24 October 2024

高座の滝から風吹岩、横池、七兵衛山へ

来週はずっと天気が悪そうなので、かろうじて晴れているきょう、六甲山地の七兵衛山へ行ってきた。

ヤマレコの記事 『 六甲山地 七兵衛山(高座の滝〜風吹岩〜横池〜保久良神社)

■ JR東西線・神戸線 新福島駅 06:41発 → 芦屋駅 07:06着 (運賃 320円)

早朝のJR神戸線直通の普通列車、新福島で乗車すると座席がほぼうまる程度の混雑。この時間帯、行き先によって(?)スカスカ状態の列車もあるので、通勤で使っている人は「乗り継ぎの利便性」「混雑度合い」でベストなものを選んでいるのだろう。

尼崎駅でほとんどの客が降りて、快速列車に乗り換える。快速に乗ると芦屋には6分ほど早く着くが、スッキリとした車両に乗り続けたいのなら、普通列車に乗り続けるほうが良いだろう。

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JR芦屋駅

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JR芦屋駅の駅前

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区間時刻所要時間
JR芦屋駅 〜 高座の滝(標高約190m)07:11 〜 07:4029分
高座の滝 〜 風吹岩(標高437m)07:40 〜 08:1636分
風吹岩 〜 横池(標高約440m)08:16 〜 08:226分
横池 〜 七兵衛山(標高462m)08:22 〜 08:4119分
休憩19分
七兵衛山 〜 保久良神社(標高約180m)09:00 〜 09:4141分
保久良神社 〜 深江)業務スーパー09:41 〜 10:0928分
深江)業務スーパー 〜 深江駅10:20 〜 10:255分

JR芦屋駅 〜 高座の滝

駅前通りを西へ数分歩き、芦屋川沿いの道へ。川沿いを北へ行くとすぐに阪急 芦屋川駅がある。休日は駅前にたくさんの登山者が待ち合わせ場所として使っているところだ。きょうは平日なので、登山者は2人だけ。

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芦屋川沿いの道をを北上する

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芦屋川駅を過ぎて、更に川沿いを歩く

高級住宅街の中をしばらく歩き、芦屋川の支流、高座川沿いの道を登っていく。国交省の河川防災Webカメラが取り付けられた三条第二堰堤がある。

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三条第二堰堤

きょうは平日なので、ここまでの区間で他の登山者を全く見かけない。赤いポルシェが追い抜いて行き、高座の滝の手前に路駐していた。「毎朝登山」に高級スポーツカーで颯爽と登場するとは、さすが高級住宅街だ。

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道路の突き当りには、旅館(大悲閣)、滝の茶屋、公衆トイレがある

滝の茶屋の間を抜けて山道を進むと、護摩堂がある。

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高座の滝と護摩堂(標高約180m)

護摩堂のベンチには高齢の登山者が休憩していた。きょう、登山道で見かけた最初で最後の登山者...。

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滝付近の全景(金玉大明神、高座の滝、護摩堂)

高座の滝 〜 風吹岩

高座の滝が実質的な登山口で、ここから一気にロックガーデン中央稜の岩場になる。

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芦屋ロックガーデンの中央稜 コースの登り始め付近(標高200m付近)

この写真の右端付近に小さな祠が写っている。ご神体は「岩」のかけらのようだが...

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芦屋ロックガーデンの祠

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芦屋ロックガーデン 中央稜

芦屋ロックガーデンの中央稜は、三点支持で登るような場所はほとんど無く、子供でも歩けるコースだ。しかし、コース終端付近には「なんちゃって」鎖場が出現し、それなりに岩登りの気分を味わえたりする。

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芦屋ロックガーデン 中央稜のコース終端付近にある鎖場(標高250m付近)

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尾根筋の登山道はロックガーデンの先もしばらく続く(標高310m付近)

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1つめの鉄塔下を通過する(標高約320m)

高座谷側の登山道脇で、獣のうなり声がしてガサゴソと走り去る音が聞こえた。イノシシが私の歩く気配に驚いて逃げ出したのだろう。

登山道の至るところに、イノシシが掘り返した痕跡が残っている。痕跡どころか、登山道が谷に崩落してしまうのではないかと思うほど、掘削されてしまっている場所も。

増えすぎたイノシシが、地面を掘り返して崩落させ土砂崩れの原因を作っても、麓の農地で農作物を荒らし回っても、動物愛護法で万全に保護する必要があるのだろうか。人間より動物を優先するような法律は、百害あって一利なしだと感じる。

