数年前まで、大阪・京都から北アルプスの登山口までを結ぶ「登山夜行バス」が4本運行されていた。昨年2024年までに2本が廃止されていて、今年2025年には新穂高行きが新たに廃止になるようだ。
- 大阪・京都 ー 上高地
- 大阪・京都 ー 新穂高 : 2025年より廃止
- 大阪・京都 ー 穂高・扇沢・白馬 : 2023年より廃止
- 大阪・京都 ー 立山 室堂 : 2013年ごろ廃止
代替路線
「大阪・京都 ー 松本」とJR大糸線「松本 ー 穂高・扇沢」の乗り継ぎで7時頃に(始発ではないが)登山バスに乗り継ぎができる。この案では松本のネットカフェで前泊ということになる。
また、立山は「JR西日本アルペンきっぷ」で(松本に前泊し)穂高・扇沢・(富山に前泊し)室堂に早朝アクセスできる。
新穂高だけ早朝アクセスできる代替ルートがまったく無い。前日に新穂高まで行き、わさび平小屋にテント泊か...
大阪・京都 ー 新穂高
最初に、今年2025年の時刻表から。夜行便が廃止され、夏期のみ昼行便が増便されていることがわかる。
そして、昨年2024年まで運行期間を短縮して運行されていた時の時刻表。
この夜行便が2025年には運行されないことになったようだ。よって、2025年の料金表が次のようになっている。
新穂高の欄が消滅しているので、完全に廃止だと思われる。
濃飛バス 2025年3月14日 お知らせ より、「大阪・京都 ー 高山 夜行バス廃止」
JRの特急ひだの運賃が「大阪 08:02着 ー 高山 12:14着」 で7,920円。対する高速バスが「大阪 8:30発 ー 高山 14:02」で7,000円 なので、新穂高・わさび平で前泊のテント泊するならJR一択となる。もはや、バスで行く必要性すら感じない。
つまり、近鉄・濃飛バス連合は登山者需要を完全に切り捨てたということなのだろう。
大阪・京都 ー 穂高・扇沢・白馬
2022年まで運行されていた穂高・扇沢・白馬行き夜行バスの時刻表は次のようなものだった。
この路線が2023年に廃止されたときの通知は次のような簡単なものだった。
大阪・京都 ー 室堂
Internet Archive Wayback Machine でアルピコWebページで詳細が検索されなかったため、現在でも残っている楽天トラベルのものを転記してみる。
大阪・京都 ー 上高地
こちらは存続が決定しており、2025年春の情報が更新されている。