13 October 2016

西穂高岳トレッキング : 大阪 〜 奥飛騨温泉郷

もくじ

西穂高岳トレッキング : 事前準備
西穂高岳トレッキング : 大阪 〜 奥飛騨温泉郷(10月13日)
西穂高岳トレッキング : 新平湯温泉 〜 西穂高岳 独標 (10月14日)
西穂高岳トレッキング : 西穂山荘宿泊 氷点下の早朝 (10月14日〜15日)
西穂高岳トレッキング : わさび平小屋 〜 新穂高 〜 大阪 (10月15日)

ヤマレコの記録を閲覧する

自宅 〜 梅田プラザモータープール

西穂高岳に行くため、まず奥飛騨温泉郷の新平湯温泉に1泊する。

■ 京阪 中之島駅 08時03分 → 大江橋駅 08時06分

この区間は、通勤定期券を持っているので無料。 特急に使われる8000系なのでゆったりと3分ほどくつろぐ…

■ 御堂筋線 淀屋橋駅 08時12分 → 中津駅 08時16分 (180円)

まさに通勤ラッシュ時に、迷惑な登山用ザックを背負った『空気読め無い』乗客として乗車。

バス : 大阪 〜 新平湯温泉

■ 大阪 梅田プラザモータープール 09時00分 → 新平湯温泉 16時03分 (4,700円)

大阪から高山を経由して、新穂高ロープウェイの新穂高駅前までの中央交通バスの『大阪・京都~高山・奥飛騨温泉郷(高速乗合バス)』を使う。

運賃は、大阪発で奥飛騨温泉郷・新穂高まで4,700円、京都の竹田駅からなら4,200円。 さわやか信州号で上高地まで行くと9,800円になるので、およそ半額で運んでくれるというお得な運賃設定。

ただし、登山者向けの時刻設定じゃないので、奥飛騨温泉郷で余計な1泊をする必要があるのが難点…。

20161013-umedaterminal.jpg
梅田 プラザモータープール

バスの始発地点は、梅田プラザモータープール。実際は、御堂筋線中津駅の横なので、梅田… のネーミングはどうなのかなと。

モータープールというのは名前だけで、実際は高速バスやツアーバスのバスターミナル。待合のベンチがあるスペースでは、JTBやクラブツーリズムのお姉さんが参加者の点呼を取っていたりと、なかなか賑やかなところだ。

8時50分、中央交通バスの奥飛騨号がやって来る。

20161013-bus-umeda.jpg

4列シートタイプのスーパーハイデッカー車、ネオプラン トランスライナー。 日本で最初にドイツ製ネオプラン車体を導入したのが、中央交通だ。

梅田から乗車したのは、私を含めて2名。 双方とも登山者スタイル。

バス9時ちょうどに出発。新御堂を南下し国道2号線に入り、南森町から阪神高速へ。 阪神高速環状線・東大阪線を通り、東大阪市長田より近畿道、第二京阪道を通って京都へ。

20161013-hansinkousoku.jpg
阪神高速 法円坂付近

途中の料金所で、前の車が支払いに戸惑って5分ちょっと時間ロス。阪神高速城南宮出口を出ると、すぐに京都竹田のバス停に到着。 定刻より10分ほど遅れている。

今日のGPSトラッキングログは次のような感じだ


トラッキングログの元ファイルをダウンロードする場合はこちら(GPXファイル)

京都の竹田駅前のバス停からは、8人の乗客が乗車。うち、4人は中国語を話すガイジンさん。 バスの予約サイトは日本語だけだったような気がするのだが、どうやって予約したんだろうか…

10時10分、京都竹田駅を出発。名神 京都南インターから再び高速道路へ。一般道をほとんど走らない、なんともうまいバス停の設定だ。

10時55分、滋賀県の黒丸PAに停車。ここで25分ほど休憩。

20161013-kuromaru-pa.jpg
黒丸PA 上り線

ローソンで今夜の食事用に縞ホッケ弁当(560円)と、ロースハム(160円)を購入。 小腹がすいたので、肉まん(120円)を食す。

PAには『ドッグラン』なるものがあり、通用門を通って市民が犬の散歩に来ていたりする。 郊外なので、犬を走らせるのはどこでも良さそうに思うのだが、フェンスがないと逃げてってしまうので、やはりこういう場所は地元民にとっても貴重なのだろう。

