25 September 2022

西おたふく山・六甲山

住吉谷より西お多福山を直登し、六甲山最高峰を3時間で駆け抜けた記録。

ヤマレコの記事 『 西おたふく山・六甲山(打越峠・黒五谷経由、宝殿橋バス停)

GPSログ

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JR摂津本山駅 〜 打越峠

三連休の最後の日曜、尼崎で乗り換えた快速列車は混雑していた。対外試合に向かう学生が、かなりの割合を占めていた。日曜もクラブの顧問を無給労働させられる教師がかわいそうだ。休日のクラブ活動は、一切禁止にすべきだと感じる。

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JR摂津富田駅

■ JR東西線・神戸線 海老江駅 06:42発 → 尼崎 → 芦屋 → 摂津本山駅 07:08着 (運賃 310円)

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天上川沿いを歩き、岡本八幡神社を目指す

摂津本山駅から0.8km、標高差50mほど登ってきて岡本八幡神社に到着。 早朝登山だろうか、お年寄りの団体が保久良神社の方から下りてきて八幡社の前で街の中に散っていった。

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岡本八幡神社(標高70m)

ここから登山口のある岡本梅林団地まで、道路の勾配はさらに急になる。もはや、電動自転車すら登れそうにない傾斜度だ。

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岡本梅林住宅横の八幡谷入口(登山口)(標高120m)

登山道を入ってすぐ、花崗岩の谷間に祠がある。石刻で"永光大神"と書かれている。登山の無事を祈り先に進む。

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八幡谷の永光大神

すぐ先に歓喜天を祀る行場跡があるが、その入口となる登山道に道祖神の石柱が、まるで門のように配置されている。

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歓喜天を祀る行場手前の道祖神

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ツユクサ

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ヒヨドリバナ(?)

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ミゾソバと、花に食いついているマダニ

八幡谷堰堤(標高180m)、八幡谷第二堰堤(標高200m)を越えると、杉が植林された林に入る。

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八幡谷第二堰堤

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八幡谷源流、山神社付近の杉林

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八幡谷 山神社(山の神)(標高220m)

山神社(山の神)を過ぎると、九十九折の急登となる。

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八幡谷の九十九折の急登(急登の開始地点)

九十九折の急登の途中で休憩していた登山者2名を追い抜く。急登が終わると、すぐに水平道との交差地点。

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水平道との交差地点(標高350m)

JR摂津本山駅から48分、打越峠に到着。水を飲み、1分ほどベンチで休憩してから出発。

普段の登山でよく行く七兵衛山には、今日は立ち寄らない。

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打越峠(標高430m)

打越峠 〜 黒五谷 〜 住吉川渡渉地点

せっかく標高430mまで登ってきたが、黒五谷に向けて70mほど高度を下げる。

登山道を倒木が塞いでいる。かんたんに乗り越えられる程度だから、放置されているようだ。

赤い実のなっている木もある。少し秋の気配。

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ガマズミ(?)

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黒五谷 渡渉地点(標高370m)

近づくだけで皮膚が腫れ上がる毒キノコ、カエンタケが登山道横に生えている

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カエンタケ

黒五谷から少しだけ登り、黒五峠を越える。そこから少し下ると住吉川沿いの住吉道に合流する。

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黒五峠

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住吉道との合流地点

ここから先、800mほど住吉道を歩く。道の横まで雑草がせり上がっているところでは、蜘蛛の巣が。そこらじゅうで頭に蜘蛛の巣が絡まりつく不快な道。

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両側の雑草がせり出して囲まれている住吉道

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住吉道からチラと見えた西おたふく山 (標高差450mほどある)

渡渉地点の飛び石表面は、少しヌメッとしている。勢いで駆け抜けると、普通の登山靴では滑って着水してしまうかもしれない。

ここは、恥ずかしくても四つんばいの3点支持で(笑

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住吉川渡渉地点(標高420m)

