きょうは二十四節気の「大暑」。Wikipediaによれば『快晴が続き、気温が上がり続けるころ。夏の土用が大暑の数日前から始まり、大暑の間じゅう続く。土用の丑の日には鰻を食べる習慣もある。』とされる時季。
次にくる二十四節気の「立秋」が8月7日なので、その頃まで好天が続くということなのだろう。
久々の六甲山、日陰の多い登山道を歩いてきた。
区間 | 時刻 | 所要時間 |
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三宮駅 〜 新神戸駅 | 07:16 〜 07:33 | 17分 |
新神戸駅 〜 布引五本松堰堤 | 07:33 〜 07:58 | 25分 |
布引五本松堰堤 〜 市ケ原 桜茶屋 | 07:58 〜 08:14 | 16分 |
市ケ原 桜茶屋 〜 大龍寺 | 08:14 〜 08:37 | 23分 |
大龍寺 〜 鍋蓋山 | 08:37 〜 08:58 | 21分 |
鍋蓋山 〜 再度公園 修法ヶ原池 | 08:58 〜 09:21 | 23分 |
休憩 | 15分 | |
再度公園 修法ヶ原池 〜 大龍寺 | 09:36 〜 09:49 | 13分 |
大龍寺 〜 猩々池 〜 稲荷茶屋(登山口) | 09:49 〜 10:22 | 33分 |
稲荷茶屋(登山口) 〜 元町駅 | 10:22 〜 10:45 | 23分 |
■ 阪神本線 大阪梅田駅 06:37発 → 神戸三宮駅 07:09着(運賃 330円)
三宮駅 〜 新神戸駅
山手幹線と交差する加納町3丁目交差点に、「旧生田川」の石碑がある。
1871年に付け替えられた生田川の跡地に、フラワーロードが整備された
新幹線 新神戸駅の高架下。市ケ原まで3.7kmと表示されているが、GPSログの実測では2.5km
新神戸駅 〜 布引五本松堰堤
雌滝から雄滝へ向かう道沿いにある布引三十六歌碑のひとつ。紀貫之の歌碑
松の音 琴に調ふる 山風は
滝の糸をや すけて弾くらむ
標高160mのみはらし展望台までやってきた。
地上(アメダス神戸)の気温はまだ30℃に達していないが、ここまで標高差100m登ってきて、それなりに汗をかいている。みはらし展望台には「水飲み場」があるので、ここで洗顔したっぷりと水を飲む。
きょうの五本松かくれ滝は盛大に流れ落ちている。ここには五本松堰堤(布引貯水池)の余水吐(洪水吐)からオーバーフローした水と、貯水池の最上流にある分水堰ではじき出されて排砂バイパス水路を通ってきた水が流れ落ちている。
余水吐(洪水吐)から流れ落ちている水の量はそれほど多くないので、五本松隠れ滝の水の大部分は排砂バイパス水路を流れてきた水なのだろう。
布引五本松堰堤 〜 市ケ原 桜茶屋
布引貯水池の東側を回り込んで、市ケ原へ。
茶屋の背後の崖で新設工事をしていた法枠工がほぼ完成している。
新神戸から約40分、市ケ原の桜茶屋に到着。ここで、生田川に沿って直進するトゥエンティクロスと、川を渡って大龍寺に向かう登山道が分岐する。
公衆トイレ前の温度計は25℃で、海沿いの気象庁アメダスの気温30℃より5℃ほど低い値になっている。標高250mなのに、温度降下の理論値よりも倍くらい低くなっている。
市ケ原 桜茶屋 〜 大龍寺
布引貯水池の横からここまで、舗装されていない市道 布引大竜寺線を歩いてきた。この市道は市ケ原で生田川を渡り、再度東谷に沿って大龍寺まで続いている。
その生田川を渡る橋が、木の板を渡しただけの簡単なもの。これでも「市道」である。
谷を登りきって再度山ドライブウェイに合流するところに、大龍寺の山門がある。
山門の先のスロープを登っていくと、「ヒヨコ登山会 発祥の地」記念碑がある。
山門からスロープと石段を登って、標高差50mほど上にある大師堂(本堂)前にやってくる。今回は、大龍寺の背後にある再度山ではなく鍋蓋山に向かうので、本堂前から直接登山道に戻る。
大龍寺 〜 鍋蓋山
再度越から全山縦走路を逆行して鍋蓋山に向かう (標高約400m)
左手に神戸の市街地と瀬戸内海を見ながら歩く (標高約420m)
5月から6月の霞んだ景色と違い、きょうは空気が澄んでいて神戸の市街地がくっきりと見える。
山頂で直射日光の当たらない、木陰のベンチは1箇所あるだけで、そこには先客の中年女性が座っている。
今日の昼食は、山頂ではなく修法ヶ原池まで行ってから食べることとする。
鍋蓋山 〜 再度公園 修法ヶ原池
再度公園に向かって、全山縦走路から分岐する道を降りる。大龍寺・再度越まで戻るより、少しだけショートカットとなる道だ。
全山縦走路から再度公園 駐車場の方向に分岐する道 (標高約410m)
少し降りていくと、坂道の木段が公園の石張になる。
秋になると真っ赤になる修法ヶ原池のカエデ林だが、すでに若干黄色く色づいているようにも見える。猛暑で水分不足なのだろうか
再度公園 修法ヶ原池 〜 大龍寺
標高差30mほどの再度越(峠)を過ぎ、大龍寺横を通過して大師道を下る。
大龍寺 〜 猩々池 〜 稲荷茶屋(登山口)
猩々池は「満水」まで水が溜まっているようで、再度谷に流れ落ちる滝の水量がかなりある。
この時季、珍しい野鳥が居るのか、大師道沿いで何人かのアマチュア写真家を見かけた。
換算係数は1丁=約109mだが、GPSログから逆算した係数は1丁=約140mとなっている。
ここまで、再度谷川に沿って下ってきて、途中1匹も顔の周りにまとわりつく小さな虫(メマトイなど)に悩まされなかった。夏になり、小さな虫を捕食するトンボなどの肉食昆虫が麓まで降りてきたのだろうか。
稲荷茶屋の先は車の通れる舗装道路となる。
稲荷茶屋(登山口) 〜 元町駅
元町、南京町 中華街
南京町 中華街は修学旅行や遠足の時季が過ぎて、人通りが少なくなっている。
この店舗の「飲み放題カフェ」の席は、1〜3番,13〜14番が隣との仕切りが小さすぎて居心地が悪く、15番以降は書棚の隙間の狭い余剰空間席で席に座ることすら難しいので選択肢から外れる。
■ 阪神 元町駅 11:37発 → 西宮駅 → 野田駅 12:14着(運賃320円)
西宮で乗り換えた急行列車は、1編成しか無い「黄金のタイガース」列車。