18 February 2025

総務省が家計調査統計を公表したので、自分の収支集計も行ってみた

2月7日に総務省が家計調査の統計結果を公表した。経済雑誌などでよく見かける収支表を、家計調査の統計区分で描いてみた。

私自身の家計調査版 集計表

これまでGoogleスプレッドシートで作っていた「単式簿記」の家計簿を、家計調査の支出区分で仕分けるための機能を追加して統計出力した。

その結果が...

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私の家計(2人の無職世帯 私:FIRE, 母:年金受給者)

収入は私の分のみで母親の年金収入は除外している。支出は2名合計分である。

支出の目標ベンチマークは「家計調査の単身無職世帯」であり、ほぼ達成されている。節約生活レベルは問題ないだろう。

収入に対して支出がずいぶん小さく抑えられ黒字を堅持しているので、FIRE計画も達成している。

今年(2025年)の想定

2023年の前半に給与所得があったため、2024年は無職にもかかわらず(前年ベースで算定される)住民税が課せられた。

しかし、2025年は前年所得がないため住民税非課税世帯となる。

そして、住民税非課税世帯という「シルバーチケット」をゲットした効果として、国民健康保険料の均等割が7割減免となる。(「ゴールドチケット」は生活保護だが、残念ながら資産のミーンズテストに合格できそうにない)

来年(2025年)で減少する支出想定としては...

支出削減の想定値(年額)
項目今年(2024年)来年(2025年)想定
住民税5.3万 円0 円
国民年金保険料(2年前納済み)41 万円0 円
国民健康保険料10 万円3 万円
新聞(教養・娯楽費)5 万円※ 0 万円
PC,光学製品類(教養・娯楽費)4 万円※ 1 万円
格安スマホ(交通・通信費)2 万円0 万円
合計67.3 万円4 万円

なんと 年間63万円 (月間 5.6万円)もの減少予想 !

今年の支出額が18万円/月なので、来年は13万円ほどになる想定だ。ほとんど努力せずにここまでは絞れる。

総務省の家計調査を集計表デザインで描き直した

総務省 家計調査のページから、「概要、結果等」→「統計表一覧」→「最新結果2024年」→「詳細結果表(年)e-Stat」とメニューをたどってExcel表をダウンロードする。

利用したのは次の2つのファイル

家計調査 2024年 「第3-3表 世帯主の職業別1世帯当たり1か月間の収入と支出」をダウンロードする
家計調査 2024年 「第1表 1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」をダウンロードする

2人以上の世帯

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勤労世帯(自営業以外)

20250218-kakei-2setai-musyoku.jpg
無職世帯(60歳以上)

単身世帯


勤労世帯(自営業以外)

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無職世帯

食費を減らすことができたのは

普段購入する食品を、自宅の目の前にある「価格の高いライフ、オアシス」から、数km先にある「価格の安い業務スーパー、ラ・ムー、サンディ」と「中央卸売市場のハネモノ」に切り替えたのが大きいだろう。

20250218-supermarket.jpg

お金を払った外食は年間通して2回。喫茶(ネットカフェの飲み放題込み)が月に4回程度なので、外食費用は月間平均で1,000円も掛かっていないはず。

格安スーパーと、不要不急の外食を完全ゼロに近づけたのがコストカットの秘訣だろう。これからのインフレと、若手にしかばらまかない政治傾向を合わせて考えれば、さらなる節約への挑戦が待っている。