バスルームで洗濯物を乾かすために利用している「衣類乾燥除湿機」。半年くらい前から、運転中に「低湿度エラー」で停止することが度々あったが、この数日間はほぼ毎日エラーが発生。洗濯物が全く乾かない状況に。
購入価格は28,277円(税込み、送料無料)。Amazonとヨドバシ以外なので、PayPay支払いでクレジットカード番号の送信を避けた。
毎日のように価格が変動し、ちょうど梅雨の時期で「最も価格の高騰した」時期の購入となった。(この数日間は晴天が続き2,000円ほど価格下落し、少し損をした気分になる)
今回購入したF-YZX60Bと、故障した2017年2月購入のF-YZM60
F-YZM60の故障原因の追求
故障時の状況
・運転開始後10分〜2時間程度で停止する
・点検ランプが点灯し、除湿ランプの「標準」が点滅
・室内温度は30〜35℃程度に上昇している
運転できているときの状況での異常と思われる点
・現在湿度を示す湿度サインLEDが、室内の湿度が高いにもかかわらず、ほぼ「低湿」表示
試してみたこと
・バスルームの換気扇を運転すると、異常停止するまでの時間が少し伸びるような気がする
分解して、ファンやゼオライトろ・ローター等にホコリが溜まっていないかチエックしたが、ほとんどホコリは溜まっていなかった。
とりあえず仮説を立ててみた
・湿度センサーICが劣化し、誤差がマイナス方向(湿度が低い方向)に大きく出るようになったため、低湿度エラーで停止する
もう一度分解し、湿度センサーを確認して半固定抵抗などで調整可能になっているか、あるいはバイパスできるか見てみることとする。
徹底的に分解してみる
筐体パネル(空気吸込み側)を取り外すと、ゼオライトのローターとメイン基板が見える
吸込み側には異常はない。ホコリが溜まっているようにも見えない。
ゼオライト・ローターの表面に、湿度センサー基板がある。半固定抵抗などで調整可能となっていないため、このセンサーが劣化していると手の打ちようがない。
筐体パネル(正面側)を取り外すと、シロッコファンがほぼ全面を覆っている。ファンを取り外すと、ゼオライト・ローターが見え、その表面に再生ヒーターと送風ファンを一体型としたユニットが取り付けられている。
再生ヒーターのユニットを取り外して、ゼオライト・ローター側の空気吸込口を見てみると、小さなシロッコファンがホコリで詰まっている。
この詰まりにより、ヒーターが設計値どおり冷却されず(空気量が少なく)、エラーが出ていたのかもしれない。
ここまで分解するのに、複雑に絡み合った配線を、固定用インシュロックを切断して取り外してしまっているので、もはや元通り戻して使うという状況ではなくなってしまった。