09 September 2025

六甲山地) 布引貯水池から修法ヶ原池を経て、森林植物園へ

秋に入り、北アルプス登山の季節が始まったが、「平日に」安定した晴天日が2〜3日間続くことがなく、なかなか出かけるチャンスが訪れない。(その上、大阪発の新穂高行き・白馬行きの夜行バスも廃止され、不便極まりない)

ということで、今週は近場の六甲山地へ。暑さも一段落したため、久々に森林植物園に行ってきた。

ヤマレコの記事 『六甲山地) 布引貯水池から修法ヶ原池を経て、森林植物園へ

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区間 時刻 所要時間
三宮駅 〜 新神戸駅 07:14 〜 07:30 16分
新神戸駅 〜 市ケ原 07:30 〜 08:15 45分
市ケ原 〜 再度公園 修法ヶ原池 08:15 〜 08:42 27分
休憩
再度公園 修法ヶ原池 〜 森林植物園 西門 09:00 〜 09:25 25分
森林植物園 散策 49分
森林植物園 西門 〜 再度公園 修法ヶ原池 10:14 〜 10:40 26分
再度公園 修法ヶ原池 〜 猩々池 10:40 〜 10:58 18分
猩々池 〜 稲荷茶屋(登山口) 10:58 〜 11:16 18分
稲荷茶屋(登山口) 〜 元町駅 11:20 〜 11:42 22分

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阪神 大阪梅田駅

■ 阪神 大阪梅田駅 06:37発 → 神戸三宮駅 07:09着 (運賃 330円)

前回、登山のためにこの路線に乗ったときは高校野球の観戦者で座れないほど満員だったが、今日はいつもどおり空いている状況。

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三宮から新神戸へ。県道30号フラワーロードを15分ほど歩く

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裏滝道の東極楽寺、お寺の掲示板

老いてわかる 人生は思ったより短い。
いただいた命 あと何日? あと何年?
いのちに感謝。
南無阿弥陀仏

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新幹線 新神戸駅と生田川

新神戸駅の高架下をくぐり抜けて、布引の滝・布引貯水池を目指す

新神戸駅 〜 市ケ原

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新神戸駅の裏手、砂子橋を渡る。ここが登山口 (標高約60m)

布引の滝(雌滝と雄滝)を見ながら、みはらし展望台を目指す。

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布引の滝(雌滝)

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布引の滝(雄滝)

夏、近隣の高齢者はここまで登ってこないのか、みはらし展望台は無人である。水飲み場でたっぷりと水を飲む。次の給水ポイントは再度公園の修法ヶ原池のところだ。

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みはらし展望台 (標高約160m)

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みはらし展望台からの眺め。逆光で空全体が白っぽい

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みはらし展望台の温度計。27℃

ここから先は傾斜が緩やかになるので、快調に歩ける。

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「猿のかずら橋」の横を通過し、生田川沿いの登山道を進む

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それなりの水量がある五本松かくれ滝。布引五本松堰堤の越流水が流れ落ちている

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布引五本松堰堤 (標高約200m)

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布引五本松堰堤の越流堰と管理橋。この橋を渡って対岸へ

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越流堰の上を歩くカモ

布引貯水池の外周管理道を最上流部まで歩き、流入部の分水堰脇のスロープを登ると、市ケ原の集落が始まる。

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センニンソウ

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市ケ原の紅葉茶屋

生田川沿いの未舗装の市道(布引大竜寺線)を歩いていくと、床固工の脇に河原に降りる階段がある。

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市ケ原の河原が流出しないよう造られた床固工

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市ケ原の河原。所々に、焚き火をした跡がある

市道を歩いてきたとして、桜茶屋のところから河原に降りた地点に到着。ここはいつも見慣れた景色だ。

三宮から1時間、歩行距離は約4.0km。所要時間は毎回ほぼ同じくらいなので、この時間が守れているかどうかで、当日の体調チェックにも使えそうだ。

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市ケ原で右岸に渡る木橋 (標高約230m)

市ケ原 〜 再度公園 修法ヶ原池

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再度東谷に沿った市道(布引大竜寺線)を歩く

市道(林道)が再度山ドライブウェイに合流する手前、赤紫のフサフジウツギがたくさん咲いているところがある。前回、8月に見たときにはきれいに満開だったが、今日は種子になってしまった株もかなり交じるようになっていた。

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フサフジウツギ

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大龍寺 山門(赤門) (標高約330m)

急なスロープを少し行くと仁王門がある。

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大龍寺 仁王門

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大龍寺 仁王門の吽形像・阿形像

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大龍寺 大師堂(本堂)(標高約380m)

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大龍寺の裏手にある再度越(峠)を通過し、再度公園に下る (標高約400m)

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修法ヶ原池に到着。再度越からアプローチすると、手前に貸しボート場跡を利用したカフェがある

