WifiとBluetoothの双方の機能を併せ持ったUSBアダプタを、eBayで購入した。
COMFAST CF-WU725B
価格は4.95EUR (646円)と、この手のアダプタの中では高価な方だ。
Ubuntu 16.04で、USBポートに差し込むと次のように認識される
$ lsusb Bus 001 Device 007: ID 0bda:b720 Realtek Semiconductor Corp.
ドライバはOSカーネルに含まれていないため、ドライバの入手先をGoogle検索。
GitHubのlwfinger/rtl8723buに掲載されているドライバをインストールすれば使えるようなので、試してみる。
ソースコードの入手は、ドライバのwebページに書かれている通り、次のコマンドで行う
$ git clone https://github.com/lwfinger/rtl8723bu.git $ cd rtl8723bu
ドライバは、デフォルトで「無線LAN子機モード」と「無線LANアクセスポイント モード」の2つが有効化されている。通常は「子機」として使うので、もう一方の「アクセスポイント」機能を無効化するには、Makefileの次の行をコメントアウトする。
Makefile
〜 ここまで省略 〜
EXTRA_CFLAGS += -Wno-unused-function
EXTRA_CFLAGS += -Wno-unused
# EXTRA_CFLAGS += -DCONFIG_CONCURRENT_MODE
ccflags-y += -D__CHECK_ENDIAN__
〜 以下省略 〜
ソースコードのビルド作業と、ドライバのインストール
$ make $ sudo make install $ sudo modprobe -v 8723bu
dkmsに対応させる
カーネルのアップデート時に自動追従するよう、dkmsで管理されるようにする。
GitHubのlwfinger/rtl8723buに掲載されている通りに、登録すれば良い
まず、dkms.confに書かれている環境変数を読み込んでから
$ source dkms.conf
ソースコードを /usr/src/
にコピーしたのち、dkmsライブラリに登録するのを次のコマンドで行っている。 環境変数を展開して考えたほうが、見やすいかな…
$ mkdir /usr/src/$PACKAGE_NAME-$PACKAGE_VERSION $ cp -r core hal include os_dep platform dkms.conf Makefile rtl8723b_fw.bin /usr/src/$PACKAGE_NAME-$PACKAGE_VERSION $ dkms add $PACKAGE_NAME/$PACKAGE_VERSION $ dkms autoinstall $PACKAGE_NAME/$PACKAGE_VERSION