来週から雨模様になるので、5月最後の登山として七兵衛山に登った。
そして今回は、数年前より通行止めが続いている、水平道の七兵衛山直下の部分を探索してきた。
ヤマレコの記事 『 七兵衛山登山と、水平道通行止め区間の探索 』
区間 | 時刻 | 所要時間 |
JR甲南山手駅 〜 保久良神社 | 08:06 - 08:32 | 26分 |
保久良神社 〜 金鳥山 展望休憩所 | 08:32 - 08:47 | 15分 |
金鳥山 展望休憩所 〜 水平道 通行止め区間入口 | 08:47 - 09:06 | 19分 |
水平道 通行止め区間入口 〜 出口 | 09:06 - 09:21 | 15分 |
水平道 通行止め区間出口 〜 七兵衛山 | 09:21 - 09:31 | 10分 |
七兵衛山 〜 横池(雄池) | 09:46 - 10:12 | 26分 |
横池(雄池) 〜 風吹岩 | 10:12 - 10:16 | 4分 |
風吹岩 〜 甲南女子大学前 | 10:16 - 10:56 | 40分 |
甲南女子大学前 〜 JR甲南山手駅 | 10:56 - 11:03 | 7分 |
■ JR東西線・神戸線 海老江駅 07:41発 → 尼崎 → 芦屋 → 甲南山手駅 08:03着 (運賃320円)
いつもより1時間弱 遅い出発だったので、電車はそれなりに混雑していた。といっても、ぎりぎり座れるレベルの混雑度。
芦屋から甲南山手まで、私の乗った普通電車と列車線を走るキハ189がデッドヒート。急加速・急減速の普通電車が一瞬だけ特急を追い抜くが、もちろん駅停車時にもうスピードで追い抜かれる。
JR甲南山手駅 〜 保久良神社 : 2.3km 26分
国道2号を西へ 700mほど歩く。駅前でも飲食店がほとんどなく、良い街並みだ。
国道沿いに白いマツバギクが咲いていた。自宅近くで見かけるのは、地面を這うように咲いている赤紫のものばかりなので、白は初見だ。
保久良神社に向かって、本山北町の住宅街を徐々に登っていく。ふと、住宅の擁壁を見ると...
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ伝 11:28)
六甲山はそれほどハードな登山をする場所ではないが、下山口という最も絶妙な場所に掲示されているのは、なにか繋がりを感じる(笑
神社の裏手にある金鳥山ではなく、なぜ天王山... ?
保久良神社 〜 金鳥山 展望休憩所 : 0.6km 15分
標高158mの保久良神社から、段差の大きい階段をひたすら上り、標高320mの展望休憩所へ。
春は岡本桜回廊の一部として、桜並木が美しいこの階段道も、初夏の今は木陰の涼しい道になっている。
下山してくる数人の登山者とすれ違う。休日だが、このコースはそれほど混雑していない。
金鳥山 展望休憩所 〜 水平道 通行止め区間入口 : 1.3km 19分
ここから先は、標高350m近辺のほぼ水平な道
腰の高さくらいには、ガクアジサイの真花のような、あるいはシモツケのようにも見えるガマズミ。秋には赤い実がなる木
頭上にはエゴノキの花が鈴なり
水平道の通行止めの標識前までやってきた。いつもは、ここから谷を詰めて七兵衛山などに登っている。今回は、通行止めの原因が一体何なのかを、水平道の先へ進んで確認してみる
水平道 通行止め区間 : 0.7km 15分
100mほど行くと、山道に地割れが走っていて、崩落の可能性がある
ただし、谷底はそれほど深くないため、崩落すればハシゴなどで迂回路はすぐに開設できるだろう
水平道の倒木が処理されず、くぐり抜け、跨いで越す場所があった
通行止め標識があるが、一定の登山者が歩いていると思われ、数カ所の日当たりが良い場所でも雑草が完全に道を覆い尽くすということはなかった
尾根がせり出し、水平道が最も南に達する地点。落石の跡あり。すぐ脇にベンチがあり、良い展望場所だ
通行止め区間をひととおり歩いてみたが、北アルプスなら「問題なし。普通の登山道」。自己責任で通ってくださいレベル。しかしここは老人が多数通り、訴訟リスクから絶対安全が求められるので、やむなく通行止めにしたのだろう
水平道 通行止め区間終了地点 〜 七兵衛山 : 0.5km 10分
七兵衛山 〜 横池(雄池) : 1.2km 26分
七兵衛山から下山するルートにも、幾つかのコアジサイの群落があった
保久良神社方向の水平道から登って来た道と再び合流。今回は、峠に向かって再び登る
打越山から荒地山へ向かう尾根筋の道。数年前に木々が伐採されたが、若い木が育ってきている
左手に西おたふく山(鉄塔2つ)・六甲山(鉄塔1つ)が見える。六甲山主稜線は雲が多いようだ
雄池のほうは水位が高く、池の周囲の砂浜を歩けなくなっていた。前回来たときはたくさんのオタマジャクシが居たのだが、いまはオタマジャクシもカエルの姿も見かけない
そのかわり、たくさんのトンボが飛んでいる
雄池までは、六甲山最高峰への道を歩く登山者が立ち寄るので、結構混雑している。ベトナム人の集団が湖畔ではしゃいでいた
横池(雄池) 〜 風吹岩 : 0.4km 4分
最高峰への主要登山道では、次々と登ってくる人とすれ違った。風吹岩のところにも、多くの登山者が
風吹岩 〜 甲南女子大学前 : 2.2km 40分
甲南女子大学方向に向かう魚屋道を降りる。こちらを歩いてくる登山者はほとんど居ない
尾根筋をずっと下っていくと、標識に難路と表記されていた谷筋の道と合流。そこに甲南堰堤がある
甲南堰堤のすぐ下流、宮川第二堰堤を越えると住宅街に出る。
谷(高橋川水系 宮川)を降りていくと、高齢者センターの横で道路に合流
■ JR神戸線・東西線 甲南山手駅 11:13発 → 尼崎 → 海老江駅 11:40着 (運賃320円)