桜満開の岡本桜回廊を巡り、アセビやミツバツツジが咲く七兵衛山から横池までの尾根を歩く。
ヤマレコの記事『 (六甲山系)岡本桜回廊と七兵衛山 』
GPSログ
区間 | 時刻 | 所要時間 |
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摂津本山駅 〜 保久良神社 梅林 | 09:14 〜 09:41 | 27分 |
保久良神社 梅林 〜 金鳥山 休憩所 | 09:41 〜 09:59 | 18分 |
金鳥山 休憩所 〜 七兵衛山 | 09:59 〜 10:29 | 30分 |
七兵衛山 〜 黒五谷 | 10:52 〜 11:05 | 13分 |
黒五谷 〜 風吹岩 | 11:05 〜 11:50 | 45分 |
風吹岩 〜 神戸薬科大学 | 11:50 〜 12:37 | 47分 |
神戸薬科大学 〜 甲南山手駅 | 12:37 〜 12:52 | 15分 |
登山口の保久良神社へ
■ JR東西線・神戸線 新福島駅 08:39発 → 尼崎 → 芦屋 → 摂津本山駅 09:10着 (運賃 400円)
今日は平日。通勤時間帯だが、大阪から郊外へ向かう列車のため、座れるくらいの座席の空きがあった。
尼崎駅で、私が乗ってきた東西線の列車と同じホームに、神戸線の「試運転」と表示した列車が停車している。試運転なのに乗客が普通に乗り降りしている... と不思議な感じだった。
尼崎から芦屋まで新快速に乗り、1本前の普通電車に追いつくかと思いきや、結局乗り継げたのは尼崎で見かけた「試運転」列車だ。
車掌が全く気づいていないのか、あるいは方向幕が故障しているのだろう。
摂津本山駅で下車し、最初に訪れたのは阪急神戸線の線路を横切ったところにある岡本南公園(桜守公園)。
この公園には10種約30本の桜が植えられていて、白に近い花から濃いピンク色のものまで、見ていて楽しい。
天上川に沿って緩やかに登っていくと、突き当りに岡本八幡神社がある。
神社の横にある天上川公園(標高 約65m)から、本格的な登り坂になる。
九十九折の道を一気に登り、約10分で保久良神社の梅林(標高 約170m)に到着。
保久良神社から金鳥山へ
保久良神社裏手(標高180m)から金鳥山休憩所(標高310m)までが、岡本桜回廊の桜並木がある階段道だ。この階段は、下山のときに通ると段差が大きすぎ、足腰に負担がかかる「難所」だが...、今回は登りで使うので段差は気にならない。
登り口付近、足元にはスミレが咲き乱れている
向こうの尾根にも桜並木がはっきりと見えている。下山はこの薬大尾根を通る予定なので楽しみだ。
保久良神社裏手から登ること約15分。金鳥山休憩所に到着。
大きな望遠レンズを構えて三宮方向を激写している人が居た。 今日は、春にしては空気の透明度は高いような気がするので、撮影日和なのかもしれない。
金鳥山休憩所からの眺め(六甲アイランドと神戸空港の島が見えている)
登山道部分だけ、きれいに刈り込まれた笹原を通って、金鳥山の山頂(標高338m)に到着。
金鳥山から七兵衛山へ
水平道にはところどころにカエデが植樹されていて、秋にはとても綺麗に紅葉している。そのカエデは、ちょうど今が芽吹きの季節で、生えた手の若葉は赤い色をしている。(葉っぱが開ききると黄緑色になる)
水平道の正式名称は「森林管理道」。このような杉林を管理するための道で、本来登山客が歩くところではないのだろう。
合流地点のすぐ頭上には、カエデの若葉。水平道入口付近で見たものよりも、もう少し育ったものなので、だいぶ黄緑色になっている
この先の水平道が「通行止め」である旨の看板が、イタズラで書き換えられている。
金鳥山から約30分で、七兵衛山の山頂に到着。
今回も、山頂には誰も居ない。ここで20分ほど昼食休憩。
山頂から見える景色は金鳥山休憩所から見える方向とほぼ同じなので、六甲アイランドと神戸空港辺りだけが見えている。なお、10数メートル下ったところにあるベンチからは、もう少し大阪寄りの景色も見える。
七兵衛山の山頂で食べた昼食の弁当(藤本食品 よくばりおにぎりセット)
金鳥山から横池・風吹岩へ
一旦、標高差70m下の黒五谷に降りて、クリンソウが咲いているか見に行ってみる。
湿地帯には、クリンソウの新芽が生えてきたばかりで、このような状態。
何の成果もなく、70m登り返して打越峠に戻る。
ここから、横池から打越山に連なる尾根筋を歩く。
鞍部のすぐ横に、ミツバツツジがチラホラ咲いている。稜線上の木々が伐採されて、日光がよく入るようになったので、早く咲くようになったのだろう。
ツツジはまだ咲きかけだが、アセビは満開だ。
雄池には、オタマジャクシが大量に泳いでいる。
六甲山頂へのメインルート「魚屋道」を逆行して風吹岩へ。平日なので、すれ違う人も少ない。
風吹岩から薬大尾根を経てJR甲南山手駅へ
薬大方向への道が分岐する地点の標識には、「薬大」と手書きの小さな文字があるだけ
甲南大学方向への道(魚屋道)から薬大方向への道が分岐する地点の標識
薬大尾根の標高の高いところで、日当たりのよい刈り込まれた草地にはバライチゴの花がたくさん咲いている。
薬大尾根からは、芦屋・西宮から大阪市中心部方向の景色が見える。はるか向こうの霞の中に、あべのハルカス(天王寺)や南港の旧WTCビルなどの超高層ビルのシルエットが見える。
神戸薬科大学の前の道に出る寸前、ほぼ枯れた渓流を渡る。ニチニチソウの群落がある。
薬科大学は工事中で、正門付近には工事用の足場で覆われている。昨今はコロナで部外者は入場できないが、コロナ前までは入場して桜の咲く中庭を見学することが出来た。
JR甲南山手駅の列車線を通過していくJR貨物EF210電気機関車
■ JR神戸線・東西線 甲南山手駅 13:02発 → 芦屋 → 尼崎 → 海老江駅 13:27着(運賃 310円)