ヨーロッパの鉄道の国・運営会社別のランキングが、日本で記事になっていた。
「ドイツ=正確」は昔、欧州鉄道満足度ランキング (週刊東洋経済)
ヨーロッパ地域における運輸および環境分野の非政府団体、欧州運輸・環境連盟(European Federation for Transport and Environment、T&E)は、チケットの価格や定時性・信頼性、予約のしやすさなど8つの指標について、欧州の鉄道会社に点数を付けてランキングするという調査を行った。旧国鉄系から新規参入の民間会社まで計27社を対象にした調査の結果、堂々の1位を獲得したのはイタリアのトレニタリア。日本ではイタリアの鉄道というと「遅れ」をイメージする人が多いであろう中、ちょっと意外な結果となった。2位はスイス、次いで3位はチェコの民間会社レギオジェットで、4位オーストリア鉄道、5位フランス国鉄、6位チェコ鉄道と続いた。
一方で最も悪いと評価されたのは、これまた意外だがイギリスと欧州大陸を結ぶ高速列車「ユーロスター」。フランス国鉄の格安高速列車「Ouigo」(ウイゴ)や、オランダ鉄道もワースト5に名を連ねている。
https://toyokeizai.net/articles/-/859741
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7fb971e3f25109c7e2c892929dad620750bd016
各国の主要27社が調査対象になっているが、私が乗車したことあるのは、このうち22社。1990年から2017年ごろにかけてのことなので、フランスのOuiGoやスウェーデンのSnälltågetなど、最近になって運行し始めた格安特急(?)などは存在すらしなかった。
個人的体験では、調査で酷評されているハンガリー鉄道やブルガリア鉄道(定時性評価 0点)はそれほど遅延しているとは思えなかったし、逆にフランス国鉄(設備・サービス評価 10点)は地方路線やパリ近郊RERの車両がボロボロだったりして10点満点の意味が理解できない点もある。
ドイツ鉄道の定時性評価 2.5点に対して、イタリア鉄道の定時性評価 6.6点の違いも、実体験とずれまくっている。イタリアではローマからパレルモに向かう長距離列車が5時間以上遅れたし、その他の地方路線でも遅延に遭遇することも多かった。ドイツもICEが数時間遅れることもあったが、イタリアと似たりよったりの「遅延遭遇率」だったので、この評価点の違いも不思議に感じる。
最近になって、大幅に状況が変わったのだろうか。
老人は、もはや時代の変化についていけないのか。