14 March 2025

六甲山地 再度山・鍋蓋山

薄曇りのなか、元町駅から再度山・鍋蓋山に登ってきた。

ヤマレコの記事 『六甲山地 再度山・鍋蓋山

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区間時刻所要時間
阪神 元町駅 〜 稲荷茶屋(登山口)07:16 〜 07:4125分
稲荷茶屋(登山口)〜 猩々池07:41 〜 08:0625分
猩々池 〜 大龍寺08:06 〜 08:1913分
大龍寺 〜 再度山08:19 〜 08:3011分
再度山 〜 鍋蓋山08:30 〜08:5424分
休憩27分
鍋蓋山 〜 猩々池09:21 〜 09:4423分
猩々池 〜 阪神 元町駅09:44 〜 10:2440分

■ 阪神本線 福島駅 06:30発 → 尼崎駅 → 元町駅 07:12着 (運賃 330円)

2月にダイヤ改正があったので、微妙に電車の出発時間が変更されている。事前に乗り継ぎ検索アプリで調べていたので、余裕を持って行動できた。

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阪神 元町駅

阪神 元町駅 〜 稲荷茶屋(登山口) 2.1km 25分

元町駅から兵庫県庁のビル群の間を抜けて、六甲山地に向けてまっすぐ北上する。

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兵庫県公館

諏訪山公園前の交差点から、再度谷の道に入る。坂道を少し登っていくと、神戸山手女子中学校・高等学校がある。

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神戸山手女子中学校・高等学校(標高約80m)

女子校の裏門を過ぎてすぐ、20丁の丁石がある。丁石の1丁は約109mだそうだが、GPSログの積算距離で大龍寺の石段下までの実測距離は2.80kmある。20丁×109m=2018mなので、かなりの誤差がある。

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20丁の丁石と大師道

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諏訪山第2砂防堰堤の横を通過する (標高約100m)

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ヒヨコ地蔵尊 と ひよこ橋 (標高約130m)

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稲荷茶屋

稲荷茶屋前を通り過ぎると、すぐに登山口。ここに15丁の丁石と公衆トイレがある。

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舗装道路の終点が登山口。公衆トイレがあり、稲荷橋を渡ると登山道となる (標高約140m)

稲荷茶屋(登山口)〜 猩々池 1.6km 25分

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稲荷橋を渡った所にある大師道の標識。猩々池まで1.7km、大龍寺まで2.5km

再度西堰堤の工事現場前を通り、続いて再度第2堰堤の右岸側を通り抜ける。

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再度第2堰堤の右岸側を通過する (標高約160m)

大龍寺までのだいたい中間地点、10丁の丁石がある。距離的には半分まで来たが、上り坂はここから先のほうがキツイため、所要時間で言えば3分の1地点だろうか。

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大師道 10丁の丁石 (標高約180m)

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再度山登山道第4橋を渡ると8丁の丁石がある

8丁の丁石をすぎ、つづら折りの道を登り諭弦羽堰堤の左岸側を通過する。

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諭弦羽堰堤 (標高約230m)

登山口の稲荷茶屋前から25分間登って、猩々池(しょうじょういけ)に到着。水が完全に抜かれた「かいぼり」状態で、池の底まで完全に乾いている。

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水が抜かれ乾いている猩々池 (標高約280m)

猩々池 〜 大龍寺 3.7km 13分

猩々池の北端、新たに立てられた休憩所は、木々の葉っぱが落ちて林が明るくなるこの時期でも、薄暗い雰囲気がある。ここで休憩している人を見かけたことがないので、場所選定を完全に間違えている。

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猩々池の北端にある新築の休憩所、ふたたびキャビン

大龍寺前までやってきた。石段の一番下には1丁の丁石がある。神戸山手女子中学校・高等学校の前にあった20丁の丁石のところからGPSログの実測で2.83km。標高差は260m(350m ー 90m = 260m)。所要時間は43分ほどだ。

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大龍寺の入口石段にある1丁の丁石 (標高約350m)

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大龍寺 仁王門

長い石段を登っていくと、本堂の大師堂がある。

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大龍寺 大師堂(本堂) (標高約380m)

大龍寺
標高470mの再度山中腹に、大龍寺(真言宗)がある。768年に、和気清麻呂によって創建されたと伝えられる。延暦年間(782〜806)、入唐に際し空海(弘法大師)が求法を祈り、帰国後再び入山したので再度の名がおこったといい、寺の山号ともなっている。
また、和気清麻呂が、この山で僧道鏡の刺客におそわれたとき、大蛇(龍)が救ってくれた話や、空海が渡唐の際、大海からあらわれた龍にまもられ渡海し、帰国後の入山の際にもこの龍が姿をみせたことなどの話から、寺号となったと伝えられている。

