25 April 2020

ごろごろ岳から東おたふく山を経由し五助堰堤へ

夙川からごろごろ岳に登り、東おたふく山を経由して五助堰堤、住吉台まで。総歩行距離は約15km。

( ヤマレコの記事 『六甲山系 ごろごろ岳・東おたふく山』 にも掲載 )

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場所通過時刻所要時間
JRさくら夙川駅08時47分
いかり夙川店(阪急 苦楽園口駅付近)09時05分18分
黒川古文化研究所前 登山口(苦楽園三番町)9時43分38分
ごろごろ岳 山頂10時23分40分
ごごごろ橋 バス停10時39分16分
奥池集会所 バス停(公衆トイレ)10時46分7分
土樋割峠11時19分33分
東おたふく山 山頂11時30分着 11時46分発11分
雨ヶ峠 分岐点看板11時59分13分
本庄第三堰堤 分岐点12時10分11分
西おたふく山登山道 住吉川渡河 分岐点12時33分23分
五助堰堤 堆砂池の木橋12時58分25分
住吉台 エクセル東 バス停13時19分21分

自宅から苦楽園の登山口へ

■ JR東西線 新福島駅 08:18発 → 尼崎駅 乗換 → さくら夙川駅 08:43着 (310円)

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JR東西線 新福島駅に到着した快速列車

土曜日のこの時間帯は通勤客が多いはずだが、新型コロナウイルスの蔓延で在宅勤務や一時期級が進んでいるため、1車両に乗客は3人程度しか乗っていなかった。

尼崎で、神戸線の普通列車に乗り換える。今日は15年前に「福知山線脱線事故」があった日なので、プラットホームに駅員ではないJRの職員が立っていた。 事故現場は、尼崎駅のすぐ近くだ。

2007年に開業したさくら夙川駅で下車。

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さくら夙川駅を出て、県道82号を北へ

阪急神戸線のところで夙川公園(夙川河川緑地)沿いの道へ

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夙川沿いの夙川公園

河川敷の遊歩道を、数人が歩いているのを見かける程度で、ほぼ無人状態

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大井手橋から見た夙川

阪急の苦楽園口駅付近で、支流の中新田川ぞいを北西へ。

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中新田川緑地

里桜とツツジが満開だ

この付近は標高30m。ここから一気に、登山口のある標高280m地点まで住宅街の中を登っていく。

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西宮市桜町の坂道を登る

路線価は中新田川付近は20万円/m2で、坂道を登りきった甲陽学院高校の手前は16万円/m2と、登るほど地価が安くなっている。不便になるほど安くなるのだが、これだけの坂道を登らせてたった2割しか安くなっていないのは何故…

およそ400mの坂道を登りきると、甲陽学院高校の脇にある山林を突っ切る「抜け道」がある。

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甲陽学院高校脇の森をショートカットする道

両側がフェンスの逃げ場がない細い道が、400mほど続いている。入口には「ちかん注意」の看板があるが、こんなところで暴徒に襲われたら、逃げ切れんだろ…

ここから先は、苦楽園小学校、西宮北高校、苦楽園中学校と、公立小・中・高の学校の前の道をどんどん登っていく。距離にして500m、標高差は60mほどだ。

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兵庫県立西宮北高校とハルヒ坂 (この地点は標高200m)

小学校と高校の間の一直線の坂道は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で描かれた景色に似ているということで、ハルヒ坂と呼ばれている。

観光地で1回来るなら「高台の綺麗な景色だなぁ〜」で良いのだが、ここを毎日歩いて通学する生徒にとっては地獄坂に違いない。

ごろごろ岳のある森の緑がどんどん間近に迫ってきて、いよいよ苦楽園の高級住宅街も最上部に差し掛かる。

水道の配水池「苦楽園高区配水槽」があり、黒川古文化研究所という中国・日本の歴史資料を展示する私設博物館がある。

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苦楽園高区配水槽

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苦楽園三番町の街並みとごろごろ岳のある森

さくら夙川駅から歩くこと56分、距離4.5kmで標高差は270mほどだ。このあたりまで登ってくると、高級住宅街風ではあるが、さすがに路線価は7万円〜9万円/m2と安価になっている。

