24 April 2025

六甲山地 黒五谷でクリンソウを観る

天気が良くなると思って黒五谷にでかけたが、予想に反してずっと曇り空だった。クリンソウは咲き始めで、今月中なら見頃が維持できてるんじゃないだろうか。

ヤマレコの記事 『 六甲山地 黒五谷でクリンソウを観る(薬大尾根 〜 風吹岩 〜 七兵衛山 〜 保久良神社)

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区間 時刻 所要時間
JR甲南山手駅 〜 神戸薬科大(登山口) 07:15 〜 07:32 17分
神戸薬科大(登山口) 〜 風吹岩 07:36 〜 08:26 50分
風吹岩 〜 七兵衛山 08:30 〜 08:59 29分
休憩 21分
七兵衛山 〜 打越峠 〜 黒五谷 09:20 〜 09:33 13分
黒五谷 〜 打越峠 〜 金鳥山 09:38 〜 10:12 34分
金鳥山 〜 保久良神社 10:12 〜 10:30 18分
保久良神社 〜 業務スーパー 〜 阪神深江駅 10:30 〜 11:05 35分

■ JR東西線・神戸線 海老江駅 06:44発 → 甲南山手駅 07:09着 (運賃320円)

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JR甲南山手駅に到着した普通列車

大阪方面に向かう列車線を、特急車両の683系か289系かが猛スピードで通過していく。

時刻表Webを検索しまくると、網干06:08発・京都07:54着の「らくラクはりま」という有料の通勤特急のようだ。

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JR甲南山手駅で、列車線を大阪方面に通過していく289系車両

JR甲南山手駅 〜 神戸薬科大(登山口)

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山手幹線を西へ。空はどんよりと曇っている

GPV数値予報では9時頃には晴れてくるはず。

甲南山手駅から15分、登山口となる神戸薬科大学の前に到着。

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登山口の神戸薬科大学 正門前(標高約70m)

住宅の擁壁に赤紫の花が群生している。Googleレンズで検索すると「タイム・ロンギカウリス」または「ランタナ」という候補が表示される。葉っぱの形から、これはおそらくランタナ。

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ランタナ

神戸薬科大(登山口) 〜 風吹岩

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登山口の階段横、生駒砂防堰堤と関西電力 本山支線の送電施設

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薬大尾根の尾根筋に取り付くまで、標高差80mほどを黙々と登る(標高約140m)

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薬大尾根の尾根筋に到達した。2週間前は枯れ木状態だった林が、いまは緑濃い状況に (標高約170m)

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標高270m付近で視界が開け、東灘区・芦屋・西宮から大阪市街地まで一望できる

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キランソウ (シソ科の植物)

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薬大尾根の最上部付近(標高約320m)。2週間前は満開の桜の木が数本あった場所だが、いまは「どれが桜なのか」わからないほど緑濃い林になっている

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甲南女子大学前からの登山道(魚屋道)と合流する地点(標高約380m)

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魚屋道を風吹岩に向かって歩く(標高約390m)

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風吹岩が近づくと、登山道は岩ゴロゴロの道となる。満開のコバノミツバツツジが至る所に咲いている

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コバノミツバツツジ

甲南山手駅から1時間7分かかって、標高437m地点にある風吹岩に到着。

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風吹岩 (標高437m)

きのうの強い風雨で大気汚染が吹き飛ばされ、きょうは天気はいまいちだが遠くの生駒山の山頂まではっきりと見えている。

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風吹岩からの眺め。西宮・尼崎・大阪市や、遥か向こうに生駒山・二上山が見える

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風吹岩の登山道側に咲いていたトサノミツバツツジ

風吹岩 〜 七兵衛山

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風吹岩から六甲山方向へ250mほど歩くと、横池への分岐点

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横池(雄池)(標高約430m)

横池の水位は低いままだが、池の中をよく観ると無数の小さなオタマジャクシが泳いでいる。

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横池(雄池)を泳ぐ無数のオタマジャクシ

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横池(雌池)

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荒地山から打越山へ続く尾根道

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七兵衛山の直下の峠。水平道・山頂・尾根道が分岐(標高約430m)

この峠の分岐から山頂までは5分ほど。山頂付近にはシロバナウンゼンツツジが群生していて、今がちょうど満開。

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シロバナウンゼンツツジ

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七兵衛山の山頂 (標高462m)

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七兵衛山の山頂からの景色。東灘区・六甲アイランドなどが見える

霧雨が降ってきた。天気予報では今日は曇りのち晴れで、GPV数値予報によると9時頃から晴れてくるはずだ。それが逆に霧雨が降り出すとは...

