新型コロナの感染症対策を放置し、どうせそのうち潰れる飲食業や観光業というゾンビ産業を延命させるための「経済を回せ」政策に多くの市民がそっぽを向いた結果、観光地はどこも閑古鳥の模様。
大阪城公園も例外ではなく、お盆の土曜日まだ涼しい朝9時過ぎだが、ほぼ観光客はゼロ状態。 ランニングや野鳥の撮影をする、地元の人がちらほら居るくらいだ。
半年前まで、観光公害を撒き散らしていたガイジンのインバウンドは綺麗サッパリと消滅。
日本人観光客もほぼゼロ。
検温しておけば、形だけの感染症対策やってる感は達成っと。
糒櫓(ほしいい やぐら)跡はイルミネーションのために破壊・閉鎖
歴史遺産を解説する立札を作れば、跡は破壊しようが閉鎖しようがお構いなしのが、公園管理者の電通。 さすが、維新の会のモットーである「金さえ儲かればよい」という方針を理解しているだけはある
石垣沿いに隙間があり、そこから櫓跡に侵入できる。 本来、城を散策する人にはこの景色を見てほしいものだ。 (眼下には、秀頼自刃の地と刻印石広場がある)
糒櫓跡から見下ろした真下にある青屋門のところまでやって来た
サクヤルミナという、維新の会が大好きな「イルミネーション イベント」のために破壊されまくっている京橋口城番屋敷跡。 地面は、妙なLED照明が一面に敷き詰められている。 かつてあった低木類、特にシャクナゲはほぼ全滅、春のハナニレやムスカリも、最近はほとんど見かけなくなった。
Googleでサクヤルミナを検索すると、“投影される絵が気持ち悪い” とか、“値段が高すぎる” とか、批判の嵐なのだが…。 そもそも、このイベント企画が、インバウンドの欧米ガイジンのための「ステレオタイプ日本人像」にしか思えないので、日本人が見て違和感を覚えるのは当然だろう。
それを、日本人がわざわざ2700円もだして見に行くとは、自虐趣味としか言いようがない。 (妙なサムライもどきや、忍者もどきがダンスショーを見せているのと同じ)
“16時から22時まで「飛騨の森」「山里丸」を使用させていただきます。 大変お手数ではございますが、「飛騨の森」「山里丸」をご利用のみなさまは、16時までにご移動をお願いいたします。”
無能な安倍首相の心に響かない言葉と同じような、慇懃丁寧に市民を馬鹿にしたような書き方は、電通と吉本ならでは。
サクヤルミナを撤退するときには、君たちも、この場所に元あったような動植物類を「もとに戻して」くださいな。
一旦廃止されたロードトレインが、インバウンド目当てに復活したのだが、Afterコロナでガイジン入国禁止が続けばいずれ廃止されるだろう。
この噴水の周囲もスターバックスやコンビニなどが所狭しと立ち並んでいる。こいつらも、銭ゲバどもの夢の跡となってほしいものだ。 (撤退する時は、ちゃんと植樹しろよ)
芙蓉花壇を潰してホームレス施設を建設し、その後もみじ園に姿を変えたのだが、この数年はあまり手入れされず雑草だらけ。 森に戻ろうとしているかのようだ。
維新の会により、指定管理者が金儲けしか考えていない電通に変わり、樹木が切り払われてどんどん商業施設が造られ、それ以外の公園部分は放置プレイ。 これぞ、維新の会が目指す「金儲けファースト政策」の過程なのだろうが、 痛めつけられている動植物を見るにつけ悲しくなる。
このままインバウンドが数十年単位で消滅し、金を落とす維新好みの来場客も消滅が続けば、電通の赤字がどんどん膨らんでハッピーな気分になれるだろうか。 それとも、電通は途中で逃げ出すのだろうか。