25 July 2023

蒲田左俣林道(新穂高〜小池新道登山口)沿いの土木インフラ見どころ

双六岳方面へ出かけるとき、必ず通らなければならない蒲田左俣林道。総距離約5.1km、標高差約330mの微妙な登りの林道歩き

周囲の景色を見ながらメリハリをつけるための、目印となるスポット、土木インフラ施設をまとめてみた

新穂高 〜 中崎橋

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北陸電力 中崎発電所

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北陸電力 中崎発電所

諸元(Wikipediaによる)
運転開始年月 : 1958(昭和33)年3月
出力 : 10,500 kW
有効落差 : 253m
使用水量(取水量) : 5.0 m^3

広サコ尾根の標高1320m付近から発電所まで、標高差240mほど水圧鉄管が露出して設置されているのが見える。

発電所の有効落差が253mなので、上流の取水施設からここまでの間の導水トンネルはほとんど水平で、取水施設との標高差をほぼ余すことなく使っていることになる。

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無圧導水路の勾配は1/1000が標準的な値だが、図では同一高さとしている。また、取水口の直後には沈砂池施設があるが図には描いていない。

新穂高の蒲田川渓流保全工

新穂高で蒲田川の左俣・右俣が合流する部分の流れをスムーズにする「渓流保全工事」が2005年(平成17年)から行われている。また、新穂高センター横の恵橋(めぐみはし)は2015年に架け替えられた

国土交通省の砂防事務所による説明
本工事は、観光施設である新穂高ロープウェイや観光客の安全・安心の確保と、下流域への土砂流出を抑制するために河道を広げ、景観・親水性に配慮するために現地の巨石(φ0.5m~2.0m)を利用した護岸工、床固め工を施すことにより観光インフラ整備の支援を目的としている。

http://www.hrr.mlit.go.jp/jintsu/kouji/genba/sinhodaka5/index.html


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恵橋から撮影した蒲田川の渓流保全工(2016年)

写真では左俣側の渓流をドライにして工事を行っていて、右俣側にまとめて流している

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恵橋から撮影した蒲田川の渓流保全工(2023年)

この写真を撮影した時点では、川底も護岸もきれいに岩石で仕上げられ、おおよそ完成しているものと思われる

工事現場の様子は国土交通省 神通川水系砂防事務所のWebページ「高原川流域ライブカメラ」で見ることが出来る。もう少しカメラを上に振ってくれれば、笠ヶ岳と抜戸岳の稜線を見渡せる山岳カメラにもなったのに...

そのカメラはこちら。工事用の仮設足場に、手っ取り早く設置したWebカメラ

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国土交通省の新穂高カメラ

カメラの櫓は蒲田川の左岸側に立っていて、川の対岸には中崎発電所が見えている

左俣谷第1号下流堰堤

新穂高センターから約450mの地点

恵橋を渡ったのち、新穂高で渡る2本目の橋で、欄干が波打つようなデザインの橋の上から上流を見ると、左俣谷第1号下流堰堤がチラッと見える

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この橋を渡るときに、左俣谷の上流方向を見ると...

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蒲田川と左俣谷第1号下流堰堤(丸で囲ったところ)

林道起点とゲート

新穂高センターから約500mの地点が林道の起点と思われる。林道名が記された銘板がある

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蒲田左俣林道 起点付近の銘板

さらに進んで新穂高センターから約650mの地点、ホテル ニューホタカの横に林道ゲート(車止め)がある

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林道ゲート(車止め)

ゲートの右側に、登山届ポストと提出用紙を入れた箱が設置されている

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林道ゲートにある地図(飛騨森林管理署)

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林道ゲート横にある治山工事地図

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林道ゲート近くにある穂高国有林地図

左俣谷第1号上流堰堤と穴毛谷堰堤

新穂高センターから約1.2kmの地点

左俣谷第1号堰堤のすぐ脇、林道から河川に降りる工事用スロープがあった場所は、いまでも堰堤を眺める絶好のスポットになっている

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左側の工事バリケードが河川に降りるスロープで、右側の奥へ続くのが左俣林道 (2016年10月時点)