ここまで、打越峠から30分。標高430mの打越峠から60m下って黒五谷、住吉道合流点を通り、再び50mほど登って標高420mの住吉川渡渉地点に到達した。

標高の面からは、全く進んでいないことになる。

住吉川渡渉地点 〜 西おたふく山

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住吉川を渡渉した地点、西おたふく山登山道の入口

この写真の奥に小さく見えている看板、登山道崩落のお知らせだ。

看板によれば、"斜面の崩落が起きています。(中略) 十分に注意して通行してください" なので、注意して歩けば特に問題なしだ。

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西おたふく山登山道崩落のお知らせ

西おたふく山の登山道はマイナールートのはずだが、意外に登山者が多く通っているのか、しっかりとした踏み跡と、除草もされて整備されている。

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杉・檜の植林の間を抜ける登山道。下草のササが茂っているところが多い

先々週、双六岳の登山道で見かけたイタドリが、ここにも...

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イタドリの種子

標高560mまで登ったところが、件の看板に書かれていた崩落箇所。といっても、登山道と崩落箇所の間には、ササが生えて崩れ落ちるのに抵抗しているので、大崩落しない限り通行には問題なさそうだ。

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西滝ヶ谷に面した斜面が崩落した箇所(標高560m付近)

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西おたふく山登山道は、ササが繁茂している区間が多い

標高750m付近の「ブナの森 峠の小径」に入るまでは、登山道沿いのササはちゃんと刈り込まれて藪漕ぎはしなくてよかった。

しかし、それでもこの区間も蜘蛛の巣が多い。

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標高750m付近で視界が開け、阪神間の市街地が展望できる

このあたりのササ原は、「ブナの森 峠の小径」と名付けられているらしい。しかし、ササが繁茂し藪漕ぎ状態なので、「ササの森」に改名してほしいものだ。

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ブナの森 峠の小径は、ササが繁茂し藪漕ぎ必須

このササ原の藪漕ぎで、マダニがズボンの後ろに噛み付いたようだ。自宅に帰ってから、マダニがくっついているのを発見した。

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ズボンに噛み付いた大きな(5mmほどの)マダニ

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ササ原を藪漕ぎで突っ切る

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西おたふく山(国交省の鉄塔がある)直下に到達。はるか右奥には六甲山頂の自衛隊通信塔が見えている

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国交省の管理道に、登山道が合流する地点

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アザミと蜂

国交省の六甲無線中継所付近にある西おたふく山直下まで、住吉川渡渉地点から55分ほど掛かった。この区間、誰ともすれ違わなかった。

藪漕ぎとマダニに襲撃されたことは想定外だった。

西おたふく山 〜 六甲山

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六甲山上の県道16号に面した、国交省敷地境界のフェンス

県道16号に出る。登山道ではなくそのまま道路上を歩き、六甲山直下の部分だけ登山道を歩く。

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県道16号(西おたふく山付近)

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六甲山の山頂(標高931m)

山頂でテントを張ってアマチュア無線で交信している人が居た。高いところのほうが、遠くまで電波が届くのだろう。

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六甲山の自衛隊通信塔

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山頂のススキ

六甲山 〜 宝殿橋バス停

六甲山の山頂から、公衆トイレ方向に降りていく自衛隊の管理道から、大阪方向の景色がよく見える。今日は地面付近に霞がかかっていて、大阪市内はよく見えない。

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六甲山から大阪方向の眺め

管理道を降りて行き、公衆トイレの手前まで来たところ、県道16号を疾走していくランナーを見かけた。

宝殿橋まで県道を歩いたが、次々とランナーとすれ違った。山上でランニング大会でもやっているのだろうか。

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県道16号を駆け抜けるランナー

宝殿橋までトンネルが1箇所あり、トンネル内だけ歩道がしっかりと作られている。

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県道16号の鉢巻山トンネル

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六甲山神社(石宝殿)付近

宝殿橋バス停のある芦有有料道路の料金所まで25分、3時間に1本程度しか走らないバスの時刻になんとか間に合った。

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宝殿橋バス停

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宝殿橋バス停に到着した芦屋行のバス

■ 阪急バス 宝殿橋 10:26発 → JR芦屋南口 10:52 (運賃 550円)

■ JR神戸線・東西線 芦屋駅 11:06発 → 尼崎 → 海老江駅 11:25着 (運賃 310円)