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苦楽園三番町のごろごろ岳登山口

苦楽園三番町 登山口からごろごろ岳へ

登山口の立派な石階段を登り、すぐに左へ。木立の藪をかき分けると、数十メートル先に登山道。

尾根伝いにごろごろ岳山頂を目指す。 5分ほど登ると木々が開け、振り返ると大阪方向の景色が素晴らしい。弁天町付近から南港あたりまでの、大阪市の湾岸部が見えている。1つ飛び抜けているビルは、南港のWTC(咲洲庁舎)だ。

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ごろごろ岳の登山道から見下ろす西宮から大阪方面の眺め

日当たりの良い尾根道には、ゴバノミツバツツジが満開だ。

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ごろごろ岳登山道のコバノミツバツツジ

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コバノミツバツツジ

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コバノミツバツツジ

薄い赤紫のものや、濃い赤紫のものがあるが、おそらく両方ともコバノミツバツツジだと思う。

尾根道は、大きな岩がゴロゴロと転がり、少しだけよじ登らないといけないようなところもある。

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ゴロゴロと岩が転がるごろごろ岳登山道

登山口から25分、六麓荘方向への分岐点がある。登山口を出発して初めて標識を見かけた。西宮は登山道の標識は全く立てられていないが、芦屋に入ると分岐点ごとに標識があり安心だ。

標高450mのこの地点、国土地理院地図には登山道の分岐点は無い。この道は六麓荘のどのあたりに降りていくのだろうか。

この先で、登山者を1名追い抜くが、ごろごろ岳山頂まで見かけた登山者はこの1人だけだ。

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ごろごろ岳登山道の六麓荘方向分岐点

標高530m、送電線の鉄塔下を横切る。送電線の走る直下の木々は切り払われ、プラスチックの筒が延々と立てられている。 樹木が電線に達して地絡事故を起こさないよう、わざと低木を植樹して保護しているのが、このプラスチック筒なのだろう。

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ゴロゴロ岳への登山道が送電線を横切る (はるか向こうには神戸空港が見える)

送電線の鉄塔下を過ぎてすぐ、いきなり奥池南町の住宅街に出る。 大きな建物の脇に看板があり、ここが山頂らしい。

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奥池南町のごろごろ岳山頂は住宅街の端にある

この住宅の裏庭の一角が山頂。私設の山頂記念塚が建てられている。住宅の主が建てたものなのだろうか。

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ごろごろ岳山頂の私設塚 (標高 565.3m)

塚の手前に、三等三角点「剣谷」の石柱がある。 ここで、数名の登山者を見かける。

ごろごろ岳から東おたふく山へ

ごろごろ岳から奥山貯水池まで、高級住宅街の道路を歩いて降りてゆく。途中、1本の桜が満開。

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奥池南町の桜が満開

ヤマザクラだろうか

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奥池南町の満開の桜

およそ1km、標高差50mほど下っていくと、奥山貯水池に面した、ごろごろ橋バス停のところまでやってくる。

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奥山貯水池

奥山貯水池は、1970年代に奥池南町の造成と同時に造られた、水源地。すぐ脇に、芦屋市の奥池浄水場がある。 ちなみに、「奥池」というのは、この写真の右奥にある、江戸時代に造られた人口湖の名前らしい。

このあたりは「高級住宅街」とのことで、立派な一戸建てが建ち並んでいる。令和元年の路線価は49万円/m2と、私の住んでいる福島区の幹線道路沿い50万円/m2に近い価格だ。

これだけ不便な場所で大阪市の都心部と同じ価格帯、さらにいえば鉄道駅により近い「西宮市の高級住宅街の苦楽園」の倍近い価格ということは、さすが「芦屋市」のステータスは高いということだろうか…

