01 June 2019

大阪市立大学 理学部附属植物園

生駒山系の最北端にある「大阪市立大学 理学部附属植物園」に行ってきた。

■ JR東西線 区間快速 新福島駅 11:42発 → 河内磐船駅 12:14着 (390円)

20190601-kawatiiwafune-stn.jpg
JR河内磐船駅

植物園は、河内磐船駅の南1.5kmの場所にある。

自宅からなら京阪電車という選択肢もあるが、京都観光のガイジンが大量に乗っていて着席不可の可能性が高く、現地で1kmほど余計に歩いてもJRのほうが楽だ。

20190601-sidai-botanicgarden-map.jpg

河内磐船駅から南へ。京阪電車の線路に沿って250mほど歩くと、京阪河内森駅がある。田園地帯でいくらでも土地があるのに、乗換駅がこんなに遠いのは「乗り換えさせないための嫌がらせ」でしょうか。

20190601-kisaichi.jpg
河内森駅付近から見た私市と生駒山系最北端

畑や水田の間を古くからの道が走り、農家の建物がポツポツと並んでいる。所々の水田はぶっ潰されて新興住宅も建っている。

水田は代かきと田植えの時期で、まさに水を張った水田に田植え機で田植えをしている所が多い。

私市駅付近で磐船街道を横切ると、すぐ目の前が植物園の入口だ。 磐船街道は枚方と大和を結ぶ古くからの街道で、天野川に沿って生駒山系最北端の磐船峡を通って南へ続いている。

20190601-amanokawa.jpg
植物園前の天野川(天の川)

この辺りでは、天野川のことを「天の川」(あまのがわ)と呼んでいるようだ。

Wikipediaによれば、“ 流域には、七夕伝説に関わりのある地名や史跡等が多く残る ” そうだ。

植物園入口の事務所で350円払って入場。 ここは観光施設ではなく、理学部の研究植物園なので、入場券やパンフレットは無い。 事務所で簡易マップと開花情報のA4用紙をもらう。 細かく情報が書いてあり、さすが研究機関。

20190601-sidai-botanicgarden01.jpg
園内地図(2019/05/29現在)

グレーで着色されているところは、2018年9月の台風で倒木等があり閉鎖されているところ。 敷地の半分くらいが、今現在も復旧出来ていないようだ。 学術部門には、ほとんど予算が投入されないのだろう。

20190601-sidai-botanicgarden02.jpg
開花情報(2019/05/29現在)

ここは「樹木」を収集栽培しているところなので、見どころは“花ではなく 珍しい樹木”

熱帯植物

20190601-yashi01.jpg
カナリーヤシ(中央)、ヤタイヤシ(右奥)、ブラジルヤシ(左奥)

カナリーヤシは、別名「フェニックス」。公園などによく植えられている

20190601-syuro.jpg
チャボトウジュロ

欧州(地中海沿岸)に自生する唯一のヤシ科植物だそうだ

20190601-itoran.jpg
イトラン (リュウゼツラン科)

北アメリカの樹木とメタセコイア

20190601-yurinoki01.jpg
ユリノキ

東部北アメリカのモクレン科の樹木で、日本国内の公園などによく移植されている。

20190601-yurinoki02.jpg
ユリノキの葉

20190601-akisinonomiya-sisatu.jpg
2017年6月の秋篠宮殿下ご視察を記した看板

“ 皇居吹上御苑にあるメタセコイアは、日本に最初に導入された苗木から育てられたものです。 皇室とゆかりの深いメタセコイアの木などをご観察になりました ”

20190601-metasequoia01.jpg
メタセコイア

“当初、「化石」として発見されたために絶滅した種とされていたが、1946年に中国四川省磨刀渓村の現生種が発見された。「生きている化石」と呼ばれることも多い ”

20190601-metasequoia02.jpg
メタセコイアの葉

20190601-sequoia01.jpg
セコイア

アメリカ合衆国西海岸の海岸山脈に自生する、スギ科(またはヒノキ科)の樹木。 素人には、セコイアとメタセコイアは似てるとしか言いようがありません。

20190601-sequoia02.jpg
セコイアの幹と葉

20190601-americamansaku01.jpg
アメリカマンサク

20190601-americamansaku02.jpg
アメリカマンサクの葉

20190601-momijibafu.jpg
モミジバフウ

北アメリカ東部に自生し、日本の街路樹に移植されている。葉は似てるが、モミジ(ムクロジ科)とは全く違う、フウ科の植物。

スギ、ヒノキ

20190601-sugi01.jpg
スギ

20190601-sugi02.jpg
スギの葉

20190601-nagoyasugi01.jpg
ナゴヤスギ

20190601-nagoyasugi02.jpg
ナゴヤスギの葉

20190601-yosinosugi02.jpg
ヨシノスギの葉

スギはどれも似てます。樹皮はかなり違うので、そちらで見分けるのでしょうかね

20190601-taiwansugi01.jpg
タイワンスギ

20190601-taiwansugi02.jpg
タイワンスギの葉

20190601-deutztouhi.jpg
ドイツトウヒの葉

このあたりまで遠くの国の品種になると、流石に見かけも違います。

20190601-himarayasugi.jpg
ヒマラヤスギ

日本固有種

20190601-baribari.jpg
バリバリノキ

クスノキ科の日本固有種

20190601-urajirokasi01.jpg
ウラジロガシ

ブナ科の樹木。本州の低山に広く自生。

20190601-urajirokasi02.jpg
ウラジロガシの葉

20190601-hoonoki.jpg
ホオノキ

モクレン科のこの樹木も、本州の低山に広く自生。

20190601-aburagiri.jpg
アブラギリの花

水生植物

20190601-hitujikusa.jpg
ヒツジグサ

ハスではなくスイレン科の水草です。下の2つも、同じくスイレンです

20190601-suiren02.jpg
レイデケリ・ロゼア

20190601-suiren03.jpg
アンドレアナ

20190601-syoubu02.jpg
花菖蒲 春日

20190601-syoubu01.jpg
花菖蒲 翠月

20190601-dokuseri.jpg
ドクゼリ

Wikipediaによれば、“ドクウツギ、トリカブトと並んで日本三大有毒植物の一つとされる” セリ科の植物。

20190601-mikuri.jpg
ミクリの花

花なのか、実なのか…。Wikipediaでは、これは「実」と出てますね。

帰宅

往路と同じ経路をたどり、JRで帰宅。河内磐船からなら余裕で着席できるが、四條畷から先は立ち席が出るくらいの満員です。

■ JR学研都市線 快速 河内磐船駅 14:40発 → 新福島駅 15:15着 (390円)