この秋初めての寒気が流れ込んで肌寒かった昨日までと違い、穏やかな晴れの日曜となったため、大阪市北部の神崎川と淀川の自転車道で時計回りに周回してきた。
総移動距離は31.3km。平均速度は16.6km/h。
下福島公園を11時05分出発
野田阪神駅前より、国道2号線を尼崎方面に向かう。淀川大橋は改修工事中で、南側の入口付近が片側1車線通行になっている。(ただし、歩道は両側とも通れる)
淀川大橋(1.9km地点 9分)
橋長724mの淀川大橋を渡り西淀川区に入る。そのまま2号線を北西へ。
衆院選挙の選挙カーが走っている。橋下徹に公然と反旗を翻した元大阪府職員の大石晃子さんの選挙カーのようだ。維新ぶっつぶせの勢いで頑張って欲しい。
神埼大橋の手前で右折、堤防沿いの道へ。
堤防沿いの道路を50mほど上流側に行くと、なにわ自転車道が道路から分離して並走するようになる。
なにわ自転車道(府道803号旭西淀川自転車道線)は、神埼大橋のさらに下流側1.8kmにある出来島大橋付近から、神崎大橋、神崎橋、新三国橋、十八条大橋(新御堂筋)、吹田大橋などを横切り、神崎川と淀川が合流する一津屋まで続いている。
大阪市域の最北端の境界となっている神崎川に沿って、淀川合流点まで自転車道を走る。距離は神崎大橋起点で14.3kmほどだ。
神埼大橋から1.8kmのJR神戸線の下神崎川橋梁手前で、自転車道は堤防の外から堤防内側の河川敷側に入る。
JR神戸線 下神崎川橋梁手前で堤防内側に入る自転車道(6.1km地点 25分)
その少し先で山陽新幹線の神崎川橋梁を横切る。このあたりで神崎川から猪名川が分岐し、対岸は尼崎市から豊中市に入れ替わる。自転車道が通っている左岸側は、西淀川区から淀川区へ。
その先すぐ、阪神高速・府道の大豊橋を横切る。対岸には塩野義製薬の研究所ビルが見えている。
神崎大橋から4.6km地点、阪急神戸線の神崎川橋梁を横切る(堤防に接したすぐ横には神崎川駅が見える)。すぐ横にある道路の神洲橋より、鉄道の橋はかなり低くなっていて、水面ギリギリに見える。
道路橋の神洲橋(手前)と阪急神戸線の神崎川橋梁(8.9km地点 34分)
この阪急神戸線の橋はあまりにも低すぎて、堤防の下にめり込んだ形になっている。津波や洪水時には、手押し式の防潮扉を締めることになっているようだ。そうしないと、水がここから淀川区側に流れ込むことになる。
しかし、東日本大震災でも経験したとおり、水防団に「現場を死守して防潮扉を閉めろ」と誰が支持するのだろう。それは「死守ではなくて、津波に飲まれてその場で死ね」と言っているのと同じことだ。そこまで正義感の強い人など居るはずがない。
結果、津波の時はこの周囲は阿鼻叫喚の大洪水に見舞われる、だ。
阪急宝塚線神崎川橋梁や三国橋をすぎた辺り(10.3km地点 38分)
三国橋をすぎてしばらく行くと、対岸は豊中市から吹田市に変わる。
なお22km/hほどのスピードを維持したまま快調に走り続け、新御堂筋、JR京都線、JRおおさか東線、阪急千里線などを横切る。
安威川との合流点付近に架かる斜張橋の高浜橋に差し掛かる。神崎川に架かっていた橋の中で、最も印象的だったのがこの橋だ。
そのすぐ先に、番田川の出口に作られた番田水門がある。高槻市から延々と流れてここに注ぎ込む川だが、水位が違うからなのか、並行して流れている安威川に合流せずにここまで並走してきているのだ。
神崎大橋から自転車道を走り続けて14.3km地点、淀川の堤防にぶち当たる。その少し手前に大阪広域環境施設組合東淀工場(ゴミ焼却場)の大きな煙突がある。
大阪広域環境施設組合東淀工場(18.5km地点 1時間03分)
神崎川が淀川の本流から分岐する剣先部分には、一津屋取水場がある。ここは大阪市だけでなく、尼崎市・伊丹市・西宮市・神戸市の水道水も取水するなど、阪神地区全域の取水場だそうだ。
取水場の奥には、ダイキン工業の研究所の建物が見えている。
信号を渡り、淀川の堤防に上がる。上流方向には鳥飼大橋が見えている。
ここからは、淀川右岸沿いの自転車道を十三まで走る。赤川鉄橋のところまでは、なにわ自転車道の区間に指定されている。その先は何の指定もない河川敷の自転車道...
豊里大橋の手前までは堤防上を走る。そこで初めて堤防内に降るスロープがあるので、堤防内の道に降りる。
淀川河川敷の自転車道と菅原城北大橋(22km地点 1時間16分)
今回もクロスバイク (LOUISGARNEAU LGS-TR1 / 2006年版)に乗車。15年選手だ。
1時間以上、時速20km程を維持し続けたので、そろそろ疲れが出てきた。巡航速度が20km/hを少し切るくらいまで落ちてきた。
赤川鉄橋(おおさか東線)の下を通り過ぎる。かつて、赤川鉄橋が歩道併用となっていたときには、自転車道は橋を渡り淀川左岸の北大阪周遊自転車道に接続していた。
赤川鉄橋のすぐ下流には、レンガ造りの取水塔が並ぶ柴島浄水場の取水口がある。写真の背後に見えるのは、柴島水管橋(淀川水管橋)。
取水塔の内2本は、柴島浄水場が供用開始される前年の1913年に造られたものだそうだ。
淀川ゴルフクラブの横を、疲れてどんどん速度を落としながら通過し、淀川大堰に到達。
JR京都線 上淀川橋梁(25.9km地点 1時間30分)
この辺りの河川敷はバーベキューが出来る指定地とされていて、広大な芝生広場になっている。
すぐ右手、淀川の対岸には梅田のビル群が見えている。新御堂筋の橋を通り越し、その少し先にある十三大橋を渡る。
橋の袂には十三渡し跡碑があり、かつてここに渡し船があったことを示している。
十三大橋を渡ると、あみだ池筋を一直線になんかして自宅へ。
総走行距離31.3km、所要時間は1時間52分、平均速度16.6km/hだった。いい運動となった。