山系の東おたふく山に登ってきた。 六甲山最高峰は、去年10月に登っているので、今回は山頂付近が見通しの開けた東おたふく山を選んだ。
今回の記録を、ヤマレコのページで閲覧する
・『六甲山系 東おたふく山(ロックガーデン~雨ヶ峠)』
去年10月の記録
・『六甲山トレッキング : 阪神芦屋 〜 ロックガーデン 〜 一軒茶屋 〜 有馬温泉』
■ 阪神 野田 08:57発 → 尼崎 乗換 → 阪神 芦屋 09:19着 (運賃 270円)
芦屋駅まで阪神電車に乗り、そこから歩き出す。 芦屋川沿いに歩く。
これから登る東おたふく山(697m)は、手前の荒地山(549m)に隠れて見えない。六甲山頂(931m)を挟んで西側にある西おたふく山(788m)は、これから登る登山ルートの高座谷の切れ目を通して見えている。
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■ 阪急 芦屋川駅前 通過 09:34
■ 滝の茶屋 通過 09:53
登山口の滝の茶屋前を通過するまで、阪神芦屋駅から30分掛かった。 今日は出発が遅かったので、たくさんのお年寄りや小さい子供を連れた家族連れなど、ハイキング客が大量に歩いている。
茶屋を抜けると、高座ノ滝がある。 傍らの説明板によれば『高さ約10mの夫婦滝であって、昔は修験者の道場として著名であった』そうだ。
ここから登山道が始まる。登山道入口には、『金玉大明神』の鳥居と祠がある。何らかの謂れはあるのだろうが、関西なので“笑いを取ろうとしている”と勘ぐってしまうような命名…
いよいよここから、登山前半のお楽しみ ロックガーデンに差し掛かる。 説明板では、『花崗岩が風雨の侵食によって、つくりだされた得意な景観地。1924年頃からロック・クライミング クラブの人々によって、登山練習が始められた近代登山の発祥の地である』とされている。
次々とハイキング客が岩の道を登って行くが、ロックガーデン核心部では案外渋滞していない。
ロックガーデンを出て風吹岩へ向かう道に入ると、ハイカーの大渋滞。しばらく行くと、一匹の猪が出現。のそのそと人の方に向かって歩いてくるが、突進してくる雰囲気はない。
時折、完全に歩みが止まって行列が動かなくなることがある。渋滞は風吹き岩まで続いていた。
■ 風吹岩 通過 10時34分
風吹岩を過ぎると一気に渋滞が解消し、登山道を歩く人も激減する。 風吹岩でUターンして、魚屋道や金鳥山方向に戻っていく人が多いのだろうか…
風吹岩から、なだらかな坂道を登って降りて20分ほど行くと、急激に高度を下げる岩場道が少しだけあり、沢水の流れる音が聞こえる。荒地山と六甲山の間の谷間にある芦屋カンツリー倶楽部の敷地に差し掛かる。
天気良いのに誰もゴルフをしている気配がない。登山とゴルフの「プレイするのにうってつけの天気の判断」は違うのかもしれない…
ゴルフ場を通過すると再び登り坂。15分ほどで雨ヶ峠に差し掛かる。 峠の少し手前の斜面では、多くのハイカーが切り倒された木に腰掛けて昼食を食べている。
■ 雨ヶ峠 通過 11時07分
雨ヶ峠で、「六甲山最高峰」と「東おたふく山」への道が分岐する。
雨ヶ峠分岐点から数分で、道端に標高621.31mの四等三角点がある。
視界が一気に広がり、広大な草原が現れる。ここから東おたふく山まで、草原の中の道を歩いて行く。
のんびりしていて、いいですね。草原は夏になると「笹」になると思われるが、兵庫県庁は「ススキ」にしたいようだ。ススキを再生する実験中だという看板が立てられていた。
■ 東おたふく山 山頂 11時25分
東おたふく山の山頂(697m)に到着すると、芦屋市と神戸市の消防署が合同訓練していた。麓の水道局の配水槽から延々と消火ホースを設置する訓練のようだ。
この消火ホースに沿って歩いていけば、迷うこと無く下山できる。 このホースを敷設した消防隊員が、一定間隔毎にスタンバイしているので、ココで怪我してもすぐに助けてもらえそう…
ほぼ下山寸前の場所まで来ると、向こうから幼稚園の団体が登ってきた。 すれ違うのが大変だった。
芦屋川支流の砂防ダムの横に出る。ほどんど土砂に埋まって機能停止したこのダムの上流側を横断して、道路に出る。
バスの到着時間に合わせるため、歩く速度を少しゆっくり目にする
■ 東おたふく山登山口バス停 12時02分 → 阪神芦屋バス停 12時25分 (運賃330円)
■ 阪神芦屋駅 12時27分発 → 尼崎 乗換 → 阪神野田駅 12時50分着 (運賃270円)