ドアの鍵をスマホやICカードで開閉するスマートロックを購入した。
Amazonで、セサミ5本体と、ドアの外に貼り付けるセサミタッチのセット販売品 11,180円。
以前に比べたら急激に価格低下しているし、鉄道ICカードや指紋認証にも対応するなど高機能化している。
購入してから気づいたのだが、CANDY HOUSEの直販Webサイトで6割引きという大特価を行っているので、直販で購入すればよかった...
Amazonで購入したら(送料無料で)11,180円。直販では(送料980円を含めても)8,636円だ。約2,500円の損をしたことになる。
扉への取付
取扱説明書等は付属せず、IKEAの家具を購入したときに添付されているような、イラストで最低限の組み立て・取り付け方法を示した紙が1枚ついていたのみ。
取付用の両面テープは、予備1枚がそれぞれ付属していた。
MIWA 面付箱錠 85RAにセサミ5を取り付けた(室内側)
アプリを使って初期設定
Google Playストアより「セサミ、ひらけゴマ(CANDY HOUSE Inc.)」をインストールする。
右上の「+」ボタンを押して、初期状態の(一度もアプリに登録されていない)セサミ5を検出すると自動的にアプリの一覧に登録される。
一度アプリに登録されると、他のスマホの検出画面では検出できなくなる。
アプリのホーム画面の一覧から、セサミ5をタップすると、開閉履歴画面となる。右上のハンバーガーメニューから設定画面に入ることができる。
ここでやらなければならない初期設定は
(1)角度の調整 : 鍵を手動で回して開く・閉じる位置を画面上で確定して記憶する
(2)オープンセンサーでの自動施錠:デフォルトは「すぐに」になっているが、オープンセンサーが取り付けられていない場合は、ここは無視される
(3)タイマー式のオートロック:デフォルトは「OFF」なので、セキュリティ面から一定時間後に自動施錠したほうが良いだろう
(4)手ぶら解錠:BluetoothをONにした「このスマホ」が一定距離に近づいたら自動解錠する設定。自宅内でスマホを持って扉に近づくと、意図せずに解錠されたりしかねないので、「OFF」にしておくのが無難
次に、セサミタッチの方を設定していく。
必ずしなくてはならない設定は
(1)セサミを追加メニューをタップして、リンクするセサミ5デバイスを指定する
そして、次に解錠に用いるICカードと指紋を登録していく。
ICカードの管理画面に表示されたカードごとの16進数は、カードのUID
例えば、MIFAREの4 Byte UID が 0x12 0x34 0x56 0x78 の場合、管理画面には 12345678-ffff-ffff-ffffffffffff と表示される。
あるいは、FeliCaの UIDが 0x12 0x34 0x56 0x78 0x90 0xab 0xcd 0xef と ATSが 0xfe 0xdc 0xba 0x09 0x87 0x65 0x43 0x21 の場合は、管理画面に 12345678-90ab-cdef-fedc-ba987654321 と表示される。
この画面を見せると、UIDをコピーした鍵を複製されてしまうので、この管理画面は「絶対的なシークレット画面」だ。
関連記事 『 (Perl, Python) MIFARE ICカードのUID/FeliCa ICカードのIDm,PMmを読み取る 』
ユーザがIDmとPMmを書き換え可能なFeliCaは売られていないが、UID領域が書き換え可能なMIFAREカードは1枚100円以下で売られているので、心すべきである。
利用してみて
・スマホのアプリで解錠・施錠 : 問題なく成功。安定している。
・ICカードで解錠 : 問題なく成功。一度だけどのカードも認識しなくなったので、スマホアプリからセサミタッチを再起動した。
・指紋で解錠 : ほとんど実用性がなく、登録の翌日には全く認識できなくなっていた。かなり、指紋の一致水準が高い模様。
・指紋で施錠 : 手のひら(登録指紋データと一致しない)などでタッチすると施錠される。問題なく成功し、安定している。
セサミ5をゲスト登録
ゲスト登録すると、制限された設定メニューが表示される。行えるのは、鍵の開閉とデバイスのリセットだけだ。