遅咲き品種の八重桜であるのに加え、ここは地上より気温が10度近く低いとされ、桜などの開花時期全般が遅くなっているという。
愛宕神社から月輪寺へ
愛宕神社の本殿鳥居に続く階段の登り口に、月輪寺と書かれた石柱が建っている。ここを入るとすぐに山道となる。
愛宕神社前より分岐した山道は、すぐに月輪寺方面への分岐路に差し掛かる。ここには、次のような看板が取り付けられていて、夜間登山を禁止している。
愛宕神社より約3分、標高約870m。 上の写真の中央付近に写っている池は、広沢の池。
いきなり岩がゴロゴロした急な坂道が始まる。ここを抜ければ、丸太で創った階段などがある、一般的な山道になる。
愛宕神社から月輪寺までの間には、所々にミツバツツジが咲いている。ほとんどの木は満開を過ぎて、登山路に赤紫の花びらを散らしていた。
広葉樹は新芽の季節。愛宕山登山ルートは、春の花は少ないが、新緑が綺麗だ。
月輪寺
■ 月輪寺 10:52到着
愛宕神社から歩くこと約35分、標高570m付近に月輪寺がある。空也、法然、九条兼実などのゆかりの寺とされていて、8世紀頃に建立されたとされる。
この寺あたりで10人ほどのハイキングの客とすれ違った。 表参道と比べ、こちらの道を進んでくる参拝客は少なめ。
月輪寺から空也滝へ
ひたすら坂道を降りていく。そのうち、堂承川の水の音が近づいてくると、舗装道路に出る。
”つらくとも こらえて登れ皆の衆 大師聖人にあうと思えば”
■ 堂承川・大杉谷川合流点 (月輪寺コース入口) 11:33到着
愛宕神社から約78分、標高約190mの位置で山道から舗装道路に出る。ちょうどこの地点で、堂承川に支流の大杉谷川が合流している。標準的なコースタイム設定が110分なので、下りはかなりスピードアップで降りてこれたということだ。
空也滝
清滝から出るバスの時刻は、毎時0分と30分。12時30分のバスに乗る予定なので、まだ1時間近く余裕がある。 登山道の傍らに「空也滝」と書かれた石柱が立っている。
地図を当たると、空也滝はすぐ近くのようだ。大杉谷川に沿って、坂道をほんの少し登って行くと空也が修行をしたと言われている空也滝がある。 高さ約12mの滝は、京都市内では最大の滝だそうだ。
堂承川・大杉谷川合流点から約9分、標高差約50m登ることで空也滝に到着。
5月初めなのに、最高気温が28℃と結構暑い天気。しかし、滝の近くはひんやりと涼しい。 ここは、信仰篤い人が滝に打たれる修行をする場所らしい。
清滝から大阪へ
堂承川・大杉谷川合流点から約25分で、清滝バス停まで戻ってくる。
■ 清滝 12:30発 → 阪急嵐山駅前 13:04着 (阪急バス,230円)
■ 嵐山 13:14発 → 桂 13:22着, 13:28発 → 阪急梅田 14:03着 (阪急電車,400円)