YAMAHA製AVアンプRX-S600をAmazon.co.jpで購入。価格は37,451円。2004年10月から使っているONKYO製TX-SA601と入れ替えることにした。
保有しているスピーカーは、インピーダンスが4Ωのものだが、6Ωに比べて電流が1.5倍流れることを念頭に、ボリュームは最大値の3分の2辺りまでにしないとOPアンプやコンデンサーがオーバーロードしてしまう可能性がある。設定画面で、音量の上限を-30dBに制限設定した。
消費電力の測定と比較
TX-SA601の消費電力は、2011年の『AVアンプTX-SA601内部のホコリを清掃』より転記。
RX-S600 | TX-SA601 | |
---|---|---|
スタンバイ | 1.3W(HDMI非接続) 1.8W(HDMI接続) 0.7W(HDMIスルー無効化) | 1.7W |
スタンバイ (ネットワークスタンバイ) | 3.7W | --- |
PCMデジタル入力(SPDIF)、Pure 2chスピーカー | 30W(DIRECT) | 62W |
PCMデジタル入力(SPDIF)、Direct 2chスピーカー | 31W(STRAIGHT) | 71W |
PCMデジタル入力(SPDIF)、DSP 4chスピーカー | 31W | 71W |
AACデジタル入力、DSP 4chスピーカー | 31W(HDMI接続) | 71W(SPDIF接続) |
ネットラジオ再生、DSP 4chスピーカー | 31W | --- |
FMラジオ再生、DSP 4chスピーカー | 30W | --- |
再生時の音量は、-55dB辺りで測定した。なお、-30dBまで音量を上げると、2W程度消費電力が増えた。それ以上は、音が大きすぎ近所迷惑なのと、4Ωスピーカーを接続しているためオーバーロードの可能性があり試していない。
RX-S600とTX-SA601のサイズ比較
トランスの大きさ、TX-SA601の方が1.5倍くらいの体積があるようだ。もちろん、TX-SA601は機器重量も1.5倍以上重い。
音質は
ヴィヴァルディの四季(バイオリン演奏)と、マライアキャリーのCDを双方で出力して、静かな部屋で聞き比べた。(DSPエフェクトなどを切り、ダイレクトモードで演奏)
私の耳では、音の解像感というのか、分可能というのか、音のシャープさがTX-SA601のほうが優れているようだ。本体価格の差(TX-SA601は5万円で購入)は、正直に音質に現れたと見るべきか…。
専門的なことはわからないが、DSPエフェクトを切っていても、デジタル音声をアナログ化するときに、音のシャープさの処理関数にメーカーによる違いがあるのかも知れない。
RX-S600は通電時間が短いので、今後エージングがかかればどうなるかは分からないが、デジタル製品なので(以前のピュアオーディオ製品のようには)音質が好みのものに変化するという事も期待できないかな…
設置
TX-SA601をオークションで売却するまでの間、2段重ね…。 RX-S600の筐体が薄いため、ラックの高さに何とか収まった。
ネットラジオがアンプ本体だけで聞けるようになり、手軽に利用できるようになった。本体も軽くコンパクトで、微妙に音質が「グレードダウン」したとしても、利便性が良くなればそれでよしと。