外部センサーで検知した温度を表示し、さらに温度条件でリレーを作動させることなどができる、温度調節器(指示調節器)をテストした。
サーミスタ方式の激安リレー基盤
eBayで、約300円で売られている温度調節器。SP値を1点設定できて、リレー1個を作動できる。
Digital display intelligent temperature controller XH-W1209. Specifications: LED color: blue Temperature range: -50-110℃ Temperature control mode: ON / OFF Resolution at -9.9 to 99.9℃: 0.1℃ Resolution at all other temperatures: 1℃ Control accuracy: 0.1℃ Hysteresis accuracy: 0.1℃ Refresh rate: 0.5 seconds High temperature protection: 0-110℃ Supply voltage: DC 12V Static current: ≤35mA, attract current ≤65mA Measurement input: NTC (10K 0.5%) waterproof sensor Operating temperature: -10 ~ 60℃ SP値設定: Press the "SET" button, the display flashes the temperature; Press " + or - " to set the desired temperature (long press " + or - " to quickly increase or decrease); After setting press SET to confirm return; 機能設定: long press "SET" to enter into setting
Code number | Code | Set range | Factory setting |
P0 | Cooling / Heating | C/H | C |
P1 | Hysteresis Setting | 0.1-15 | 2 |
P2 | Highest Setting Limit | 110 | 110 |
P3 | Lowest setting Limit | -50 | -50 |
P4 | Temperature Correction | -7〜7℃ | 0 |
P5 | Delay Start Time | 0-10 Minute | 0 |
P6 | Key Tone Switch | 0-110 | Off |
NTC 10Kサーミスタの抵抗値計算
実際に、15℃程度の室温でサーミスタの抵抗値を測定すると、14.8kΩ。理論的な計算値で描いたグラフの15℃付近の値にだいたい一致している。
実際に指示調節器を使ってみた
PV温度表示、SP値設定、リレーの開閉、機能設定全て問題なく動く。300円で、なかなか良く出来た基板だ。
工業用デジタル温度調節器
azbilの指示調節計SDC-R31にK型熱電対を取り付ける。 工業用の温度調節器はリレー接点だけでなく、アナログ入出力なども持つ多機能性が売り。その代わり、安いものでも値段は7,000円以上はする。
パラメータの設定は C04(PV入力レンジ)を「2」(K型熱電対 0℃〜800℃)に設定している。
接続し表示確認した熱電対は2種類が各2本ずつ。 室温程度のところを測る熱電対部分がむき出しのものと、高温の配管に取り付けるタイプのもの。
氷点下から1000℃くらいまでの幅広い温度を検出できるのと引き換えに、若干の誤差はあるようだ。室温15℃程度のところで測定したところ、±1℃くらいの誤差があるようだ。
JIS C 1602-1995の規格では、-40℃〜375℃の間では±1.5℃の誤差が許容されているので、それほどシビアな精度を求めてはいけないもののようだ。