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奥池南町の住宅街 (別名 芦屋ハイランド)

奥山貯水池の外周道路を半周ほど周り、奥池集会所バス停のところまでやってくる。ここには消防署や浄水場、新興住宅地を開発した芦有ドライブウェイの事務所などがある。

今日の登山コースで唯一の公衆トイレがここにある

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奥池集会所バス停横の公衆トイレ

ここから先は奥池町と名前が変わり、芦有ドライブウェイの下をくぐって本庄堰堤に向かう管理道まで住宅街の中を歩く。

一軒一軒が巨大な「高級住宅」は、ガイジンの住人が多いのか、表札には聞きなれない名前のカタカナやアルファベット表記があるところも多い。

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奥池町から見上げる東おたふく山の山頂

この写真で右下の道が土樋割峠方向への管理道で、登山者が1人歩いているのが写っている。

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蛇谷(じゃたに)第二堰堤横を通過する管理道

管理道で3人ほどの登山者を追い抜く。 今日はことのほか登山者が少ないようだ。 新型コロナの緊急事態宣言で、遠くから来る登山者が居らず、近隣の人たちだけしか来ないからだろう。

ごろごろ岳(標高565m)から、奥山貯水池(500m)まで下り、再び土樋割峠(どびわりとうげ 630m)まで登り返してきた。掛かった時間は約1時間。 舗装道路を歩くのも、結構時間がかかるものだ。

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土樋割峠の標識

ここから、標高差60mほどの目の前の丘を登ると、そこが東おたふく山の山頂だ。

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東おたふく山への登山道

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東おたふく山の山頂 (標高697m)

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東おたふく山の山頂から大阪方面の眺め

山頂付近の草原には、ほかに登山者が1名、のんびりと座っているだけ。十分距離をあけて私も座り、ここで昼食。

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東おたふく山の山頂付近の草原

ふっくらバーガー 96円、あんぱん 69円、エナジーゼリー 54円 の計219円。

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山頂で昼食

東おたふく山から雨ヶ峠

山頂でのランチタイムを15分間すごしてから、雨ヶ峠に向けて下る。このコースは、山頂付近の草原の中を下っていく気持ちの良い道だ。

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東おたふく山の草原と、左手の稜線上に見える六甲山最高峰に立つ自衛隊の通信鉄塔

ここには2人の登山者が休憩していただけで、更に途中で2人とすれ違った程度の閑散さ。草原の中腹付近から、山頂方向を振り返って写したのが上の写真、進行方向の雨ヶ峠を向いて写したのが下の写真。 大阪の自宅からも見えるくらい、広い広い草原だ。

その緩やかな草原を15分ほど下る。

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東おたふく山の草原と、六甲無線中継所のある西おたふく山

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東おたふく山の山頂付近の日陰に咲くタチツボスミレ

雨ヶ峠で、芦屋から六甲山頂を通り、有馬に向かう主要登山道の「魚屋道」(ととやみち)に合流する。

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雨ヶ峠には、たくさんの登山客がいる

さすが、主要登山道なので多くの登山者が居る。 公園でジョギングではなく、登山を選んだ人たちだろうか…。 高校生くらいのグループも居て、自粛を求められていない屋外スポーツに多くの人がやって来ているのだろう

雨ヶ峠から五助堰堤へ

山と高原の地図(ヤマレコ版)では、雨ヶ峠から住吉道に続くショートカットがあると書かれているが、標識が見つからず道の入口がわからない。

少し回り道になるが、いったん六甲山方向へ向かい、本庄第三堰堤で住吉道(有馬道)に入る。

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本庄第三堰堤で魚屋道と住吉道が分岐する

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少し日陰に咲いているシソ科のニシキゴロモ

本庄第三堰堤の分岐から5分ほど歩くと、雨ヶ峠への分岐点。こちら側には標識があるが、雨ヶ峠側には標識は見つからなかった。一体どのあたりに合流しているのか、またいつか確認してみよう…

