02 June 2017

UbuntuでGoogleドライブをマウントするgoogle-drive-ocamlfuse

UbuntuでGoogleドライブをマウントするgoogle-drive-ocamlfuseを使うと、ファイルの「実体ファイル」がローカルディスク内に同期されるのではなく、「シンボリック・リンク」が見えるようになるだけなので、ローカルディスクの消費を気にせずに使うことが出来る。

インストール

google-drive-ocamlfuseの公式ページ(https://github.com/astrada/google-drive-ocamlfuse)の、インストール方法に沿ってインストールを行う。

sudo add-apt-repository ppa:alessandro-strada/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install google-drive-ocamlfuse

初回起動時は、デフォルトのGoogleアカウントを用いて基本設定が行われる。設定ファイルは ~/.gdfuse/default に保管される。

Googleアカウントの認証を行うため、firefoxやchromeなどのブラウザが自動的に起動され、認証画面が表示されるので、画面通りに認証作業を完了する。

単一アカウントで使う場合

マウントポイントのディレクトリを作成し、

mkdir /home/user/MOUNT_POINT

Googleドライブをマウントする

google-drive-ocamlfuse /home/user/MOUNT_POINT

複数のアカウントで使う場合

2つ目以降のアカウントは、 -label [ACCOUNT]スイッチで切り替えて使う

google-drive-ocamlfuse -label USER_2 /home/user/MOUNT_POINT_2

これらのアカウント情報は、 ~/.gdfuse ディレクトリ内に、アカウント名のサブディレクトリ( ~/.gdfuse/ACCOUNT/ )で管理される。

なお、 -label [ACCOUNT]スイッチ抜きで起動すると、インストール時のデフォルトアカウント( -label default)をマウントする。

アンマウント

fusermount -u /home/user/MOUNT_POINT

Googleドライブの特定のディレクトリを接続する

~/.gdfuse/ACCOUNT/config を編集し、次の箇所にディレクトリIDを指定する。ディレクトリIDは、WebでGoogleDriveを表示した時、そのディレクトリを選択した状態でURL欄に表示されている末尾の文字列

~/.gdfuse/ACCOUNT/config
〜 省略 〜
read_only=false
root_folder=1MEdRFDe2ur0PDTLBCgie88X9jBvAgv69
shared_with_me=false
〜 省略 〜

接続するディレクトリを切り替えたときは、キャッシュファイル ~/.gdfuse/ACCOUNT/cache/cache.db ファイルを削除すること。