14 September 2014

京都 : 松尾大社 〜 大沢池・嵯峨野・広沢池

松尾大社(阪急 松尾大社駅)から京阪三条まで、京都市内を東西に自転車で縦断。 走行距離は、およそ28km。 スマートフォンでGPSログを取った記録をGoogleMapに落とすと次のような感じになる

松尾大社

四条通の東端に鎮座する八坂神社、こちらは西端の松尾大社。平安時代には西の王城鎮護社とされていた。

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大鳥居

大鳥居の右側に『七五三』の看板。左に『亀の市』の旗。

七五三の看板には、『七五三パック \25,000(税別)』とある。小さな文字で衣装・着付・写真が全て揃う安心パック! 但し、御祈祷料は含みませんとも。 一番高そうで、分かりにくそうなご祈祷料を外してどうすんだよ (笑

自分も、ずっと昔にここで七五三の祈祷を受けた。 回廊を通って、本殿まで行って、畳の部屋に座ったくらいしか覚えていないが…。


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楼門と亀の市(フリーマーケット)

骨董市ではなく、お年寄りが好きそうな雑貨市。 毎月1回の予定が、仏滅だと中止になる不思議なスケジュールの露天市です。

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釣殿と拝殿

楼門前の露天市の人混みが嘘のような、閑散とした神聖な境内。 ふと、釣殿の左側を見ると…


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釣殿横の幸運の撫で亀

松尾大社のホームページによれば、『大神様が太古、山城丹波の国を拓くため保津川を遡られる時、急流は鯉、緩やかな流れは亀の背に乗って進まれたと伝えられ、以来亀と鯉は神のお使いとして崇められております。』 とのことで、亀は不老長寿のご利益がある神聖な生き物であるらしい。

よって、亀の市はお年寄りに人気があるのか…


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神輿庫の酒樽

松尾大社のホームページによれば、『秦の始皇帝の子孫と称する秦氏が、朝廷の招きによってこの地方に来住し、松尾山の神を同族の総氏神として仰いでいた。また、酒造については秦一族の特技とされ、室町時代末期以降、松尾大社が「日本第一酒造神」と仰がれた。』とされている。

嵐山

松尾大社から嵯峨野に出るには、大堰川(桂川)に架かる渡月橋を渡るのが最短コース。 9世紀に架橋されて以降、何度か改築されているが、現在のものは木造風の鉄筋コンクリート造り。ここ数年は、毎年のように洪水で水没するが、流されること無い頑丈な橋だ。

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渡月橋

大覚寺 大沢池

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大沢池 入口門

観光客の少ない、今頃は無料で自由に入場できるが、紅葉の季節など混雑する季節は料金所ができて有料になる。


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大沢池と大覚寺五大堂

池は、ほぼ全面に蓮(ハス)が生えていて、とてもじゃないが船が進めるような状況ではない。左端に木造船が2隻見えるが、中秋の名月の時に湖面を本当に行き来したのだろうか…。


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心経宝塔

嵯峨天皇心経写経1150年を記念して、1967年に新たに建てられた塔。中には、如意宝珠の小塔と、弘法大師像が収められているらしい。


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心経宝塔と『五蘊』の碑

Wikipediaによれば、五蘊とは人間の肉体と精神は5つの「集まり」から成るとの仏教の教え。5蘊とは、色蘊(=人の肉体)、受蘊(=感受作用)、想蘊(=表象作用)、行蘊(=意志作用)、識蘊(=認識作用) だそうだ。


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ハグロトンボ(雌)

最近は、珍しい虫の一種になったらしい。私が子供の頃は、たくさん居たので、毎年何匹かこの池の周辺で捕まえて家に持ち帰ったこともある。

嵯峨野

古都保存法で定められた歴史的風土保存区域のうち、『嵯峨野特別保存地区』として農村が保護されている。

建築物の改築制限もあるそうだが、農家の作業小屋は別に歴史的な雰囲気は感じられない。それよりも、看板などの制限で無粋な看板がないことや、里山を売りにした無粋な飲食店が無い救いだろうか。

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稲刈り中

ちょうど、お米の収穫の時期で、至る所で稲刈りと脱穀作業が行われていた。


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稲穂とヒガンバナ

ヒガンバナは、ちらほら咲いている程度。来週くらいが満開だろうか…。


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先週後輪のタイヤを交換したLGS-TR1に乗って出かけた


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後宇多天皇陵

嵯峨野の水田地帯の最も奥にある。とりあえず、嵯峨野に来るときはここが最終目的地。後宇多天皇は鎌倉時代の1274年から1287年の間に在位した天皇で、在位期間中に元寇に対処した。(と、Wikipediaに書かれています)


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広沢池

ザリガニ釣りをしている子供がたくさん居ました。その傍らに


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広沢池の千手観音像

現在、子供がザリガニ釣りをしている小さなこの島に、遍照寺の十一面観音像を祀った堂があったそうだ。島は江戸時代に消滅したが、1893年に再建された。その時に、蓮華寺から十一面観音像を借りてこの場所に置いたと言われているそうだ。(京都新聞の記事より)


後編 『京都 : 妙心寺・龍安寺 〜 京都御苑・梨木神社』に続く