04 June 2024

梅雨入り前に、六甲山地の横池に睡蓮(ヒツジグサ)を見に行く

来週には梅雨入りとも言われている中、今週は天気が良いので、六甲山地の横池に(睡蓮の一種の)ヒツジグサを見に行ってきた。

20240604-tracklog.jpg

GPXファイルをダウンロードする

区間時刻所要時間
JR 甲南山手駅 〜 神戸薬科大学(登山口): 1.3km07:22 〜 07:3715分
神戸薬科大学(登山口) 〜 風吹岩 : 2.0km07:42 〜 08:2341分
風吹岩 〜 横池 〜 七兵衛山 : 1.4km08:27 〜 08:5831分
七兵衛山 〜 保久良神社 : 2.4km09:20 〜 10:0040分
保久良神社 〜 阪神 深江駅 : 2.7km10:00 〜 10:2828分

往路の列車乗り継ぎは、尼崎での(プラットホームをまたいだ)乗り換え時間が2分ほどしかなく、時刻表検索アプリでは表示されないパターンだ。
しかし、若干急いでプラットホーム間の階段を登り降りすればじゅうぶん間に合う。

■ JR東西線・神戸線 海老江駅 06:53発 → 尼崎 → 芦屋 → 甲南山手駅 07:17着 (運賃 320円)

20240604-jr-konanyamate.jpg
JR甲南山手駅

JR 甲南山手駅 〜 神戸薬科大学(登山口): 1.3km

大阪の自宅を出るときは曇っていたが、甲南山手駅で下車すると晴れている。特に、六甲山地の上は雲ひとつ無い。

20240604-tatiaoi.jpg
薬科大学の通学路沿いに咲いていたタチアオイ

まだ朝早いので、通学する薬科大学の学生は全く見かけない。

20240604-yakkadai.jpg
神戸薬科大学

神戸薬科大学(登山口) 〜 風吹岩 : 2.0km

20240604-yakkadai-tozanguti.jpg
神戸薬科大学の横にある登山口(標高約90m)。階段を降り、要玄寺川を渡渉する

20240604-yakkadai-one-01.jpg
薬科大尾根に向かって、落ち葉の降り積もった坂道を登る(標高約130m)

犬を散歩させている人や、早朝の散歩から帰ってきた老人とすれ違う。

20240604-yakkadai-one-02.jpg
薬科大尾根に入る(標高約160m)

桜が咲く4月上旬に来たときに比べ、だいぶ雑草が伸び、木々の葉が茂っている。

20240604-yakkadai-one-03.jpg
薬科大尾根を登っていくと、阪神間が一望できる眺めの良い場所を通過する(標高約290m)

20240604-yakkadai-one-04.jpg
桜は若葉が茂り、笹薮の背は伸び、緑濃い薬科大尾根(標高約300m)

20240604-totoyamiti-bunki.jpg
薬科大尾根の道が、甲南女子大学前から登ってきた魚屋道に合流する地点(標高約380m)

20240604-hokurajinjya-bunki.jpg
ほぼ水平の道を3分ほど歩くと、保久良神社から登ってきた道と合流する

なだらかなアップダウンの道を200mほど行くと

20240604-totoyamiti-01.jpg
風吹岩へ続く道が、岩場の手前で2分岐。どちらに行っても150mほど先の風吹岩で合流する

左は歩きやすい岩場。右側は少しよじ登らないといけない岩場、という些細な違いでしかない。

今回は(も?)、左へ。

20240604-totoyamiti-02.jpg
大きな岩がゴロゴロ転がった、なんちゃって核心部のはじまり(標高約410m)

20240604-totoyamiti-03.jpg
魚屋道の「なんちゃって」核心部

20240604-kazafukiiwa-01.jpg
風吹岩に到着

20240604-kazafukiiwa-02.jpg
風吹岩の全景(標高437m)

最近、木々が伐採されたため阪神間の市街地が一望できるようになった。

20240604-kazafukiiwa-03.jpg
風吹岩から見る阪神間の市街地。大阪市内上空は雲が広がっている

風吹岩 〜 横池 〜 七兵衛山 : 1.4km

20240604-kazafukiiwa-04.jpg
風吹岩前より、滑りやすい真砂土の斜面を登る

20240604-totoyamiti-04.jpg
風吹岩から横池までは、なだらかな道が続く

20240604-totoyamiti-05.jpg
魚屋道の脇に、タツナミソウの群落

Xiaomi Mi 11 Lite 5Gのマクロレンズで、タツナミソウを接写してみる。

20240604-tatunamisou.jpg
タツナミソウ

20240604-yokoike-bunki.jpg
横池への分岐点。ここで左へ折れる

20240604-yokoike-01.jpg
横池(雄池 標高約440m)

