10 March 2022

岡本・保久良梅林と七兵衛山

岡本公園の梅林と、保久良神社の梅林が見頃になったので、今年初めてのウォーミングアップ登山として観に行ってきた。

ヤマレコの記事 『岡本・保久良梅林と七兵衛山

GPSログ

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区間距離・標高差所要時間
JR摂津岡本駅 〜 岡本公園0.8km , 25m → 55m10分
岡本公園 〜 保久良神社 梅林0.85km , 55m → 175m15分
保久良神社 〜 金鳥山0.7km, 175m → 338m14分
金鳥山 〜 七兵衛山1.8km , 338m → 462m26分
七兵衛山 〜 黒五谷第二堰堤1.1km , 462m → 400m18分
黒五谷第二堰堤 〜 風吹岩2.2km , 400m → 437m34分
風吹岩 〜 保久良神社2.0km , 437m → 180m38分
保久良神社 〜 JR甲南山手駅2.4km , 180m → 10m26分

今日は新福島から乗車。通勤時間帯のはずだが、大阪市内から外へ向かう列車は空いている。尼崎で乗り換えた新快速列車も、かろうじて座れる席が空いていた。

■ JR東西線・神戸線 新福島駅 08:43発 → 尼崎 → 芦屋 → 摂津本山駅 09:11着 (運賃 400円)

岡本公園の梅林

摂津本山駅で下車し、天上川に沿って八幡谷の入口付近を目指す。保久良神社のある尾根が眼前に広がり、岡本八幡神社の少し手前に、岡本公園(梅林)への分岐点標識がある。

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天上川右岸を登っていくと、岡本公園梅林への分岐点がある

摂津本山駅から10分歩き、標高約60mの岡本公園の入口に到着。この辺りの公園は、イノシシ侵入防止のゲートが取り付けられている。フェンスには、「摂津岡本 梅祭り」の中止を知らせる貼り紙が取り付けられている。

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岡本公園の入口・新正門と「梅祭り」中止のお知らせ

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岡本公園 梅林 (手前左は呉服枝垂)

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岡本公園 梅林 (芳流閣)

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岡本公園の梅 (芳流閣)

5分ほど梅林を見学し、再び天上川に沿って登る。道の突き当りに岡本八幡神社。

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岡本八幡神社

神社の横に天上川公園があり、ここが登山口だ。

保久良神社と梅林

天上川公園から九十九折の舗装園路を登る。標高差100mほど登ると、保久良神社の梅林がある。

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天上川公園から保久良神社に続く九十九折の園路

岡本公園梅林から歩くこと約10分、保久良神社梅林にやって来る。

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保久良神社梅林

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保久良神社梅林

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保久良神社梅林の梅

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保久良神社梅林の梅

保久良神社から金鳥山・水平道を経由して七兵衛山へ

保久良神社から金鳥山まで、標高差150mの階段が続いている。この階段は段差が大きく、歩く人はほぼ全て階段の横の斜面を登り降りしている。

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保久良神社から金鳥山へ続く登山道(桜並木の階段道)

今日は平日だが登山道を歩いている人が割と多く、金鳥山までの間で10人ほどを追い抜いた。

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保久良神社から金鳥山へ続く登山道(桜並木の階段道)

桜は全く咲いていない、まだ枯れ木状態だ。

保久良神社梅林より、およそ15分で金鳥山の休憩所に到着。

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金鳥山の展望休憩所(標高330m)

休憩所のベンチは全て空いている。ここから見る神戸市中心部方向の景色は、少し霞んでいる。黄砂なのか、花粉なのか...。

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金鳥山の山頂付近の笹薮 登山道

六甲山に向かう登山道から少しだけ分岐し、金鳥山の山頂に続く笹薮の登山道に入る。秋の終わりに除草され、冬の間だけ開通している道だ。

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金鳥山の山頂標識(標高338m)

金鳥山を出発し、150mほど行ったところで水平道が分岐する。

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六甲山方向への登山道から水平道(七兵衛山方向)が分岐する地点

水平道(森林管理道)は杉の群落の中を進んでいく。

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杉群落の中を横切っている水平道(森林管理道)

スギ花粉はピークのはずだが、杉の葉は緑色をしていて、真っ黄色な花粉袋が鈴なりのようには見えない。花粉対策された品種の杉が植林されているのだろうか...

