今週末から梅雨入りしそうな天気予報となり、その前の晴天日となった今日、布引の滝から鍋蓋山へ森林浴にでかけてきた。
ヤマレコの記事 『 布引の滝から鍋蓋山へ、梅雨入り前の森林浴 』
区間 | 時刻 | 所要時間 |
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三宮駅 〜 新神戸駅 : 1.7km | 07:16 〜 07:34 | 18分 |
新神戸駅 〜 布引の滝 〜 布引貯水池 : 1.6km | 07:34 〜 08:01 | 27分 |
布引貯水池 〜 市ケ原 : 1.3km | 08:01 〜 08:19 | 18分 |
市ケ原 〜 大龍寺 : 1.4km | 08:19 〜 08:43 | 24分 |
大龍寺 〜 再度越 〜 鍋蓋山 : 1.4km | 08:43 〜 09:09 | 26分 |
鍋蓋山 〜 猩々池 : 1.7km | 09:17 〜 09:40 | 23分 |
猩々池 〜 元町駅前 快活CLUB : 4.1km | 09:56 〜 10:40 | 44分 |
元町駅前 快活CLUB 〜 元町駅 | 11:11 〜 11:12 | 1分 |
■ 阪神本線 大阪梅田駅 06:37発 → 神戸三宮駅 07:09着 (運賃 330円)
特急列車は梅田を出発した時点で、クロスシートの窓際の席だけが埋まっている5割程度の乗車率。しかし、尼崎駅で大量の乗客が乗り込んできて通路まで満員に。野田から急行に乗車して尼崎で特急に乗り換えると、座れないわけだ...
三宮駅 〜 新神戸駅 : 1.7km
ビルに囲まれるフラワーロードを20分ほど歩くと、新幹線の新神戸駅。
左側は37階建てのANAクラウンプラザホテル神戸(1988年建築)。右側は42階建てのマンション「ジークレフ新神戸タワー」(2009年建築)。三宮や新神戸の周辺にタワマンが少ないのは、神戸市がタワマン禁止条例を定めているからだとか。
マンション供給量を減らして、資産価値が他都市より上がっているかといえば、そうでもなさそうだ。
市区 | 2012年 | 2022年 | 上昇率 |
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23区 | 5497 | 9004 | 63.8% |
さいたま市 | 4136 | 6623 | 60.1% |
千葉市 | 3101 | 4894 | 57.8% |
横浜・川崎・相模原市 | 4200 | 6264 | 49.1% |
名古屋市 | 3654 | 5635 | 54.2% |
大阪市 | 3631 | 6653 | 83.2% |
京都市 | 3996 | 6505 | 62.8% |
神戸市 | 3599 | 5199 | 44.5% |
市ケ原まで3.7kmとの巨大表示があるが、GPSログで実測した距離は2.9kmほど。どういう経路で3.7kmと算出したのだろうか。
新神戸駅 〜 布引の滝 〜 布引貯水池 : 1.6km
新神戸駅から住宅街を抜け3分ほど歩くと、雌滝がある。昨日、激しい雨が降ったため水量が激増している。
奥に見える布引の滝(雌滝)と、水道の取水堰を流れ落ちる手前の滝
山人の 衣なるらし 白妙の
月に晒せる 布引のたき
藤原氏略系図と、九条家 藤原良経(系図で見てみよう より。九条家 生年を赤紫で追記)
布引の滝(雄滝)まで、三宮から30分でやってきた。標高は110mと高くはないが、それなりに登ってきたような気がする。
雄滝から急な坂道を登ると、標高150mの見晴らし台に出る。午前中は逆光だが、
川沿いに進んでいくと、「つる草」(=かずら)が撤去されて単なる鉄製の吊橋になった「猿のかずら橋」がある。
昨日の大雨の影響なのか、布引ダム(五本松堰堤)の越流堤から流れてくる「五本松かくれ滝」が轟音を立てて流れ落ちている。
貯水池上流の分水堰堤で切り分けられた水と、貯水池の余水吐(洪水吐)でオーバーフローした水が流れ落ちる「五本松かくれ滝」
つづら折りの坂道を登り、布引ダム(五本松堰堤)の堤体上に出る (標高約200m)
市ケ原(登山道)へは、写真右側の余水吐(洪水吐)に架けられた管理橋を進む。
昨日の大雨レベルでは貯水池の水位はさほど上がらず、余水吐(洪水吐)からは一滴の水も流れ出していない。
布引貯水池 〜 市ケ原 : 1.3km
布引貯水池の遊歩道を最上流まで歩き、市ケ原への道路に出る (標高約235m)
すぐ目の前に紅葉の茶屋がある。以前、ここにはおとなしい白い犬が居たような...。
市ケ原 桜茶屋前の分岐点。大竜寺へは左の階段を河原へ降りる。直進すると生田川沿いのトゥエンティクロス経由で摩耶山へ
市ケ原 〜 大龍寺 : 1.4km
市ケ原を流れる生田川。このあたりは広い河原になっている (標高約240m)
新神戸から大竜寺まで続く「市道 布引大竜寺線」は、市ケ原で生田川を渡るルートになっている。生田川に架かる橋は人が渡るのがやっとな木張りの橋。これが市道...