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七兵衛山の山頂は気温10℃

山頂で昼食。いつものように自作のトースト。コメの価格が暴騰しているため、さいきん「ご飯」を食べたことがない。前月に購入した備蓄米5kgも、倉庫にいれっぱなしで手を付けていない。

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昼食 (トースト、焼きミニ竹輪3本、焼きインゲン)

山頂で20分ほど休憩した後、打越峠に下りる。

七兵衛山 〜 打越峠 〜 黒五谷

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打越峠 (標高約420m)

ここから黒五谷へ標高差50mほど下りる。

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黒五谷へ緩やかな坂道を下る

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黒五谷を流れる渓流を渡る(標高約380m)

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黒五谷のカエデ林。この付近は秋になると見事に紅葉する

谷底にある湿地帯にクリンソウが群生している。

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クリンソウ

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黒五谷の湿地。クリンソウの群落は咲き始め

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ツボスミレ

今日の目的「クリンソウを観る」を果たしたので、ここから最寄りの阪神電車の駅に帰るにはどちらが良いか、少し思案する。

  • ルート1:黒五谷 → 五助堰堤 → 住吉台 → 阪神御影駅:5.6km 1時間25分
  • ルート2:黒五谷 → 打越峠 → 水平道 → 保久良神社 → 阪神深江駅:5.9km 1時間30分

どちらのルートもほぼ同じ時間が掛かるが、阪神深江駅を経由すると途中に業務スーパーがあり日用品の買い出しができる。

ということで、深江駅へ向かうこととする。

黒五谷 〜 打越峠 〜 金鳥山

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黒五谷から打越峠へ、標高差50mほど登り返す

打越山・荒地山の稜線に出てきた。日当たりの良い稜線上のそこかしこに、シキミの木が花を付けている。

シキミは寺院や墓地で一輪挿しで供えられる「緑色の葉っぱの小枝」のあれである。白い花を付けるのはこの時期だけなので、珍しいものを見れた気分だ。

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シキミの花

七兵衛山に登頂したときに通った分岐点に再びやって来た。今回はここを水平道に向けて右折する。

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七兵衛山の直下の峠。水平道・山頂・尾根道が分岐(標高約430m)

日あたりのよい場所に咲くノイチゴの白い花が、この時期よく見かける。カジイチゴとバライチゴは似た花が咲いているが、葉っぱが「朝顔の葉っぱのような山分裂した形」がカジイチゴ、「長細い普通の葉っぱが3枚単位」のがバライチゴ。

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バライチゴ

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円弧状に生えてきたシダ

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七兵衛山の東斜面を、水平道に向かって降りる (標高約350m)

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オドリコソウ

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水平道(森林管理歩道)と風吹岩からの登山道が合流する地点(標高約350m)

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2025年1月25日に、一般市民の植林で植えられたコバノミツバツツジ

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金鳥山の山頂 (標高338m)

金鳥山の休憩所には、数人の登山者が休憩していた。

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金鳥山の休憩所

金鳥山 〜 保久良神社

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金鳥山の休憩所から保久良神社へ、標高差約120mの階段道を降りる

この階段道は岡本桜回廊の中でも、最もきれいな桜並木だが、いまは緑の葉っぱだけの状況になっている。

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クロフネツツジ (またはモチツツジ)

10分ほどかけて階段道を降りて、保久良神社へ。神社横にある地元登山会の事務所の前を通るときに、入口ドアに掲げられている看板(表札)に思わす目が行く。

先週、布引公園の見晴らし展望台にあったのと同じ「ヒヨコ登山会」だ。

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保久良神社の鳥居(標高約180m)

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保久良神社前にある灯籠 「灘の一つ火」

保久良神社 〜 業務スーパー 〜 阪神深江駅

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ムラサキハナナ

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公園などでよく見かけるシャガ

途中で業務スーパーで食材の買い出しを行ってから、阪神 深江駅に向かう。

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阪神深江駅

■ 阪神本線 深江駅 11:06発 → 芦屋駅 → 大阪梅田駅 11:32着 (運賃300円)

芦屋駅で特急に乗り換えるとき、プラットホームから六甲山地を眺める。GPV数値予報の通り、雲が流れ去るのではなく、その場で段々と薄くなり消滅している。数値予報と違うのは、そのタイミングが少し後ろズレしているところだ。

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阪神芦屋駅から見た六甲山地。雲が所々薄くなり、青空が見えてきた

自宅の最寄り駅である野田や福島で降りずに、梅田までやって来たのは、水分補給するためネットカフェに立ち寄るため。

4月9日から28日まで、30分100円という期間限定のキャンペーン価格。

私の定番は、ソフトクリームと熱々のコーヒーの組み合わせ。

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メディアカフェ ポパイ 西梅田曽根崎新地店は30分100円の期間限定特別価格

期間限定キャンペーンが終わったあと、30分の価格設定はどうなるのか...。快活CLUBと競合しているので、同一価格ほどに抑えてほしいところではある。