3月末にオタマジャクシが大量に泳いでいた横池(雄池)の水は澄んでいて、カエルの姿は全く見かけない。どこかから数匹のカエルが鳴く声が聞こえるくらいだ。

そのかわり、今は水面に睡蓮の一種 ヒツジグサが繁茂している。

20240604-hitujigusa.jpg
ヒツジグサ

登山道がきっちりと除草された笹薮を越えて、横池(雌池)へ。

20240604-yokoike-02.jpg
横池(雌池)

どちらの池も水位が高く、春先には湖岸を歩けたのだが、いまは内陸に迂回した道を取らざるを得ない。

20240604-koajisai.jpg
少し影になったところには、コアジサイが咲いている

20240604-utikosiyama-one-01.jpg
荒地山から打越山に連なる、六甲山地の前衛尾根を歩く

標高430m〜440mくらいの、少しだけアップダウンのある尾根筋を歩く。

20240604-syutake.jpg
シュタケ または ヒイロタケ (どちらも、サルノコシカケの一種)

20240604-utikosiyama-one-02.jpg
左前方に、七兵衛山の山頂が見えてきた

20240604-sitibeisan-01.jpg
七兵衛山の山頂直下の急登(標高約450m)

20240604-sitibeisan-02.jpg
七兵衛山の山頂(462m)。 木のベンチが並んでいる

20240604-sitibeisan-03.jpg
七兵衛山からの眺め。東灘区、六甲アイランドが正面に見える。大阪湾を挟んだ向こうに、泉州と和泉山脈がはっきりと見えている

20240604-sitibeisan-04.jpg
七兵衛山から見た東灘区・六甲アイランドと、その向こうに泉佐野のゲートタワービルがぽつんと建っている

20240604-lunch.jpg
七兵衛山で食べた昼食。ピーナツバターを塗ったトースト、竹輪2本、焼きインゲン

七兵衛山 〜 保久良神社 : 2.4km

七兵衛山の山頂で20分ほど休憩してから下山。

20240604-sitibeisan-05.jpg
七兵衛山の山頂付近にある笹薮の中の道を下る

20240604-koajisai-02.jpg
日陰に咲くコアジサイ

20240604-sitibeisan-06.jpg
杉林のなかを、水平道に向けて下る(標高約390m)

20240604-suiheidou.jpg
水平道 (森林管理歩道) を歩く (標高約350m)

標高350m程度で、なだらかにアップダウンしている水平道を1kmほど歩く。

20240604-suiheidou-bunki.jpg
風吹岩から降りてきた道と合流する

20240604-kintyousan-01.jpg
金鳥山の休憩所に向けて緩やかに下る

20240604-kintyousan-02.jpg
金鳥山の休憩所 (標高約320m)

20240604-kintyousan-03.jpg
保久良神社に向けて、段差の大きな階段道を降りる

20240604-hokura-01.jpg
保久良神社 本殿

20240604-hokura-02.jpg
保久良神社の鳥居

20240604-hokura-03.jpg
保久良神社 「灘の一ツ火」

保久良神社 〜 阪神 深江駅 : 2.7km

20240604-hokura-04.jpg
九十九折の、保久良神社参道を降りる

20240604-higasinada.jpg
東灘区の市街地を南へ歩く。振り返ると六甲山地がほぼ雲に覆われている

■ 阪神本線 深江駅 10:32発 → 芦屋 → 大阪梅田駅 11:02着 (運賃 300円)

20240604-hansin-fukae.jpg
阪神 深江駅

20240604-hansin-asiya.jpg
特急に乗り換えるため、芦屋駅で下車。プラットホームから六甲山最高峰方向を見る

20240604-hansin-umeda.jpg
阪神 大阪梅田駅

20240604-kaikatu-nisiumeda.jpg
西梅田、国道2号沿いの快活CLUBへ

飲み放題カフェ 280円/30分

20240604-kaikatu-softcream.jpg
快活CLUBのドリンクバーとソフトクリームで、登山で失われた水分を補給

食べ放題なので、ついついソフトクリームを食べすぎてしまうのだが、健康に悪いのだろうか...。
ちょうどソフトクリーム・フリーザーに冨士クリップ液状ソフトクリーム・ミックスをパッケージから注いでいた。

20240604-softcream.jpg
冨士クリップ 液状ソフトクリームミックス 1リットル (市販価格800円くらい)

注いでいたのが「バニラ 5.5」という商品だったとすれば、その栄養成分表示(100gあたり)は

  • エネルギー: 142kcal
  • たんぱく質:2.5g
  • 脂質:6.3g
  • 炭水化物:18.7g
  • 食塩相当量: 0.19g

標準的な紙コップは205 mL なので、少し空隙がある盛り付けをすれば、だいたい標準的な1人分 100 mL ≒ 100 g となる。1リットルパッケージで10人分くらいとすれば、1人分が80円...。

普通の牛乳の脂質は100g(100mL)あたり3.8gなので、ソフトクリームは「高脂質」。一般成人の脂質摂取目安は、1日最大50gほどなので、ソフトクリーム(紙コップ)8杯食べてしまうと、それだけで脂質摂取量を突破してしまう。