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前日3月9日 NHK気象予報の花粉予報は「非常に多い」だった

水平道と七兵衛山に登る登山道では、すぐ後ろを1人の登山者が歩いているのを見かけたほかは、誰ともすれ違わなかった。 のんびり孤独に、気持ちよく登山が出来た。

保久良神社梅林から歩くこと40分、標高462mの七兵衛山に到着。お昼ご飯にはまだ早い時間だからなのか、誰も居ない

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七兵衛山(標高462m)の山頂休憩所

山頂からの眺めはかなり霞んでいて、すぐ目の前にあるはずのJR神戸線(甲南山手駅 〜 住吉駅)付近の街並みですら、不明瞭だ。

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七兵衛山からの眺め

大気汚染レベルがどれくらいだったかといえば...

環境省の観測データ(大阪市中央区)によれば、PM2.5が 28 μg/m^3 , NOxが 0.044 ppm で、それぞれ環境基準値が 日平均 35 μg/m^3以下 と 0.06 ppm(NO2)以下 なので、ぎりぎり基準値内...

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環境省の大気汚染観測値(PM2.5とNOx)

誰も居ない山頂で、のんびりと昼食。以前に購入したときより、すこしだけ卵焼きの大きさが小さくなっている... 。ここにも、インフレの波が

ウクライナ戦争でインフレ続伸が懸念されるため、外食及び不要不急な行動をさらにカットして、もっと節約しなくてはいけない。 (もう絞り出すところ無さそうな気もする...)

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七兵衛山の山頂で食べた昼食(藤本食品 だし巻き玉子のお弁当 321円)

七兵衛山から黒五谷を経由し風吹岩へ

昼食で20分ほど休憩して、七兵衛山を下山。尾根上の最短コースではなく、いったん黒五谷に降りる。

標高差30mほど降りて打越峠。 登山道のクロスポイントにあるベンチには、誰も座っていない。

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打越峠が、笹薮の向こうに見えている

さらに標高差60mほど降りると、黒五谷の底を流れる渓流までやってくる。

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黒五谷の渓流を横切る(標高370m)

ここから再び、谷底に沿って緩やかに登り返しとなる。

秋には一面の紅葉となるカエデ群落の間を進んでいく

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黒五谷のカエデ群落の間を進む

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黒五谷第二堰堤を望む休憩所(標高400m)

谷底の渓流に沿った道は徐々に登って行き、七兵衛山を出てから30分で六甲山へ向かうメインルートの魚屋道に合流する。

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黒五谷から道が、六甲山頂へのメインルート魚屋道に合流する(標高440m)

魚屋道(ととやみち)を登山口方向へ「逆走」するが、風吹岩までの間で10人程度とすれ違っただけだ。 平日なので、メインルートでさえ歩く人はほとんどいないようだ。

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ガリー侵食が進んだ魚屋道

魚屋道が、七兵衛山から風吹岩に続く尾根上の最短コースと合流する。最短コースを歩けば20分ほどだが、今日は黒五谷に降りて大きく迂回して歩いてきたので、40分ほど掛かっている。

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魚屋道が、七兵衛山から風吹岩に続く尾根上の最短コースと合流(標高460m)

少し道をそれて横池へ。まだ、オタマジャクシは泳いでいなかった。

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横池

七兵衛山から51分、風吹岩に到着。岩の上に5人ほどと、鉄塔の下に5人ほどの登山者が居るだけで、今日は空いている。

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風吹岩(標高437m)

風吹岩から保久良神社へ

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風吹岩の直下のガリー化が進んだ岩ゴロゴロ道を降る

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送電線の鉄塔周辺の木が刈り払われ、ハゲ山状態

金鳥山の休憩所を過ぎると、保久良神社の階段道となる。神戸市内方向や大阪市方向の眺めがよい。

大阪市内方向の景色も霞んでいて、霞の中に梅田付近のビル群がかすかに見えている。

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金鳥山の休憩所から少し下ったところから見た芦屋・大阪市方向の景色 (JR芦屋駅と御前浜の間辺り、ずっと先に梅田のビル群のシルエットが見える

風吹岩から歩くこと38分、標高180mの保久良神社まで降りてきた。

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保久良神社の本殿と、紅梅・白梅

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保久良神社の鳥居と紅梅

保久良神社から延々と坂道を下り、甲南山手駅へ。

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JR甲南山手駅

■ JR神戸線・東西線 甲南山手駅 12:41発 → 芦屋 → 尼崎 → 海老江駅 13:02着(運賃 310円)