22 November 2023

六甲山地 黒五谷と七兵衛山で紅葉刈り

ヤマレコの記事を読んでいると、黒五谷の紅葉がもうすぐ見頃という書き込みを見かけた。

例年、11月末から12月上旬にかけて黒五谷のカエデが紅葉真っ盛りになるため、だいたい時期はあっている。

早速でかけてみることとした。

ヤマレコの記事 『六甲山地 黒五谷と七兵衛山で紅葉刈り

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区間時刻所要時間
JR甲南山手駅 〜 高座の滝07:31〜 07:5928分
高座の滝 〜 風吹き岩07:59 〜 08:3536分
風吹き岩 〜 魚屋道・黒五谷分岐点(ゴルフ場)08:35 〜 09:0328分
魚屋道・黒五谷分岐点(ゴルフ場) 〜 七兵衛山09:03 〜 09:4643分
七兵衛山 〜 金鳥山 休憩所10:16 〜 10:4428分
金鳥山 休憩所 〜 保久良神社10:44 〜 11:0016分
保久良神社 〜 JR甲南山手駅11:00 〜 11:2525分

■ JR東西線・神戸線 海老江駅 07:00発 → 甲南山手駅 07:28着 (運賃 320円)

運悪く、尼崎から芦屋まで快速や新快速でスピードアップする乗り換えができないため、東西線から神戸線に入る普通列車にひたすら乗り続けて、甲南山手駅へ。

まだ通勤時間帯前なので、ギリギリ座れるレベルだった。

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JR甲南山手駅

JR甲南山手駅 〜 高座の滝

駅からまっすぐ北へ、六甲山地を登って行き、標高50mほどのところにある甲南女子高校前まで来たら東へ。

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甲南女子高校の正門前を東へ

ここからしばらく、同一標高をトラバースする道をたどる。

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標高50mほどだが、大阪湾を一望できる眺めの良いトラバース道

女子高前から10分ほど歩くと、高座の滝に向かうメインストリート「高座の滝道」に合流する。

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阪急芦屋川駅から高座の滝に向かうメインストリート「高座の滝道」

六甲山最高峰への主要登山道だが、きょうは平日なので、全く登山者を見かけない。

甲南山手駅から30分弱で、登山口の高座の滝に到着。

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高座の滝

滝の横にある堂宇の縁側には、これからハイキングに出発するらしい老人が数人座っている。

高座の滝 〜 風吹き岩

登山道は尾根の岩場「芦屋ロックガーデン」を通過してゆく。冬の早朝、それも平日なので他の登山者を全く見かけず、快調に登ることが出来る。

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芦屋ロックガーデン

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高座谷に降りてゆく道の入口には、工事通行止めの予告看板

工事は2023年5月から2024年10月までの予定で、いまは堰堤本体のコンクリート工事真っ最中のようだ。

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奥山森堰堤工事の概要 (芦屋市役所Webページより)

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芦屋ロックガーデン

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ロックガーデン中央稜を過ぎると、大きな送電鉄塔の下を通過する (標高約380m)

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ロックガーデンから風吹岩へ。ゆるい坂を登っていく (標高約410m)

休日には多くの人が歩く主要登山道なので、尾根道とはいえ、ガリー化が進んで掘割の中を進むような場所も多い。

甲南山手駅から1時間、風吹岩に到着。

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平日とはいえ、全く登山客の姿が見えない風吹岩 (標高437m)

登山客だけでなく、野良猫も見当たらない...。 餌をもらえる可能性がないから、どこか茂みにでもいてるのだろう。

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風吹岩から見た七兵衛山・打越山(左手前の丘)

風吹き岩 〜 魚屋道・黒五谷分岐点(ゴルフ場)

風吹岩から10分ほど歩くと横池。風がないので、鏡のように平らな湖面に木々が映り込んでいる。

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横池(雄池) (標高約450m)