道は、谷底でも尾根でもなく、中腹をトラバースして住吉川の流れる谷をどんどん下っていく。この谷は、大月断層に沿って出来た逆断層の切れ落ちたところを、川が削ってできたものだ。

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右側が住吉川の谷、左側の尾根の向こうは黒五谷がある

西おたふく山からの道が合流する手前100m地点の標識のわきに、気になる看板が

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西おたふく山からの道が合流する手前100m地点の標識

“20メートル先に1938年7月6日、阪神大水害で流された「右有馬道」と書かれた石の道標があります。見てやって下さい。休憩所もあります”

という気になる看板がある。登山道から少し外れて、大水害で流されてきた道標が横たわっている。

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阪神大水害で流されてきた「右有馬道」の道標

登山道に戻りしばらく歩くと、西おたふく山から降りてきた道が合流する渡渉地点。この渡渉地点は、住吉川の右岸と左岸の登山道が合流する場所でもある。

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住吉道に西おたふく山からの道が合流する渡渉地点

ここでは川を渡らず、左岸側の道を下り続ける。 西おたふく山から下山してきたトレイルランナーに、さっそうと抜き去られる。

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住吉川を渡渉するトレイルランナー

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コバノミツバツツジが咲く住吉道

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日当たりの良い登山道に咲くニガナ

まもなく、住吉道は石畳で舗装された「凸凹で歩きにくい」道になる。 江戸・明治期には、この石畳が「高級な」舗装だったのだろう。

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住吉道と打越峠へ続く道の分岐点 (このあたりの道は、石畳で舗装されている)

本庄第三堰堤の分岐点から歩くこと約50分、五助堰堤に到達。堆砂池のせせらぎに架かる木橋を渡る。

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五助堰堤 堆砂池の木橋

堆砂池は砂で満杯のようだ。この砂防堰堤は、砂を貯める余力がもう無く寿命が尽きているようにも見える。

五助堰堤の堆砂池あたりでは、登山ではなくハイキングでやって来ている軽装の人たちを何人か見かける。 近隣の住宅街の人にとって見れば、単なる公園レベルの場所なのだろう。

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シソ科のカキドオシ

カキドオシが日当たりの良い堰堤の堆砂池に咲いていた。

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五助堰堤

五助堰堤から住吉台へ

ここからは、ほぼ舗装された管理道を住吉台の住宅街へ向けて歩く。

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木陰に咲くニチニチソウ

送電線の工事を行う、電気工事会社きんでんのワゴン車が何台も管理道に停車している。 ほぼ舗装されていると言っても、所々は路面に小さな岩が転がる悪路。よく普通のワゴン車で登ってこられるものだ。

JRさくら夙川駅を出てから約4時間30分、15kmを歩いて新興住宅街の住吉台 エクセル東バス停に到着。 マイクロソフト宣伝かと思うような地名だ。

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住吉台 エクセル東バス停

20分に1本走る小型の路線バスに乗り、下山。 バスは新興住宅街のくねくね曲がる急な坂道を起用に進んでいく。さすが小型バスだ。乗客は数人。新型コロナウイルス対策で、窓はほぼ全開で気持ちの良い風が吹き込んでくる。

■ みなと交通 エクセル東バス停 13:30発 → JR住吉駅前バス停 13:45着 (運賃210円)

本住吉神社(JR住吉駅前)から阪神御影駅前まで、西国街道を歩く。

御影駅付近にの沿道には飲食店がいくつもあるが、半数程度は営業自粛で閉まっている。 開いている店も、収益が上がるほど客が来るのだろうか…。

復路の阪神電車も、往路のJRと同じくほとんど客が居ない。 繁華街の梅田や三宮の商店が自粛でほぼ休業なので、列車に乗る人も激減なのだろう。

■ 阪神 御影駅 13:56発 → 14:13着 尼崎駅 14:19発 → 野田駅 14:24着 (運賃290円)