現在、工事アクセス道のスロープは除去され、バリケードも撤去されているが、河川ギリギリまで近づけるポイントになっている

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左俣谷第1号上流堰堤(手前)と穴毛谷コンクリート堰堤工(稜線まで続く奥の谷)


飛騨森林管理署 「穴毛谷の復旧計画」
穴毛谷は多くの渓流荒廃地を抱え、流域の大部分を露岩地や高山性の特殊崩壊地に覆われ、積雪や雪崩等の厳しい気象条件と相まって土砂の生産が活発な谷です。
治山事業は昭和42年、渓間工に着手し、平成11年度までに工事費総額約16億6千万円を投入して治山資材運搬路840m、渓間工8基を完成させ、事業を実施しています。
また、左俣谷本流は国土交通省の神通川直轄砂防事業の実施区域となっており、穴毛谷合流点下流部においても、4基の砂防ダムが建設されています。
近年では平成10年9月に、台風による豪雨により土石流が発生しました。その後、平成12年3月には大規模な雪崩が発生し、治山施設に被害を及ぼしたことから、災害復旧工事を行いました。

https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/gijyutu/siryousitu/pdf/h13_012.pdf
飛騨山脈ジオパーク推進協会 「穴毛谷の穴毛大滝」
穴毛谷は、笠ヶ岳の南面から東側に回り込み、杓子平につながる谷です。
その最奥部、杓子平の下に穴毛大滝があります。谷が東に曲がっているため、下から滝は遠望できません。

穴毛谷には、かつて登山道がありましたが廃道になり、入口には多くの砂防えん堤があります。冬から春にかけては雪崩の巣として、夏は雪渓の踏み抜きや落石の危険があるとして、危険地域とされます。

https://hidageo.com/archives/2224/

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穴毛谷の国有林地図
堰堤の名称は飛騨森林管理署 「穴毛谷の復旧計画」新潟大 「平成12年3月岐阜県上宝村左俣谷で発生した大規模表層雪崩」から解読し転記している

穴毛谷の最下流部分から中流に向かって、いくつものコンクリート堰堤が並んでいる。これらは林野庁の穴毛谷第○○号コンクリート堰堤(下から、穴毛谷第2号コンクリート床固め工、穴毛谷第5号コンクリート床固め工、穴毛谷第5号コンクリート堰堤工、穴毛谷第4号コンクリート堰堤工、穴毛谷第3号コンクリート堰堤工、穴毛谷第2号コンクリート堰堤工 と並んでいる)

そして、一番手前に見えているのは左俣の本流に作られた国土交通省の左俣谷第1号上流堰堤

本流は国交省、支流の穴毛谷は林野庁と、管轄を棲み分けているようだ

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国土交通省の左俣谷第1号上流堰堤カメラ。カメラの支柱は第1号堰堤の堤体の上に建てられている

お助け風穴

新穂高センターから約2.0kmの地点

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近くを通ると冷たい風が吹き出してくる「お助け風穴」

穴毛谷 治山資材運搬路の橋

新穂高センターから約2.3kmの地点

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穴毛谷 治山資材運搬路の橋付近の左俣林道の写真 (道の少し奥・左に標識がある場所が、橋の分岐点)

橋の袂にある分岐点には「双六岳・笠ヶ岳方面」という標識があるのみで、橋を渡るとどこに出るのかは全く書かれていない

橋を渡った先は、林野庁が開設した治山資材運搬路(延長840m)が、穴毛谷の治山施設最上部付近までつながっている。その先は穴毛大滝まで廃道となった登山道があるらしい

中崎橋

新穂高センターから約3.1kmの地点

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中崎橋

欄干が積雪でひしゃげているが、橋も傾いているらしい。次のような警告看板が立てられている

通行注意
橋が傾いているため
通行された際の事故について
一切の責任を負いかねます
飛騨森林管理署

なお、この橋の正式な名称は「蒲田左俣林道 第2号(中崎)橋」というらしい(林野庁 点検橋梁一覧表)。第1号はどこなんだろう...

