これから夏に向かって、北西向きの窓には午後3時頃から水平線(地平線)に太陽が沈むまで、強烈な日差しを遮る必要がある。 100円均一で売っているアルミ保温シートが最も効果あるが、全ての窓にこれを貼ってしまうと全く外の景色が見えない…
引違い窓(中桟あり)の4枚のガラス面のうち、1枚を遮光フィルムで景色が見える状態にしておきたい。去年は明和グラビアのGPR-9280(若干ブラウンの色を帯びた透明タイプ)を貼ってみたが、ほとんど効果がなかった。
今年は、ラッピングバスなどの窓に張られているような、メッシュ模様(?)のような窓用フィルムを貼ってみる。
窓飾りシート(省エネタイプ) GPR-9281購入
ホームセンター コーナンで、1mあたり1,780円で売られていたので、窓1/4に必要な幅92cm×長さ70cmにカットしてもらった。(1,780円×0.7m = 1,246円 税別)
シートの内外面の模様は、こんな感じだ。
屋外側はシルバー、屋内側はブラック。透明な塩ビシートの、7〜8割位が銀色のメッシュ模様が印刷されていて、光が反射するから「遮熱」シートなのだろう。
製造メーカー 明和グラビアのカタログでは
色・模様 | 反射 | ガラスに吸収 | 室内に透過 | |
元のガラス | 8% | 4% | 88% | |
GPR-9280 | 透明 | 7% | 32% | 61% |
GPR-9281 | メッシュ銀(外)・黒(内) | 39% | 36% | 25% |
GPR-9283 | メッシュ銀(外)・銀(内) | 39% | 36% | 25% |
GPR-9291 | 透明スモーク | 7% | 69% | 24% |
こういう伝熱工学的な表現方法で、「吸収」というのはありえない。いったんガラスに吸収されても、その熱は対流(空気伝熱)や輻射(赤外線放射)で放散される。室内外に均等に放散されるとすれば
色・模様 | 反射 | 室内に透過 | |
元のガラス | 10% | 90% | |
GPR-9280 | 透明 | 23% | 72% |
GPR-9281 | メッシュ銀(外)・黒(内) | 57% | 43% |
GPR-9283 | メッシュ銀(外)・銀(内) | 57% | 43% |
GPR-9291 | 透明スモーク | 41% | 59% |
というふうに推測できる。だいたい、6割を遮蔽してくれると考えて良いようだ。
室内から室外を見た時の効果
室内側から見た窓の、左上が遮光フィルムGPR-9281貼り付け、左下が当初のガラスのまま、右上と右下がアルミ保温シート貼り付けとなっている。
フィルムを貼り付けた上半分、元のガラスのままの下半分で、同じように景色が見える。
室内側のフィルム面の印刷が「黒」なので、フィルム面が室内の光を反射することなく、屋外の景色を見ることが出来る。
室外から室内を見た時の効果
フィルムを貼り付けた上半分は、外光を反射して室内が見えなくなっている。
遮光の度合いを見る
上半分の GPR-9281を貼り付けた側の青空たより濃く見える。 カタログでは半分程度の光を遮光しているはずだ。
窓を半開きにした状態で、夕焼けが部屋の壁に差し込んだ状態を撮影した。左上のGPR-9281を貼った側が若干暗くなっているのがわかる。