風吹岩から七兵衛山・打越峠方向が分岐する地点までは、ほぼ高度差がなかったが、ここから先は緩やかな下りとなる。

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六甲山最高峰への道(魚屋道)から、七兵衛山・打越峠方向が分岐する地点 (標高約460m)

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黒五谷に向けて下っていく登山道を、振り返って撮影 (標高約450m)

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黒五谷の最上流部を渡渉する。「この水は飲めません」の掲示あり (標高約440m)

このすぐ上流にはゴルフ場のクラブハウスがあり、合併式浄化槽の排水を黒五谷に放流しているのだろう。また、ラウンドアップなどゴルフ場の芝生を管理するための農薬排水も流れ込んでいるはずだ。

水質検査云々よりも、正直にそう書けばよいのに...

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登山道から見える芦屋カンツリー倶楽部 16番ホール

魚屋道・黒五谷分岐点(ゴルフ場) 〜 黒五谷

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渓流に沿って黒五谷を下っていく (標高約400m)

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黒五谷第二堰堤の手前、日当たりの良い登山道沿いに見事なモミジ

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黒五谷第二堰堤を見下ろす休憩所。ここもモミジの見どころ (標高約400m)

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色づいたモミジに囲まれる、黒五谷の登山道(標高約390m)

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見事な高木のモミジの間を、登山道は下っていく

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薄暗い中で、ただ1本光を浴びたモミジも美しい(標高約380m)

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橙から赤に変わりゆくモミジの葉

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まもなく、五助堰堤・打越峠の道と合流する地点。このあたりも紅葉真っ盛りのモミジの群落(標高約370m)

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真っ赤になったモミジ

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黒五谷・五助堰堤・打越峠の道が合流する地点のモミジ

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黒五谷・五助堰堤・打越峠の道が合流する地点(標高約370m)

黒五谷 〜 七兵衛山

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黒五谷の渓流を渡り、打越峠に続く登り坂に入る

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黒五谷から打越峠へ、標高差50mを登り返す

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打越峠 (標高約430m)

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七兵衛山の山頂休憩所 (標高462m)

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七兵衛山からの眺め。中央には六甲アイランド、右向こうには神戸空港の島が見える

高気圧に覆われ(風がないので)空気がよどんでいるため、かなり霞がかっている。

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七兵衛山 休憩所の温度計。16℃ほど

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今日の昼食 (ケーキドーナツ4個入り、ミニバウムクーヘン、inゼリー)

七兵衛山 〜 金鳥山 休憩所

七兵衛山の山頂で30分ほど休憩して出発。

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七兵衛山から水平道まで、杉林の中を下っていく

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水平道の登山道脇に咲くヤツデ

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水平道から八幡谷への分岐点休憩所、大きなモミジの木がある。日当たりの良くないここは、まだ紅葉し始め (標高約350m)

水平道のほぼすべての区間は杉の植林なのだが、何箇所かモミジが植えられているところがある。

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水平道の日当たりの良いところに、紅葉しはじめのモミジ

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水平道の終了地点。風吹岩からの道と合流する (標高約350m)

七兵衛山から30分弱、金鳥山直下の休憩所に到着。

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金鳥山の休憩所 (標高約320m)

金鳥山 休憩所 〜 保久良神社

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金鳥山から保久良神社に向かう階段道。桜並木の葉っぱは完全に散っている

七兵衛山から約45分、保久良神社に到着。

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保久良神社 本殿

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保久良神社 鳥居前は紅葉がちょうど見頃 (標高約180m)

保久良神社 〜 JR甲南山手駅

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保久良神社のつづら折りの参道を降りる

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無数の柿が実っている

甲南山手駅に入ると、行き先案内板に「遅れ55分」と表示されている。三宮より西の区間で、線路から煙が出て消火作業を行ったので遅延しているとのこと。

電車自体は動いているので、(私が乗る区間では)特に困ることはない。

■ JR神戸線・東西線 甲南山手駅 11:29発 → 海老江駅 11:58着 (運賃 320円)

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JR海老江駅