中崎橋 〜 2号堰堤・林道終点

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中崎発電所 取水施設

新穂高センターから約3.2kmの地点に、中崎発電所の取水施設がある

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中崎発電所 神通川水系発電模式図

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左俣林道に隣接して、中崎発電所 取水施設がある

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取水口ゲートの上部

電動式スライドゲートが2門。開閉機は1つの扉体にスピンドルが2つの連動式。ゲートの左側に監視カメラがある

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蒲田川左俣谷の対岸に見える、右俣からの導水路出口

水量が少ないときは、全量が発電所に取水されて、取水堰から下流の新穂高方向に全く越流していないこともある。ここにも越流堰を監視するカメラがある

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新穂高の中崎発電所で利用するための水を5m^3/sec取水する水利権を示している

水利使用標識
河川名 一級河川 神通川水系 蒲田川 左俣谷
許可年月日 平成6年2月22日
許可期間 平成28年3月31日
許可権者名 建設大臣
水利使用者名 北陸電力株式会社
水利使用の目的 発電(中崎発電所)
取水量 5m^3/sec
所轄事務所名 富山河川国道事務所

中崎発電所 沈砂池施設

取水施設から発電所に向かう導水渠(導水トンネル)のルート上、林道を挟んだ向かい側の土地に沈砂池施設(と思われる構造物)がある

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導水渠の沈砂池施設 (入口フェンス)

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導水渠の沈砂池施設

コンクリート覆蓋の下、地下に沈砂池施設があるはず...

堰堤(名称不明2)

新穂高センターから約3.3km(中崎橋から約200m)の地点、林道のすぐ横に国交省所管の堰堤が見える

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林道からかろうじて見える国交省所管の堰堤

鋼製枠タイプの不透過型堰堤だが、水通し(天端)まで堆砂しているようで、もはや機能していなように見受けられる

上岩小屋沢の崩落現場と治山工事の痕跡

新穂高センターから約3.5km(中崎橋から約400m)の地点

1997年(平成9年)に土砂量30万m^3の崩落が起きた上岩小屋沢の復旧現場を通過する。林道は崩壊した土砂が堆積した末端付近を通過している(図の紫のライン)。堆積地と林道の間は巨大な自然石を積み上げて境界壁としているが、工事から20年経過した今では草木が茂り工事の跡はほとんど目立たなくなっている

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神岡営林署「上岩小屋沢土砂崩壊地における治山工事」を少しレタッチして見やすくした

治山工事概要の要約
源頭部 : 斜度38度〜48度と急峻で、林道から標高差800mもあり直接工作物の設置は不可能と判断し、ヘリコプターによる特殊モルタル航空緑化工により、安定と拡大防止を図る。生態系に影響がないよう、種子については現地に適応したメドハギ、カヤ、ヨモギ等の在来種を選定

崩壊地中腹部 : 斜度35度〜40度と急峻で、土石流によりえぐり取られてV字谷となり、直接工作物の設置は難しく危険も伴うことから、地上とヘリコプターの両面から吹付実播工を施工

下部堆積地 : 斜度20度〜25度と比較的緩やかな地形だが、堆積土層が厚いところで6mもあり、今後の豪雨により堆積土砂の移動が予想されることから鋼製枠土留工を採用。落石を受け止める機能を持たせるため高さを3mとした。また今後、土石流が左俣谷本流まで押し出すことも想定し、土石流の停止と下部下流側林地へ誘導拡散させる誘導堤を設置した。この誘導堤は自然石の大転石を利用した練積工とした。高さは上流側3m、下流側5m、延長200m。

https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/gijyutu/siryousitu/pdf/h10_023.pdf

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上岩小屋沢の末端部を通過する手前から撮影。治山工事で並べられた林道路肩の岩が見えている(2016年撮影)

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上岩小屋沢を林道から源頭部に向かって見上げる。最前列の大きな岩は林道との間の境界石(2016年撮影)

治山工事から10年以上たっているが、緑化工で散布された植物による植生回復はまだまだ途上で、崩落地の岩がほとんど見えている

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2023年、上岩小屋沢を林道から源頭部に向かって見上げる。2016年とほぼ同じ場所で撮影した

植生がだいぶ回復して、堆積地が緑で覆われている

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Google Earthでも植生が回復していることが確認できる

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土石流導流堤 (国土交通省 土石流・流木対策設計技術指針解説