10時20分、黒丸PAを出発。 渋滞もなく、快調に名古屋方面へ。

20161013-meishin-youkaichi.jpg
名神高速 東近江市八日市付近

時折晴れ間の出る、薄曇りのような天気。 今日は寒気が日本列島に南下してきていて、高気圧に覆われているものの、薄曇りということだ。12時15分ごろ、名神高速から東海北陸高速に入る。

12時35分、岐阜県の長良川SAに停車。ここで20分の休憩。

20161013-nagaragawa-sa.jpg
長良川SA 下り線

カフェテリアで名古屋地方名物の味噌カツ丼を食す。

20161013-misokatsudon.jpg
味噌カツ丼 (800円)

12時55分、長良川SAを出発。ここから岐阜県の山岳地帯に入ってゆき、片側2車線だった高速道路も、そのうち対面方式の片側1車線になる。

20161013-gujohachiman.jpg
郡上八幡城が見える

戦国時代に起源を持つこの城は、1933年に木造で再建された。 木造で再建されるのは珍しいそうだ。

20161013-tokaihokurikudou.jpg
4車線化工事中の東海北陸道(白鳥トンネル付近)

それほど交通量も多そうに見えないが、橋やトンネルが連続する区間の4車線化が進められている。 日本が破綻する前の駆け込み土建工事か…

14時、東海北陸道から国土交通省書簡の無料高速 高山清見道路に入る。14時23分、高山市役所横の ひだホテルプラザに停車。 JR高山駅前のバス停に停車する権利が高かったので、駅から少し離れた市役所横に停車することになったのだろう。 それにしても、このバス停の名前では素人には何処に停車するかわからないところが辛い。 せめて、「高山市役所前」 とでも名前を使えないものなのか。

京都竹田から乗車してきた8人は、市役所前のここで下車。

バスは高山駅前を素通りし、JRの跨線橋を渡って、14時30分に市街地西側の高山グリーンホテルに停車。ここで20分間の休憩。

20161013-takayamagreenhotel.jpg
高山グリーンホテル前停留所

ここで、上り・下りのバスが行き違いとなる。 新穂高方面から大阪に向かって走るバスが隣に停車しているが、そちらの車体はネオプラン・スカイライナー

この日は、折り返し便に乗客がいなかったのか、全面窓に『回送』と掲出されている。

ホテルの一角には巨大な観光物産館があるので、帰りに買う土産物を物色しておく。 時間が余ったので、近隣を探索。 バスの車内案内で触れられていたサークルKがあり、奥飛騨にはコンビニがないため、ここが最後の食料買い出しポイントのようだ。

14時50分、高山グリーンホテルを出発。ここからの乗客は、梅田から同時に乗車してきた登山者と私の2名となる。

20161013-nyukawa.jpg
高山市丹生川付近

高山市中心部を出ると、松本に続く一般道となる。平日で、観光のハイシーズンではないため渋滞などはなく、ほぼ定刻通りの運行で平湯温泉街へ。

15時45分、平湯温泉 ひらゆの森バス停に到着。 梅田から乗ってきた登山者が降りて行き、ここから乗客は私一人になる。

ひらゆの森は、平湯バスターミナルのすぐ隣だが、ここも濃飛バスのバス停に停車する権利が高かったので乗り入れできなかったのだろう。 ここから初めて乗る人は、場所が分からんでしょうね。

20161013-kumabokujyou.jpg
クマ牧場前通過 (15時54分)

看板には、『ある日、森のクマさんに出会いませんか !』 とある。 登山道では出会いたくないものだ…

バスは乗降客がなくても、予定通りのバス停を通過していく。 よって、かつてJR北海道で使われていた気動車キハ27の保存車両があるガーデンホテル焼岳前もしっかり通過してくれた。

20161013-gardenhotel.jpg
ガーデンホテル焼岳のJR北海道キハ27

20161013-shinhirayuonsen.jpg
16時03分 新平湯温泉バス停に到着

定刻より、わずか3分の遅れ。

最後の乗客が降りたこの先、バスはやはり最終目的地の新穂高まで走るのだろうか…。 『路線バス』のバス停飛ばしは禁止されているので、デマンドバスとして許可を受けていない限り、残念ながら乗客ゼロでも回送しないといけない。ここが、日本の法律の杓子定規なところだ。

新平湯温泉・栃尾温泉

20161013-horaguchi.jpg
民宿ほらぐち

20161013-horaguchi-room.jpg
ほらぐち 7.5畳客室 (窓の外は、道路)

