21 February 2026, Saturday

六甲山地 森林植物園に早春の花を見に行く

暖かな快晴の天気予報となったため、この冬になって以降はじめて森林植物園まで歩くことに。植物園の公式Webによれば、正門横の管理棟に隣接した庭園(ロックガーデン)に、バイカオウレンやセツブンソウなどが咲いているらしい。

20260221-tracklog.gpx.jpg
GPSログ(GPXファイルをダウンロードする

区間 時刻 所要時間
元町駅 〜 稲荷茶屋(登山口) 07:22 〜 07:47 25分
稲荷茶屋(登山口) 〜 修法ヶ原池 07:47 〜 08:32 45分
休憩 08:32 〜 08:50 18分
修法ヶ原池 〜 森林植物園 西門 08:50 〜 09:15 25分
森林植物園内 散策 09:15 〜 09:58 43分
森林植物園 西門 〜 修法ヶ原池 09:58 〜 10:27 29分
修法ヶ原池 〜 稲荷茶屋(登山口) 10:27 〜 10:55 28分
稲荷茶屋(登山口) 〜 元町駅 10:55 〜 11:16 21分

20260221-hansin-fukushima.jpg
阪神 福島駅

■ 阪神本線 福島駅 06:35発 → 尼崎駅 → 元町駅 07:18着(運賃330円)

今日は休日だが、こんな早朝に平日並みの乗客数。かろうじて座る席が見つかる程度だった。

20260221-hansin-amagasaki.jpg
日の出10分後、尼崎駅のプラットホームから東方向を見ると、空が朝焼けに染まっている

20260221-hansin-motomachi.jpg
阪神 元町駅

元町駅から兵庫県町のビル群の間を抜けてまっすぐ北西へ。

20260221-hyougokenkoukan.jpg
兵庫県公館

20260221-hyougoken-sonbun.jpg
兵庫県庁 「孫中山 大アジア主義 講演会の地」石碑

現地説明看板より
1924年11月28日、中国の革命家 孫文は、兵庫県立神戸高等女学校の講堂において、約3千人を前に「大アジア主義」公演を行いました。公演の中で孫文は、東洋の王道と西洋の覇道を分け、仁義道徳による東洋の王道を基礎とする「大アジア主義」を唱え、アジア諸民族の地位回復を説きました。

中華民国(現在の台湾)が大陸で建国されたのは1912年1月1日。この演説が行われたときには、中華民国政権(国民党)と共産党が中国大陸内で共存(国共合作)が行われていた時代。孫文は中華民国政権(国民党)の指導者の一人だったので、説明板の「革命家」は表現が足りないと思う。

20260221-sourakuen.jpg
兵庫県町の間を抜け、相楽園の東端を直進

20260221-daisimichi-01.jpg
諏訪山児童公園の角より、大師道に入る

20250606-saidotanigawa-map.png


神戸山手グローバル中高校の前を通り過ぎると、20丁の丁石がある。一般的に1丁は約109m(60間)なのだが、GPSログでは大龍寺の仁王門前まで2.86kmなので、ここでは1丁は143mということとなる。

まあ、1丁がだいたい100mから150mくらいだと想定しておけばよいだろう。

20260221-daisimichi-02-20tyou.jpg
大師道 20丁の丁石。大龍寺の山門まで規定で2.2kmといったところ

20260221-inari-norimentaisaku.jpg
稲荷茶屋(登山口)の200mほど手前、法面対策工事が完成している (標高約130m)

20260221-hiyokobashi.jpg
ヒヨコ地蔵の前を過ぎ、ひよこ橋を渡ると稲荷茶屋(登山口)がある

20260221-inarityaya.jpg
標高約140m地点の稲荷茶屋(登山口)

20260221-inarityaya-temp.jpg
稲荷茶屋の温度計は1.5℃を示している

20260221-kobe-temp.jpg
気象庁 神戸の気温グラフ。7時50分の気温は6.0℃。標高140mに換算すれば約5.2℃となり、稲荷茶屋の温度計はそれより4℃ほど低いことになる

