自宅周辺のマンションや住宅の紫陽花が満開。大阪城公園ではどうなのか... 見に行ってみた。
土曜日のお昼頃、来場者は少ない。中之島公園が行楽客でごった返しているのとは対照的に、大阪城公園を訪れる人は少ないようだ。
あじさい園に隣接した駐車場は緊急事態宣言で休業中なので、全く車が入っていない。うざいインバウンドだけでなく、車で来る行楽客もお断り状態だ。
あじさい園
本丸・天守
本丸には観光客はほとんど居らず、スッキリとしている。10年ほど前までは、これが普通の状態だった。インバウンドが湧き始めてから、雰囲気が悪くなっていたので、やっと元の静かな状態に戻ってよかった。
いわゆる大阪鎮台だった建物だ。いまは、インバウンド用のレストランと土産物屋。
中国を攻めた日本陸軍の師団司令部、韓国を攻めを命じた秀吉を祀る神社、そこが中国や韓国からのインバウンドに「お・も・て・な・し」するってんだから、面白れぇ。
京橋口城番屋敷跡(早稲田の森)
ここでは、林の木々を「さんざん痛めつけた」イベントが数年間に渡って行われていたが、新型コロナが撃退してくれたようだ。事業者は自らの失敗を広く広報したくないのだろうが、Googleのキャッシュに撤退の言い訳と強弁が残っていたので転載する。
SAKUYA LUMINA 大阪城ナイトウォーク
吉本興業ホールディングス株式会社、株式会社電通グループ及び株式会社電通テックが共同出資する株式会社アルカナイトが、大阪城パークマネジメント株式会社との共同事業として大阪城公園で開催させて頂いておりましたナイトエンタテインメント事業「サクヤルミナ」について、新型コロナウィルス感染拡大の影響を考慮し、2021年1月4日より一時休業とさせていただいておりましたが、このたび、事業を終了させることを決定いたしましたインバウンド観光客の方々を中心に好評を博してきました。
2019年8月にはリニューアルも行うなど、大阪のナイトカルチャーの拠点とするべく尽力してまいりましたが、2020年からの新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大により、2021年12月まで予定していた事業期間中にインバウンド観光客の来場が困難になったことから、やむを得ず営業を終了することになりました。
しかしながら、社会環境が回復し、インバウンド観光客の来場が見込めるようになる将来にむけて、2025年大阪・関西万博の時期における展開も視野にいれた、エンタテインメントと科学を融合させた新たなナイトエンタテインメントを創出すべく開発に着手しており、今後、事業化に向けて注力してまいります。
https://sakuyalumina.jp/
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000531543.html
最終損益は? 失敗を認めないのか? それとも成功と強弁?
(株式会社アルカナイトの2018年度末の決算は官報サイトに掲載されているが、糞インバウンドが湧いていた初年度でさえ売上高1億0425万1000円、純利益▲3億0936万3000円だから、最終損益は期待通りだな...)
維新の会の知事は緊急事態宣言直後から「解除」「緩和」を叫び続け、2021年3月に、期限を迎える1ヶ月も前に緊急事態宣言をさっさと解除して、飲み歩く奴らにスタートダッシュさせるような失策を行った。その結果、東京より大きなコロナ第四波をもろに受けて医療崩壊、連日の死者50人・100人の大惨劇を起こし、その反省すらしてない。失敗を認めず、謝罪せずではね...
本来なら、政令市の大阪市長が異議を唱えることが失政に対する抑止力になるのだが、二重行政の排除というお題目で大阪市が事実上「無いものに」なってしまっているため、県・市が牽制・競争する民主主義のルールが働かない「欠陥民主主義」となっている。民主主義に対する根本的な考え方がおかしい維新の会が存在する限り、こういう失政・失策は続くだろう。
大阪万博も東京オリンピックと同じく「Next新型コロナウイルス」に撃沈される可能性が高い「インバウンド向け大規模イベント」だ。東京五輪の悪夢を真摯に学んで、何処の時点で損切り(万博中止)を言い出すのか、それとも不確実性の高いインパール作戦に突進するのか、見ものである。
いまなら、建設工事もほとんど進んでおらず、サンクコスト最小で中止できるのにね。イベント屋とズブズブの大阪の与党だから、理性ある判断は無理だな。
春に紅葉する、いわゆる春紅葉