兵庫県の歴史散歩より抜粋

大龍寺 〜 再度山 0.2km 10分

大師堂の前を右へ行くと「再度山」方向を示す標識がある。

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大龍寺の境内、大師堂の東側にある神戸市が立てた登山標識

さらに石段を登っていくと奥の院がある。

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大龍寺 奥の院大師堂 (標高約410m)

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大龍寺 貴姫大御神

奥の院のすぐ先に、貴姫大御神(むちのひめ おおみかみ)の御廟がある。寺の境内の外に神道の施設で、一応神仏分離しているのだろう。

ここから先が山道となる。

再度山の山頂に向かって、ほぼ直登となる岩場の道になる。鎖場に梯子と、一応手を使った三点支持で登るような道がほんの少しだけあり、

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再度山の大杉大天狗直下にある岩場を登る

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再度山の大杉大天狗

大杉大天狗の祠のすぐ背後、ほんの数十メートルのところが再度山(ふたたびさん)の山頂。

大師堂(本堂)から10分ほどで到着した。

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再度山の山頂 (標高470m)

山頂の南斜面の木々が刈払われていて、大阪湾方向の景色が一望できる。きょうは薄曇りの逆光なので、海がキラキラ光っている。

それなりの広さに木々が刈り払われているのに、休憩用のベンチが一つも置かれていないのは、ここが大龍寺の聖域だからなのだろうか。

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再度山の山頂から南方向の眺め (六甲アイランド、ポートアイランドが見えている)

再度山に登ったのは4年前、2020年の12月以来のことだ。

再度山 〜 鍋蓋山 3.3km 24分

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再度山からの下山道は尾根沿いのなだらかな道

再度越の峠まで、なだらかな登山道を5分ほど降りる。

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再度越の峠で、再度公園の園路に合流する (標高約400m)

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再度越から鍋蓋山へ、微妙なアップダウンのある尾根道を歩く

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全山縦走路が新しい丸太を使って補修されている

全山縦走路の途中、男性が立ち止まって松の木にスマホのカメラを向けている。小さなキツツキが、幹を上から下に移動しながら木をつついている。

「あれ見てみてください。さっき他の鳥が来たら追い払ってたので、ここが縄張りなんでしょう」と教えてくれた。

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全山縦走路沿いの松に、コゲラ

コゲラ
コゲラは、日本に生息する最小のキツツキで、全長15cmほど。灰褐色の体に白い縦縞模様が特徴です。木をつついて昆虫を捕食し、鋭い「ギー」という鳴き声が可愛らしい鳥です。

Microsoft Copilotによる回答

再度越から18分、鍋蓋山に到着。ここは展望が開けた場所だが、残念ながらきょうは薄曇りで眺めはそれほどきれいではない。

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鍋蓋山の山頂 (標高486.1m)

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昼食 (6枚切りチーズを挟んだトースト、焼きミニちくわ3本、焼きインゲン)

角切り食パン6枚切り 14.5円、竹輪5本入りを3本 39.5円、冷凍カットインゲン ほんの少し 10円以下。合計で64円ほど。インフレ節約に最適な自作ランチだ。

鍋蓋山 〜 猩々池 4.2km 23分

27分ほど休憩して、下山は七三峠へ。

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全山縦走路から七三峠への分岐点

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七三峠に向けてどんどん下っていく

この道を通る人は少ないので、秋は蜘蛛の巣だらけ、春は毛虫が垂れていたりして不快な思いをすることもある。しかし、初春の今は虫が少なく気持ちよく通過できる。

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七三峠 (標高約350m)

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二本松林道に合流する

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原木しいたけ栽培場の前で二本松林道の本線に合流する (標高約300m)

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二本松林道

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猩々池まで戻ってきた。ここから大師道を下る

猩々池 〜 阪神 元町駅 3.7km 40分

下山は快調に下って、40分ほどでJR元町駅の高架のところまで戻ってきた。

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JR元町駅の高架のところまで戻ってきた

元町 : 快活CLUB、南京町

駅前のネットカフェ快活CLUBで30分ほど休憩(250円)。

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元町駅前のネットカフェ快活CLUB

週末のポイント100円分が付くので、実質150円でソフトクリームやコーヒー類が楽しめる。

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ソフトクリームとココア、コーヒーで休憩

南京町を少しだけ見てから阪神電車に乗る。

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下山してから晴れ間が広がってきた。 南京町(中華街)

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南京町の中華点心屋台

■ 阪神本線 元町駅 11:07発 → 尼崎駅 → 野田駅 11:45着 (運賃 320円)

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阪神 野田駅