生田川を渡り、再度東谷の山道を進む。これも市道なのでしょうか...
しばらく行くと、立派な舗装道路となる。
再度東谷に沿った市道「布引大竜寺線」を進む(標高290m付近)
道の突き当りは再度山ドライブウエイの合流点で、そこに大龍寺の山門がある。
坂道を登ると大師道と合流する広場があり、さらに石段を登っていくと仁王門がある。
仁王門をくぐり抜け、更にその先も石段が続いている。
本堂の前を左へ折れると、再度越(峠)の登山道に出る。登山道は、大龍寺の境内を経由するコースと、境内の脇を迂回しているコースがあるが、どちらを選択しても「登り一辺倒」なので、獲得標高が無駄になることはない。
大龍寺 〜 再度越 〜 鍋蓋山 : 1.4km
大龍寺の境内を出て、再度越への山道を3分ほど歩くと分岐点。
再度越(峠)手前の分岐点。鍋蓋山へは直進、再度公園へはここで右折
森林植物園に行くときは、ここを右折していたが、今回は直進し六甲全山縦走路を歩く。
標識には「新神戸駅 4.0km」「諏訪山公園 3.6km」と書かれていて、ここからなら布引ダム経由で新神戸・三宮より、大師道で元町のほうが断然近距離だ。
再度山から鍋蓋山への、尾根上の全山縦走路を歩く (標高約410m)
今日の天気予報は「晴れ」だが、地表付近は霞がかかっている。大阪湾を挟んで向こうに見える金剛山地は、半分より上だけが雲(霧)から頭を出した状態だ。
稜線上を微妙に登ったり降りたりの全山縦走路 (標高450m付近)
先週通った七三峠への分岐点をすぎると、すぐに鍋蓋山の山頂だ。
鍋蓋山の山頂広場(標高486.1m)。標識のある松の少し左に、明石海峡大橋が見える
霞の具合は先週よりマシで、明石海峡大橋がくっきりと見えている。
三角点のある山頂広場と、数メートル下にもベンチのある展望広場があり、休日は多くの登山者がやってくるのだろう。
この山頂の標高は、地理院の三角点データでは486.14メートル(地理院地図の表記は486.1メートル)。しかし、山頂に立てられた私設標識では486.5メートルとなっている。一体どっちが正しいのか...
鍋蓋山 〜 猩々池 : 1.7km
ここから先、元町駅に降りるまでは先週の登山と同じルートをたどる。六甲全山縦走路のようにジグザグの尾根上を登り降りしながらではなく、ほぼ直登ルートを下るため効率が良い。
七三峠の道標が見えてきた。二本松林道へは道標で左後方へ折れる (標高約350m)
先週と同じく、大きな望遠レンズを持ったバードウオッチャーが林道脇で鳥を狙っていた。このあたり、珍しい鳥が居るのだろうか。Googleで「二本松林道 探鳥」などと検索すると、たくさんのWebページがヒットするので、その世界では有名な場所なのだろう。
今回も昼食は猩々池の東屋で食べる。前回と同じく、ビーグル犬を連れた男性が休憩しに来ていた。市内からここまで散歩に来るのだろうか...
今日の昼食も、トースト(ピーナツバター)、焼き竹輪、焼きインゲン
猩々池 〜 元町駅前 快活CLUB : 4.1km
猩々池から大師道を降りていくと、池から流れ落ちる水が滝のようになっている
再度谷川の右岸、左岸と小さな橋を渡りひたすら下っていきます (標高200m付近)
猩々池の前より20分ほど大師道を下っていくと、公衆トイレと稲荷茶屋がある登山口。ここより先は、普通の舗装道路になる。
道路沿いに面白い名前の地蔵尊がある。ヒヨコ地蔵尊...
なにゆえ「ヒヨコ」。山渓オンラインによれば神戸ヒヨコ登山会が建立したので、この名前になったと書かれている。
「毎朝登山」100年 大正時代に発足、神戸ヒヨコ登山会 (神戸新聞より)
険しい山を制することが目標ではなく、登山を通じて体力作りと健康維持に励む。「自分たちは登山に関しては素人。いつまでも謙虚な姿勢で山に登ろう」との思いから「ヒヨコ」と名付けたという。
JRの高架を越えて、道路を挟んだ南側にも阪神元町駅の入口がある
先週に引き続き、元町駅入口の斜め向かいにある快活CLUBへ。100円クーポンが配信されてきたので、それを使うためでもある。
快活CLUBのオープンシート「飲み放題カフェ」。最低チャージは30分210円
30分で飲み物を飲むだけなら、快活CLUBがお得。それ以上の時間をまったり過ごすなら、サイゼリヤのドリンクバー単体のほうがお得になる。
元町駅に行くと、列車遅延5分の構内放送が流れている。運良く、5分遅れてやってきた特急列車にギリギリ乗車できた。
■ 阪神本線 元町駅 11:07発 → 尼崎駅 → 野田駅 11:45着 (運賃320円)