日当たりの悪い谷間は冷えるのだろう。

20260221-inarityaya-toilet01.jpg
稲荷茶屋の登山口にある公衆トイレは、昨年末より工事中

仮設のトイレには「一般の方 使用可能」と書かれているので、どうしても間に合いそうにない人の救済措置は取られている。フェンスに掲示されている工事概要は次の通り。

工事名 : 再度山大師道公衆トイレ改修他工事
工期 : 2025年12月15日から2026年3月17日まで
請負者 : 有限会社 浅見工業
発注者 : 神戸市建築住宅局建築課

20260221-inarityaya-toilet02.jpg
稲荷茶屋の登山口にある公衆トイレ。工事中の内部。壁面も含めて全面改修している

20260221-daisimichi-03-14tyou.jpg
稲荷橋を渡って大師道を100mほど先へ行くと 14丁の丁石がある

再度堰堤に向けてつづら折りの斜路を登る。折返しの途中に再度西堰堤工事の現場入口があるが、バリケードが完全に撤去されている。入口から奥へ、山肌をトラバースする道を進むと現場の手前にバリケードがまだ残っている。できたての堰堤を見ることは叶わなかった。

20260221-daisimichi-03-futatabinisientei.jpg
再度西堰堤工事のアクセス通路入口のバリケードは外れている

この工事の情報は国交省のWebで完全公開されていて、設計書に書かれている設計金額は331,617,000円(税込み)となっている。3億円なので、かなり小さな堰堤だと思われる。

20260221-daisimichi-04-tatabeentei.jpg
多々部堰堤の右岸側を通過(標高約180m)

20260221-daisimichi-05-futatabi5hashi.jpg
支流に架かる再度第5橋を渡る

20260221-daisimichi-06-11tyou.jpg
再度第5橋を渡ると、11丁の丁石がある

20260221-daisimichi-07-futatabi4hashi.jpg
再度第4橋を渡り、つづら折りの坂道を登ると諭鶴羽堰堤の天端に出る(標高約230m)

稲荷茶屋の登山口から24分、猩々池に到着。堰堤のせき止め湖は完全に干上がって底が乾いている。

20260221-syoujyouike.jpg
猩々池と4丁の丁石(標高約280m)

20260221-futatabicabin.jpg
猩々池の上流側にある休憩所「ふたたびキャビン」

2年前に完成した東屋だが、場所が微妙に悪く登山者が近寄りがたい雰囲気のとなっている。ここで休憩している人を見たことがないので、明らかにお役所工事に見られる市場調査の失敗例だろう。

稲荷茶屋の登山口から32分、大龍寺の仁王門前に到着。階段下に1丁の丁石があり、目の前に見える仁王門が「ゼロ丁」だと思われる。

20260221-dairyuji-nioumon01.jpg
大龍寺 仁王門前

20260221-dairyuji-nioumon02.jpg
大龍寺 仁王門(標高約360m)

20260221-dairyuji-touboku.jpg
大龍寺の仁王門から本堂(大師堂)に向かう石段は倒木で塞がれている(自己責任でまたいで通過)

20260221-dairyuji-daisidou.jpg
大龍寺の本堂(大師堂)

大師堂前で、再度山から降りてきたと思われる登山者とすれ違う。きょう見かけた初めての登山者だ。

20260221-futatabikoe.jpg
再度谷の最も上流、再度越の峠を通過(標高約400m)

再度越からは再度公園の敷地となり、石畳の園路になる。坂道を下っていくと、修法ヶ原池の畔に出る。

20260221-siogaharaike-01.jpg
修法ヶ原池と旧ボートハウス(標高約380m)

20260221-siogaharaike-02-furakusansou.jpg
修法ヶ原池の北岸に面した広場、ログハウス「風楽山荘」がある

この広場のベンチで昼食。製作原価90円程度の節約ランチだ。単純計算で600〜700kcalくらいか。

20260221-lunch.jpg
昼食 (きんぴらごぼう乗せトースト、焼きちくわ4本、どら焼き)

20分ほど休憩して、森林植物園に向けて出発。

トイレの洗面台で手を洗う。凍るように冷たい水で、森林植物園に着くまで手が凍えていた。

20260221-sennintani-entrance.jpg
管理道から分岐し、仙人谷を下る山道に入る

修法ヶ原堰堤の右岸側を通過し、どんどん下っていくと洞川湖手前の広場に出る。秋になるとモミジがきれいに色づく場所だ。

20260221-sennintani-hiroba.jpg
洞川湖の手前、仙人谷の底にある広場。モミジは完全に散っている

20260221-doukawako.jpg
洞川湖。対岸に釣りをしている人が居る(標高約350m)

