Panasonic製の炊飯器SR-D10Bが故障したため、IHヒーターを使って鍋でご飯を炊いてみたところ、案外簡単に炊けてしまったので、炊飯器を買い換えるのをやめた。
故障した炊飯器
「蒸気ぶた」は、蓋の上部にある蒸気抜きのことで、中に磁石が入っている。炊飯鍋が沸騰して蒸気が出てくると、磁石が動くので、これをリードスイッチで検出して沸騰状態の検出に使っている。
サーモスタットで100℃を検出して沸騰状態を判定しないのは、標高の高いところでは沸騰の温度が低くなるので、一概にサーモスタットだけでは沸騰状態を見極められないから。だから、故障しやすいリードスイッチを使っているのだ。
キャンプ炊飯の炊き方で炊いてみたら、硬すぎるご飯になる
2016年11月に書いた『 登山用ガスバーナーで炊飯 』 の火力・時間設定で、IHヒーターを使って米を炊いてみたところ、食感が硬すぎの炊きあがりとなった。
標高の高いところでは沸騰温度が低く、平地に比べて炊飯時間設定が長く設定されているからなのだろう。
- 米1合(180ml)に、水200ml。 浸水時間は1時間以上
- 火力は強火。5分程度で沸騰
- 鍋に蓋をして、最も弱火で20分間
- 火を止めて、蓋をしたまま10分蒸らす
IHヒーター用の炊き方を試行錯誤した
Google検索し、1週間ほど試行錯誤した結果、次のような炊き方に落ち着いた。
- 米1合(180ml)に、水210ml。 浸水時間は冷蔵庫で30分以上
- 強火(IH出力は6)。5分程度で沸騰
- 強火(IH出力は6)のまま、沸騰状態を20秒〜30秒保つ。ここで蓋をする
- 鍋に蓋をしたまま、弱火(IH出力は2)で12分間
- IH加熱を止め、蓋をしたまま20分蒸らす
炊き方を忘れないようマニュアルを作り、ライスストッカーの正面に貼っておいた。
まず最初に雪平鍋で炊飯試験した。うまく炊きあがるが、鍋に米がこべり付いて洗うのに苦労する。
故障した炊飯器の鍋(テフロン加工)での炊飯試験。炊飯器もIHヒーターも、どちらも電磁コイルでの加熱なので、問題なく炊きあがる。
そして、テフロン加工されているので鍋に米がこべりつくこともない。