『 奈良の旅:晋山式が行われていた薬師寺 』 からの続き
薬師寺を出て、垂仁天皇稜の横を通って、平城宮へ。 結構距離があり、というか少し通り過ぎて後戻りして、15分ほど掛かって朱雀門前に到着。
何も無い中に、ぽつんと建っています。1992年に奈良国立文化財研究所により再建されたもので、「地面に残された建物基礎」と「埋まっていた瓦」から推測して復元したそうな。(研究所のホームページより)
屏風絵とか、そういうのが残ってたんじゃなく、単に研究者の推測ですか…。 欧州にあるギリシア、ローマ時代の遺跡でも、「推測で復元しました」ってのはあまり多く見かけませんけど、推測で「こんな綺麗な建物」になっちゃっていいんですかね。 どうせ嘘っ八なら、もっとリアリティを追求して、1200年くらい経過したようなぼろぼろの木材風にしてみるとか。
もう、ただ単に広いだけです。 朱雀門から大極殿まで、直線距離で770mありますが、間には建物も何もありません。
雑草刈り取りをするのを忘れているのか、ひたすらススキが繁殖しています。 これはこれで、綺麗なんですけど…
文化庁の事業として2001年より復元新築工事が行われています。2010年の平安遷都1300年祭りのイベントに間に合うように完成するようです。
奈良化財研究所のホームページによれば、「 現存する同時代の建物からその様式を引用し、組み合わせるという手法にとどまらず、古代建築の構造から細部の形状の意味に至るまで、総合的な検討をおこない、古代建築のしくみを新たな視点から理解し直す 」 という手法でデザインされたそうなので、これも推測の建物です。
奈良は推測が好きですねぇ…
いいですねぇ、ミステリアスですね…
これも推測の建物なんでしょうけど、壁が無くて冬は寒そうですね…。 宮内省の建物だけが真っ先に復元済みということは、やはり重要施設なんでしょうねぇ。
■ その他
忘れていけない、奈良で最も有名な人です。