ここから学習の森を抜けて森林植物園西門へ、標高差60mの登り返しとなる。

20260221-sinrin-nisimon.jpg
森林植物園 西門(標高約410m)

何年も前、西門のチケット売り場に係員が常駐していたが、今は無人となっている。年間フリーパス(四季トリコロールカード)を持っているので、改札横のインターホンで正門を呼び出して、電子ロックの解除キーを教えてもらう。

私の後ろから高齢男性が来て、インターホンで「北区住民で65歳以上」と申告して入場していた。

20260221-sinrin-asia-01.jpg
冬の森林植物園は、落葉して明るい森になっている

西門からアジア区・さくら園・あじさい坂を通って最短コースで正門前の展示館へ。

20260221-sinrin-asia-02.jpg
森林植物園 アジア区のメタセコイア林

20260221-sinrin-usagi.jpg
森林植物園 うさぎ園跡のオブジェ

20260221-sinrin-tokugawamichi.jpg
森林植物園内を横切っている「徳川道」

20260221-sinrin-sakura.jpg
森林植物園 さくら園の間を抜けて正門へ

20260221-sinrin-tenjikan.jpg
森林植物園 展示館とロックガーデン

20260221-sinrin-rockgarden01.jpg
森林植物園 ロックガーデンの説明パネル

20260221-setubunsou.jpg
セツブンソウ

20260221-baikaouren.jpg
バイカオウレン

20260221-yukiwariichige.jpg
ユキワリイチゲのつぼみ

20260221-sinrin-umadoshi.jpg
森林植物園 午年の干支飾り

馬の胴体は" ススキやメリケンカルカヤ "で作られているようです。

20260221-sinrin-sibafu.jpg
森林植物園 芝生広場

20260221-sinrin-haseike.jpg
森林植物園 長谷池

20260221-sinrin-kamoshika.jpg
森林植物園のカモシカ「さつき」

森林植物園内を45分ほど散策し、10時ちょうどに西門から出て元町駅を目指す。今日歩いてきた道を逆向きに戻るコースだ。

20260221-gakusyunomori.jpg
学習の森 南の入口

学習の森を抜け、洞川湖の東岸を回り込んで再度公園へ。ここで、洞川梅林に少し寄り道する。

20260221-doukawabairin-01.jpg
洞川梅林の(彩度公園側の)南入口

20260221-doukawabairin-02.jpg
洞川梅林は、まだ開花前(標高約350m)

20260221-doukawabairin-03.jpg
洞川梅林では、1本の紅梅の蕾が膨らんでいた

修法ヶ原池の湖畔まで戻ってきた。ログハウス前の広場には、少しだけ休憩する人を見かける。やはり、休日はそれなりの数の人がやって来るようだ。

20260221-siogaharaike-03.jpg
再度公園の修法ヶ原池

再度公園から再度越に向かう道に入る。頻繁にハイキング客の団体とすれ違う。休日はかなりの数の人が元町方面から歩いて登ってくる。

しかしながら、なぜ団体で山登りをしたいのだろう...。うっとおしくないのだろうか。

20260221-siogaharaike-04.jpg
再度越の登山道から出てきた集団ハイカー

森林植物園の西口から登山口の稲荷茶屋まで、1時間弱で降りてくる。ほぼ計画通りの歩行速度だ。

そこから元町駅へ、駅の高架を通り過ぎて南側にある快活CLUBへ。ここで栄養と水分補給が決まったパターンとなっている。

20260221-kaikatsu-01.jpg
快活CLUBでソフトクリームとココア

20260221-kaikatsu-02.jpg
快活CLUBの入口前は、隣の洋食屋の行列で完全にブロックされている

行列の先は「洋食クアトロ」の前まで続いており、Web検索すると「和風トンカツ 日替わりランチ 1,800円」「ハンバーグとコロッケ2個 ランチ 1,850円」などが人気メニューのようだ。高級すぎて、超富裕層ではない私には縁のない世界だ。並んでいるのは、エヌビディアやパランティアで年収億単位の人たちなのだろうか...。