双六観光 資材置場・ヘリコプター発着基地

新穂高センターから約3.8km(中崎橋から約700m)の地点

双六観光の資材置場・ヘリコプター発着基地がある。

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双六観光の資材置場・ヘリコプター発着基地

車で燃料・食材・資機材をここまで運び込んで、ヘリコプターで吊り上げて双六小屋や黒部五郎小舎まで運ぶようだ

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許可標識

笠新道の分岐点

新穂高センターから約3.8km(中崎橋から約700m)の地点、双六観光のヘリポートのすぐ隣に、笠新道の分岐点がある

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笠新道登山口と給水ポイント

黒いポリエチレン管から「飲める」水が出ているが、登山シーズン外は停止しているとヤマレコなどの記事に書かれている。小屋の営業期間外は止まっていると想定したほうがよいだろう

わさび平小屋

新穂高センターから約4.7km(中崎橋から約1.6km)の地点

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わさび平小屋

わさび平 ブナの森

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蒲田左俣林道は、わさび平 ブナの森を抜けていきます

看板には

ワサビ平 ブナの森
標高1420m
樹齢200年 美しい自然を明日に
この地域の自然条件の中でできる代表的な森のひとつです。 四季折々に表情を変える素晴らしい林の感動を味わってください。
飛騨森林管理署

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ブナの葉

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植生図(新穂高から秩父沢出合付近まで。登山道を赤紫で示している)

A沢

新穂高センターから約5.6km(中崎橋から約2.5km)の地点

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蒲田左俣林道を、A沢が横切っている

コンクリート舗装の上を水が流れていて、水深はほとんど無いため、靴がぬれて良いならどこでも渡渉できる。また、谷寄りのところに飛び石渡り出来る大きめの石が並べられている

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A沢(林道より上流を見ると、堰堤1基が確認できる)

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堰堤(名称不明6)

A沢を渡渉するとき、左俣谷の少し下流にスリット方式の部分透過型堰堤が見える

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二号堰堤橋の500mほど下流にある部分透過型堰堤(2017年撮影)

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二号堰堤橋の500mほど下流にある部分透過型堰堤(2023年撮影)

6年間の変化をよく見ると、堰堤の左側付近が少し除石工事されているようだ。

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従来型のコンクリート堰堤の水通し部分の上半分を撤去し、そこにスリットの開いた鋼製枠堰堤を増築したものだ


下抜戸沢の渓間工

農林水産省の事業評価(平成8年度穂高(下抜戸沢)地区 復旧治山)より抜粋
当地区の地質は、飛騨変成岩類や船津花崗岩類などからなっており、節理が発達し、融雪及び豪雨の都度土砂が流出していた。
渓床は急峻なため融雪・降雨の度に渓岸侵食が進み、不安定土砂が異常堆積していた。
このため、土砂の流出を防止し、温泉旅館や発電施設等の保全及び保安林機能の増進を図った。

事業実施により、渓床に堆積していた不安定土砂の流出は抑えられ渓岸に植生が回復し土砂の安定が図られた。

保全対象:新穂高温泉(旅館8戸)、発電施設

https://www.rinya.maff.go.jp/j/sekou/hyouka/attach/pdf/14hyouka-46.pdf

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下抜戸沢の渓間工(2017年)

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下抜戸沢の渓間工の直下を左俣林道が横切っている(2017年)

2017年時点では、林道に接して渓間工施設がはっきりと見えていたが、2023年に通過したときには背の高い草に覆われどこが治山施設なのかわからない状態になっていた

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渓間工(床固工、谷止工、流路工に)についてわかりやすいイラスト(JICA「ヒマラヤで山の復旧やってます」より)

蒲田左俣林道終点の2号堰堤橋

新穂高センターから約5.9km(中崎橋から約2.8km)の地点が、蒲田左俣林道の終点で、2号堰堤橋の右岸側

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2号堰堤橋

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二号堰堤橋。単なる橋ではなく、砂防堰堤の水通し部の上に管理橋が掛けられている形態

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2号堰堤橋の右岸側(林道終点)は、小池新道(登山道)の登山口

2号堰堤橋を渡って向こう岸にゆくと、その先に伸びる林道は「左俣谷治山資材運搬路」

参考になるWebサイト