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(西側に少し開けた場所で) 地獄谷や、風吹岩の横にある鉄塔を眺める

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尾根道を進む

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2つめの鉄塔下を通過する(標高約380m)

強風で送電線の素線どうしが擦れてビーン、ビーンという微かな音があたりに響いている。

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登山道の通行止めお知らせ看板

通行止め看板は、高座谷に降りてゆく登山道の入口に設置されていて、そちらの方向に仮設足場の金属枠組みなどもチラリと見えている。

地図が「イラストマップ」に上書きしただけのもので分かりにくいので、山と高原地図に落とし込んでみた。多くの人が歩くロックガーデン中央稜ではなく、上級者向けの高座谷の登山道が通行止めのようだ。

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通行止め看板が分かりにくいので、山と高原地図に落とし込んでみた

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風吹岩へ向かって尾根筋を歩く

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JR芦屋駅から1時間5分で風吹岩(標高437m)に到着

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度重なる地震で、かなり崩れてしまった風吹岩

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麓からも見える大きな鉄塔の横にある風吹岩

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風吹岩から、大阪方向の眺め。完全な逆光で、尼崎港・淀川河口がキラキラ光っている

風吹岩 〜 横池

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風吹岩から横池へ、ゆるゆると登る道を歩く

風吹岩から横池まで、およそ5分で到着。池の水位は相当に下がっていて、湖畔を歩いて池の対岸にある登山道まで行くことができる。

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横池(雄池)

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横池に浮かぶスイレンが、若干紅葉している

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横池の雄池と雌池の間を結ぶ笹薮の道

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横池(雌池)


横池 〜 七兵衛山

荒地山から打越山まで続く稜線の道には、コウヤボウキが咲き乱れていた。

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コウヤボウキ

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ナンテン (?)

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打越山へ続く稜線の道は、木々の伐採から5年ほど経過して植生が回復してきた

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七兵衛山への登り道。 笹薮はきれいに刈り取られていた

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七兵衛山の山頂休憩所 (標高462m)

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七兵衛山からの眺望。東灘区、六甲アイランドが見えている

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七兵衛山の山頂での気温は18℃

今日のランチも、いつもの通り自作のトースト弁当。

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昼食 (トースト、ミニちくわ3本、焼きインゲン)

七兵衛山 〜 保久良神社

七兵衛山から下山する道にも笹薮があり、こちらの剪定は最近行われていないようで、藪漕ぎ状態のところもあった。

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七兵衛山から水平道に向けて下山する道

以前より倒木が増えているような気がするが...。最近、倒木が出るような台風ってあったかな。

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登山道の上を、倒木が横切っている(標高400m付近)

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杉林の中を降りていく

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水平道(八幡谷森林管理歩道)に合流する (標高約340m)

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杉林を管理するための水平道(森林管理歩道)を歩く

水平道から見上げる山肌に、森林組合の作業員が何人か集まって話し合っているのが見える。このあたりの杉が伐採適期になっていて、そろそろ伐採するかというような話し合いをしているのだろうか。

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水平道の終了地点。風吹き岩からの道と合流する

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金鳥山の休憩所 (標高約320m)

金鳥山の休憩所までやってくると、麓から登ってきた高齢の「毎日登山者」を頻繁に見かけるようになる。

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金鳥山から保久良神社に降りる階段。桜並木は全く紅葉していない (標高240m付近)

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保久良神社の鳥居前。 ここまで自転車で登ってきたサイクリストが居る

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保久良神社 鳥居前の「灘の一ツ火」

保久良神社 〜 阪神 深江駅

深江駅に向かう途中にある業務スーパーに立ち寄る。食パンや茹でうどん、納豆などの日販品を購入して帰る。品揃えは、自宅近くの業務スーパーとほぼ同じ。

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業務スーパー

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阪神 深江駅

■ 阪神本線 深江駅 10:32発 → 西宮 → 野田駅 11:04着 (運賃 300円)