24 July 2022

夏本番前の六甲山系 七兵衛山

今年の梅雨明けは6月28日と異例の早さで、梅雨明け1週間の好天の後、戻り梅雨となってしまった。

例年なら梅雨明けしている7月下旬に入っても、未だに太平洋高気圧に覆われず、梅雨前線の北側のままだ。その代わり、春の乾いた空気に覆われる日もあり、今日もそんな爽やかな晴天だった。

先週、予定していた北アルプス登山を(悪天候で)中止したため、今週は六甲山系でリベンジ登山...

ヤマレコの記事 「六甲山系 七兵衛山(保久良神社、八幡谷)

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区間通過時刻所要時間
JR摂津本山駅(21m) 〜 保久良神社梅林08:17 〜 08:3821分
保久良神社梅林 〜 金鳥山(338m) 休憩所08:38 〜 08:5113分
金鳥山 休憩所 〜 七兵衛山(462m)08:51 〜 09:2534分
七兵衛山 〜 打越峠09:35 〜 09:416分
打越峠 〜 八幡谷 山の神09:41 〜 09:5514分
八幡谷 山の神 〜 JR摂津本山駅09:55 〜 10:2328分

登山口の保久良神社 梅林へ

■ JR東西線・神戸線 海老江駅 07:49発 〜 尼崎駅 〜 芦屋駅 〜 摂津本山駅 08:14着 (運賃 400円)

休日なので電車は空いています。今日は(WW2の不発弾処理のため)正午から大阪と京都の間が全面運休となるため、通常の休日より客数はさらに少ないのかもしれない。

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JR摂津本山駅

快晴の良い天気だ。夏とは思えないほど湿度が低く、北風で空気も涼しめだ。

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JR摂津本山駅前

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天上川に沿って歩く

岡本八幡神社の鳥居前(標高64m)までやってきた。

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岡本八幡神社の横より、保久良神社に向かう天上川公園の園路に入る

真夏(?)なのに、登山する人が行き交っている。休日だからなのか...

標高差100mほど登ると、保久良神社の梅林に到達。青々と茂った梅の木に、梅の実は見当たらない。

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保久良神社の梅林

保久良神社 梅林 〜 金鳥山 休憩所(展望台)

金鳥山に向かう階段道に入ってすぐ、スズメバチ1匹が至近距離に近づいてきて、頭の横を猛スピードで旋回して飛び去っていく。どこか近くに巣があるのだろう。

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保久良神社から金鳥山への階段道(梅林を出たあたり)

この時期、草花の花はほとんど見られないが、キカラスウリの花が数輪咲いていたのが目立っていた。

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キカラスウリの花

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保久良神社から金鳥山への階段道(桜並木)

保久良神社の梅林から登ること13分、金鳥さんの休憩所(展望台)に到着。ここまで、途中ですれ違った登山者は20人程度。真夏に低山に登る人がこれほどいることに驚く。

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金鳥山の休憩所(展望台)

金鳥山 休憩所(展望台) 〜 七兵衛山

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金鳥山から水平道分岐までの道は日当たりが良い

雑草はきれいに刈り払われ、金鳥山の山頂付近の分岐道も、見事に笹薮の除草が行われていた。このルートは、日常の草刈りが念入りにされているようだ。

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六甲山最高峰・風吹岩へ向かう道と水平道の分岐

標高330m付近の等高線に沿って山肌をトラバースする水平道、本来の目的は林道(森林管理道)。背の高い木が密生して地面まで太陽光が届かないため、歩いていてとても涼しい。

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水平道 (杉の植林)

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水平道

七兵衛山に向かう道の分岐点には、水平道の一部が依然として通行止めである看板が立てられている。一体いつになったら復旧するのか...。それとも復旧させるつもりはないのか。

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水平道と七兵衛山に向かう道の分岐点

分岐点から七兵衛山までは、標高差100mの急登

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杉林の中、七兵衛山に向かう急登

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ベッコウタケ

七兵衛山の山頂に到着する少し手前、笹薮の除草をしている女性が居る。電動刈払機ではなく、剪定用のハサミでこまめに除草しているので、かなり時間が掛かるんだと思う。登山者として、感謝の念しかない。

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七兵衛山の山頂(標高462m)

今日は湿度が低く空気が澄んでいるので、大阪湾を挟んだ対岸の泉州地域のビルや、和泉山脈がはっきりと見える

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七兵衛山からの眺め

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山頂の気温は23℃

今日は昼前に余裕を持って帰る予定のため、昼食は軽くエナジーバー1本で済ませる。

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軽い昼食(エナジーバー)

七兵衛山 〜 打越峠 〜 八幡谷 山の神

七兵衛山で10分ほど休憩してから出発。下山は八幡谷の道を下ることにする。

山頂から5分ほどで打越峠に到達。このあたりは大規模に木々が伐採されて禿山状態になっていたが、今は少し木々の若葉が育って雑木林に戻りつつある。

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打越峠

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八幡谷を下る道(杉の植林)

つづら折りの道を下ると、いくつものベンチが並んでいる山の神の祠横に到達。

高齢者登山ツアー客が大量にベンチに座っていた。

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山の神

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日当たりの良い道

「西宮なんちゃら」の腕章をつけたツアーガイドが率いる、老人団体の登山グループが次から次へとやって来る。

大量の人を集めて登山させるとは、何たる迷惑行為...

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八幡谷第二堰堤

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歓喜天を祀る行場跡

この先谷は一気に狭くなり、登山道はV字型の深い谷と岩壁の間の狭い通路となる。

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V字型の深い谷

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永光大神

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八幡谷の登山口

ここから先は舗装道路。山道を歩くより急登の印象を受ける。

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標高の高い場所まで公営団地が建てられている

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岡本八幡神社

およそ2時間の登山を終えて、(不発弾処理で)列車が運休し始める11時に余裕を持って間に合った。

運転ダイヤはすでに大幅に変更されていて、スマホの乗換案内の時刻が全く役に立たなかった。

■ JR神戸線・東西線 摂津本山駅 10:30発 → 芦屋駅 → 尼崎駅 → 海老江駅 10:55着 (運賃 400円)