2年ほど前、eBayで3つ購入したのち、放置していた残りのTDA7297アンプ基板を使って、小型アンプを製作した。
XR-113 (TDA7297, 2 x 15W) Audio Amplifier Board (Version B) 価格約300円
今回用いた材料は…
XR-113 (TDA7297アンプ基板) 約300円
バナナプラグ端子 ×4個 約75円×4個
3.5mmステレオ端子 ×1個 約120円
3.5mmステレオジャック(内部用) ×1個 約120円
2.5mm電源端子 ×1個 約100円
スナップスイッチ ×1個 約140円
プラスチックケース 100円
合計金額 1,180円
TDA7297アンプ基板と端子類を100均ケースに取り付けた状態(配線後)
ボリュームつまみに触れると、「ブーン」とハム・ノイズが入る。 ボリューム(可変抵抗)の外装とボリュームつまみが、GNDにつながっていない(落ちていない)。そこを手で触れると、巨大な人体の静電容量が違うのでノイズが…
このTDA7297アンプ基板は、FG(フレーム・グランド)を前提としているのだろう。
ボリュームの外装金属部をGNDに落とす配線を急遽追加。 放熱フィンがGNDと導通しているので、そこにハンダで繋いでいる。
TDA7297アンプ基板で作成した小型アンプにスピーカー(ONKYO D-102ACM)を組み合わせてみた
電源供給12Vなら、ブックシェルフスピーカーも余裕で鳴らすことが出来た。
さらに…
このアンプの入力インピーダンスが高いのか、ライン入力に何も接続しないと、かなり大きなハム・ノイズが出る。
スマホのライン出力につないでいると、曲が終わるたびにスマホ内でライン出力回路が「閉じられる」ので、ノイズの嵐が…
対策するなら、ライン入力のプラス端子を、数十kΩの抵抗を介してGNDに接続することだろう。
トランジスタ技術2003年1月号のサンプル回路(https://www.cqpub.co.jp/toragi/TRBN/trsample/2003/tr0301/0301sp6.pdf)が参考になる。
あるいは教えて!goo「TA2020アンプ+ステレオミニケーブル入力でハム」あたりの記述なども参考になる。