バス停から、新穂高方向に200mほど行った所にある、素泊まり民宿 ほらぐち が今日の宿泊地。1泊3,390円(入湯税等込)と、まるで登山者の前泊の宿を狙ったかのような価格設定。

奥飛騨温泉郷で安く泊まれるところは、ここと、平湯温泉の穂高荘倶楽部の仮眠室(1,700円、木曜定休)が最低価格ラインだ。

荷物を置いて、日が暮れる前に栃尾温泉の露天風呂に向かう。

国道471号線をどんどん下って行くと、およそ1kmのところにJAの奥ひだ支店とAコープがある。 閉店時間は18時のため、帰りに寄って食品を仕入れよう。

20161013-jaokuhida.jpg
JA奥ひだ Aコープ

JA奥ひだの向かいには、ちょっと立派な造りの村上神社がある。

20161013-murakamijinjya.jpg

奥飛騨温泉郷の総鎮守社で、祀神は平安時代の村上天皇だそうだ。

20161013-murakamijinjya-koma.jpg
村上神社の狛犬

狛犬も、雰囲気ありますね…

笠ヶ岳、穂高岳などを源流とする蒲田川に架かる宝橋を渡ると、栃尾温泉となる。

小学性が数人、集団下校で宝橋を渡って新平尾温泉街方向に歩いてくる。 この辺りの小学校の定時は17時頃なんでしょうか…。 元気よく挨拶してくれますので、挨拶を返します。

20161013-takarabashi.jpg
宝橋

背後に見える山は、笠ヶ岳から錫杖岳を越えて続いてきた稜線の南端部(標高約1,900m)と、洞谷。

20161013-gamatagawa.jpg
宝橋から蒲田川の上流方向

左側に見える青い橋は、洞谷の出口部分に架かる洞谷橋。かつて、1979年に大規模な土石流が起こったため、いまは壮大な砂防堰堤が連続する景色が見える。

20161013-horatani-sabou.jpg
洞谷に造られた砂防ダム群

洞谷災害 (神通川水系砂防事務所)
栃尾洞谷土石流 (岐阜大学教育学部理科教育 地学 講座)
神通川流域直轄砂防事業 平成28年度事業概要 (国土交通省)

国土交通省によれば、この辺りは土砂崩れの巣なので、壮大な治山・治水事業をした結果温泉やロープウェイといった観光施設を作ることが可能になったとされる。

かつての吉城郡上宝村(現高山市奥飛騨温泉郷)では、出水のたびに土砂が流出し河道が不安定でした。砂防事業の進展に伴い土砂の流出が抑制され河道が安定、日本有数の温泉観光地「奥飛騨温泉郷」が形成されました。
http://www.hrr.mlit.go.jp/jintsu/outline/gaiyou/gaiyou.pdf

洞谷に架かる橋を渡ると、この地域2店舗目のスーパーがある。 小さな村しか無いのに、スーパー2店舗とは集客面積が異様に広いのだろうか。

再び、新穂高方向へ向かう道路沿いに出る。栃尾河川公園管理組合が開設した公共露天風呂、荒神の湯がある。

20161013-tochio-koujin01.jpg
県道475号線 槍ヶ岳公園線沿いにある荒神の湯

槍ヶ岳… いい名前の道路ですね

20161013-tochio-koujin02.jpg
荒神の湯 脱衣所

脱衣所に来る手前に料金箱があり、入場料200円を自主的に投入する。

20161013-tochio-koujin03.jpg
荒神の湯 露天風呂

蒲田川に面した露天風呂からは、雲が掛かった焼岳が見える。 先客は、車中泊をすると言っていた登山客。

温泉を出て民宿方向に戻る途中、Aコープに立ち寄る。 弁当やおにぎり類は売っておらず、主に近隣の人の需要がある食材が中心の品揃え。 旅行客が食べられるものといえば、カップ麺や菓子パン類だろうか。 出前一丁カップ麺(157円)を購入。

黒丸PAで買った縞ホッケ弁当(560円)と、ロースハム(160円)、先ほどAコープで買った出前一丁カップ麺(157円)で夕食。 電気ポットは各部屋にあり、廊下には電子レンジまで用意されているので、持ち込みで温かいご飯を食べることが出来る。

食後、館内の温泉に入る。これで、栃尾温泉と新平湯温泉に入湯したことになる。

20161013-horaguchi-onsen.jpg
民宿ほらぐち内の温泉