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修法ヶ原池の西岸にあるログハウス「風楽山荘」(標高約380m)

ここのベンチで昼食とする。

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昼食(いんげん乗せトースト、ミニちくわ、どら焼き)

自宅から水を持ってきたが、右奥に見える水飲み場の冷たい水道水をたっぷりと飲む。

再度公園 修法ヶ原池 〜 森林植物園 西門

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キンミズヒキ

キンミズヒキは葉や根が漢方薬「仙鶴草」の原料になるそうだ。

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修法ヶ原堰堤の東岸を通過する (標高約370m)

堰堤から流れ下る仙人谷に沿って洞川梅林へ。

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洞川梅林の南端で仙人谷の渓流を渡り洞川湖岸の道へ

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洞川湖の周回路を歩き、対岸の学習の森の入口へ

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一旦、舗装された道(市道洞川線)に出て100mほど歩く

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洞川湖に面した学習の森の入口

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学習の森の中を、標高差50mほど登る

森林植物園

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森林植物園の西門

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今回も、年間パスを使って入場

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イタドリ

薬効がある野草とされ、「痛取(イタドリ)」という名前からも痛みを取る薬草として用いられることもあるそうだ。

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森林植物園の長谷池に倒れ込んだマツ

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ツリガネニンジン

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長谷池

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長谷池はスイレンがびっしりと覆っている

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ミソハギ

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ナナコバナ

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ミヤギノハギ

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花が少なくなり、赤紫の種子が増えたクサギ

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秋になってもアジサイが咲いています

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森林展示館 ジャイアントセコイアの幹を輪切りにしたもの

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このセコイアは、樹齢2000年だという

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正門からあじさい坂に向かうところに置かれたCOOL BENCH

ボタンを押すと冷たくなるそう。ペルチェ素子が内蔵されているのだろう。冬はHOT BENCHに転換するそうで、もちろん中に単純なヒーターが入っているのだろう。(ちなみに、ペルチェ素子の極性を反転させるとヒーターにもなるはず)

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森林植物園の正門前より、あじさい坂を引き返す

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ヤブラン

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さくら園から西門へ向かう道。「うさぎ園」という名前に興味を惹かれる

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「うさぎの国からのお知らせ」

"うさぎの国の最後の1頭のウサギが亡くなりました。25年ほど前、お客様に楽しんでもらうためにうさぎの国を開設しました。
2015年には140頭に増えたため、繁殖制限をした結果全てのウサギが高齢化や病気のため亡くなりました。これまでたくさんの方々に可愛がっていただきありがとうございました。
今後のうさぎの国については現在検討中です。詳細が決まればみなさまにご報告しますのでお待ちいただければと思います。"

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うさぎの国だった観察舎

Web検索すると、かつての可愛いウサギの姿を見ることができます。

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コウヨウザンの実

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メタセコイアの林

森林植物園 西門 〜 再度公園 修法ヶ原池

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洞川湖。堰堤の手前で釣りをしている人が何人か居る (標高約340m)

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秋になると紅葉がきれいなカエデの林。洞川湖から修法ヶ原池へ標高差50mほど登り返す

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修法ヶ原池 (標高約380m)

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修法ヶ原池 東岸のカエデはまるで紅葉しているようだった

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秋の紅葉なのか、夏の水不足で枯れているだけなのか...

再度公園 修法ヶ原池 〜 稲荷茶屋(登山口)

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大龍寺から猩々池に向かってどんどん下る

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猩々池 (標高約290m)

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猩々池から再度谷に沿って、ひたすら下る

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大師道 8丁の丁石 (登山口と猩々池の、標高差でほぼ中間地点)

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走ると止まらなそうなくらいの一直線の坂道(多々部堰堤と再度第2堰堤の間)

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稲荷茶屋。大師道の登山口 (標高約140m)

稲荷茶屋(登山口)〜 元町駅

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ムクゲ

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再度谷川に架かるひよこ橋とヒヨコ地蔵尊

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ヒヨコ地蔵尊の斜め向かいの工事現場。温度計は31.9℃

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舗装された道を快調に下る

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元町駅前の兵庫県公館

下山時の所要時間は、森林植物園 西門から修法ヶ原池まで25分、修法ヶ原池から猩々池まで20分、猩々池から稲荷茶屋まで15分、稲荷茶屋から元町駅まで25分。合計1時間25分かかった。

仮に、森林植物園から谷上駅へ行き地下鉄に乗ったとしたら、徒歩で50分と電車が15分ほどなので、20分くらい早く着くことができる。

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元町駅前の快活CLUBへ

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快活CLUB 30分250円。ソフトクリームとオレンジジュースで水分とカロリー補給

■ 阪神 元町駅 11:57発 → 野田駅 12:34着 (運賃 320円)

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阪神 野田駅。「カーボンニュートラル運行」のラッピング列車

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