2月7日に総務省が家計調査の統計結果を公表した。経済雑誌などでよく見かける収支表を、家計調査の統計区分で描いてみた。
私自身の家計調査版 集計表
これまでGoogleスプレッドシートで作っていた「単式簿記」の家計簿を、家計調査の支出区分で仕分けるための機能を追加して統計出力した。
その結果が...
収入は私の分のみで母親の年金収入は除外している。支出は2名合計分である。
支出の目標ベンチマークは「家計調査の単身無職世帯」であり、ほぼ達成されている。節約生活レベルは問題ないだろう。
収入に対して支出がずいぶん小さく抑えられ黒字を堅持しているので、FIRE計画も達成している。
今年(2025年)の想定
2023年の前半に給与所得があったため、2024年は無職にもかかわらず(前年ベースで算定される)住民税が課せられた。
しかし、2025年は前年所得がないため住民税非課税世帯となる。
そして、住民税非課税世帯という「シルバーチケット」をゲットした効果として、国民健康保険料の均等割が7割減免となる。(「ゴールドチケット」は生活保護だが、残念ながら資産のミーンズテストに合格できそうにない)
来年(2025年)で減少する支出想定としては...
項目 | 今年(2024年) | 来年(2025年)想定 |
---|---|---|
住民税 | 5.3万 円 | 0 円 |
国民年金保険料(2年前納済み) | 41 万円 | 0 円 |
国民健康保険料 | 10 万円 | 3 万円 |
新聞(教養・娯楽費) | 5 万円 | ※ 0 万円 |
PC,光学製品類(教養・娯楽費) | 4 万円 | ※ 1 万円 |
格安スマホ(交通・通信費) | 2 万円 | 0 万円 |
合計 | 67.3 万円 | 4 万円 |
なんと 年間63万円 (月間 5.6万円)もの減少予想 !
今年の支出額が18万円/月なので、来年は13万円ほどになる想定だ。ほとんど努力せずにここまでは絞れる。
総務省の家計調査を集計表デザインで描き直した
総務省 家計調査のページから、「概要、結果等」→「統計表一覧」→「最新結果2024年」→「詳細結果表(年)e-Stat」とメニューをたどってExcel表をダウンロードする。
利用したのは次の2つのファイル
・家計調査 2024年 「第3-3表 世帯主の職業別1世帯当たり1か月間の収入と支出」をダウンロードする
・家計調査 2024年 「第1表 1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」をダウンロードする
2人以上の世帯
単身世帯
食費を減らすことができたのは
普段購入する食品を、自宅の目の前にある「価格の高いライフ、オアシス」から、数km先にある「価格の安い業務スーパー、ラ・ムー、サンディ」と「中央卸売市場のハネモノ」に切り替えたのが大きいだろう。
お金を払った外食は年間通して2回。喫茶(ネットカフェの飲み放題込み)が月に4回程度なので、外食費用は月間平均で1,000円も掛かっていないはず。
格安スーパーと、不要不急の外食を完全ゼロに近づけたのがコストカットの秘訣だろう。これからのインフレと、若手にしかばらまかない政治傾向を合わせて考えれば、さらなる節約への挑戦が待っている。